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ジュビロ磐田のハッチンソン監督、カターレ富山に完敗で「飛行機も安全に着陸できるぐらいのスペースを空けてしまった」と嘆き

アットエス


ジュビロ磐田は3月9日、今季J2に昇格したカターレ富山と敵地で対戦しましたが、1−3の完敗を喫しました。磐田のハッチンソン監督は試合後の記者会見で「今日のポジティブなところは今日帰れるということぐらいしかない」と悔しさを露わにしました。

ハッチンソン監督「この基準では戦えない」

ー試合の振り返りを。
今日は富山が勝利に値するチームだった。非常にエネルギーを持って非常に良いパフォーマンスだった。ハードプレスを掛けてきて、セカンドボールも回収していた。この試合に勝つためのメンタリティを準備して、臨んできたのかなと思う。

我々は特に前半、我々が定める基準には全く程遠いパフォーマンスだったと思う。後半は良くなったが、J2で戦っていくレベルにまだ達していない。タフなリーグだが、我々はフットボールクラブとしてどうプレーしたいのか、どういうパフォーマンスを発揮するのかを見返さないといけない。本当にこの基準ではプレーできない。選手だけじゃなく、私も振り返らなければいけない。どういうトレーニングを進めたのか、自分自身も振り返りをしていきたい。

勝ち点を取れると思ってこういう試合に臨むと、こういう痛い目に遭うということ。本当に改善しなければならないところがたくさんある。

ー前半どのあたりがうまくいかなかったのか。どのあたりに物足りなさを感じているか。
意図を持ってプレーできなかった。キックオフのその瞬間から、ロングボールを蹴ってしまったり、チームとしての距離感も悪く、後ろに下がってしまってスペースを広く開けてしまったり。

今日のライン間のスペースだと、飛行機も安全に着陸できるぐらいの大きなスペースを空けてしまった。ギャップを広げてしまったなと思う。

メンタリティの部分で言うと、(磐田は)J1から降格したばかりのチームで、J1チームのように振る舞いたいのであれば、こういう試合はしてはいけない。ただ、明確にしておかなければいけないのは、これは私の責任ということ。私が選手を選んだし、私の責任で準備を進めてきたので、そこは明確にしておきたい。

ただ、前半は本当に良くなかったが、自分たちが良くなかったから勝てなかったとはあまり言いたくない。相手も本当に素晴らしいパフォーマンスを見せていて、我々を苦しめた。まさに相手が勝利に値するパフォーマンスを見せたと思っている。

ー後半開始から角昂志郎選手と金子大毅選手を入れたのは大きかったと思うが、采配にどんな意図があったか。
我々がいつもトレーニングしてるようなプレーを発揮するというところが交代の意図。クラブとしてどうプレーしたいのか。後半はよくやれたと思うが、守備のところは何もディフェンス陣だけではなく前から後ろまで望んでいる姿とは程遠いと思っている。

交代で入った2人は本当にインパクトを与えてくれたと思う。特に昂志郎はピッチにエネルギーもたらしてくれた。裏抜けも多く、ペナルティエリアにも入った。本当にいい選手だなと思うので成長が楽しみ。そういう意味ではハーフタイムから出た2人はよくやってくれたと思う。

ただ、今日のポジティブなところは今日帰れるということぐらいしかない。

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