こんなにあった、DCお蔵入り映画 ─ ジェームズ・ガン「もっとたくさんある」
DC映画の歴史は試行錯誤の歴史である──思わずそう言いたくもなってしまうほど、ワーナー・ブラザース&DCコミックスは数えきれないほどの企画を立ち上げ、残念ながら実現に至らないままお蔵入りとしてきた。
このたび、ひとりのファンがXにて「企画されていたが実現しなかったDC映画」を列挙するスレッドを作成。タイトルも関係者も壮観の並びである。
マイケル・キートン主演『バットマン3』ダーレン・アロノフスキー監督『バットマン・イヤーワン』クリストファー・リーヴ主演『スーパーマンIII』の初期構想版ニコラス・ケイジ主演『スーパーマン・リヴズ』J・J・エイブラムス監督『スーパーマン:フライバイ』ブランドン・ラウス主演『スーパーマン リターンズ2』ジョス・ウェドン監督『ワンダーウーマン』ジョージ・ミラー監督『ジャスティス・リーグ:モータル』2000年代『バットマンvsスーパーマン』実写版『ティーン・タイタンズ』2013年版『ザ・フラッシュ』キアヌ・リーブス主演『プラスチック・マン』レオナルド・ディカプリオ主演『アクアマン』『グリーン・ランタン』3部作構想デヴィッド・S・ゴイヤー脚本『グリーン・アロー:エスケープ』レイ・フィッシャー主演『サイボーグ』ジェイデン・スミス主演『スタティック・ショック』エイヴァ・デュヴァーネイ主演『ニュー・ゴッズ』ウィル・スミス主演『デッドショット』マーゴット・ロビー主演『ゴッサム・シティ・サイレンズ』ジャレッド・レト主演『ジョーカー』ギレルモ・デル・トロ監督『ジャスティス・リーグ・ダーク』ベン・アフレック主演・監督『ザ・バットマン』ザック・スナイダー監督『ジャスティス・リーグ2』
このスレッドには、新DCユニバースを統括するDCスタジオ共同会長兼共同CEOのジェームズ・ガンが「素晴らしいリストだ。(実際は)もっとたくさんある!」と回答した。
Great list. So many more too!
— James Gunn (@JamesGunn)
それもそのはず、このなかには旧DC映画ユニバースで開発されていたタイトルがいくつか含まれていないのだ。たとえばヘンリー・カヴィル主演『マン・オブ・スティール』続編や、ガル・ガドット主演&パティ・ジェンキンス監督『ワンダーウーマン3』、サッシャ・カジェ主演『スーパーガール』、ジョー・マンガニエロ主演『デスストローク』、そしてほぼ完成していたにもかかわらずお蔵入りとなった『バットガール(原題)』など──。
おそらく、ガンは誰にも知られていないお蔵入り企画をほかにも知っているのだろうし、現在もDCスタジオではあらゆる企画が検討されながら、きっと水面下で消えていっていると思われる。映画館で観られる作品は、さまざまな検討と挑戦を生き残って実現した、いわば企画の氷山の一角なのだ。