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幻のジョージ・ルーカス版ドラマ「スター・ウォーズ:アンダーワールド」、ダークでセクシーで暴力的な脚本だった ─ 製作していたら「ディズニーも買収しなかった」レベル?

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や「アソーカ」など、『スター・ウォーズ』は現在ディズニー傘下にてドラマシリーズを積極的に展開中だ。実は『スター・ウォーズ』ルーカルフィルムがディズニーに買収される以前、ジョージ・ルーカスも実写ドラマシリーズの製作準備を進めていたが、お蔵入りになっていたことがある。タイトルは「スター・ウォーズ:アンダーワールド(Star Wars: Underworld)」だ。

幻のルーカス版ドラマ「スター・ウォーズ:アンダーワールド」の存在はこれまでも公に語られており、2005年にはルーカス自身がセレブレーション・イベントの壇上で内容を予告していた。時代設定は『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間。「アンダーワールド」との副題の通り、マイナーキャラクターを中心に『スター・ウォーズ』銀河の裏社会を描くものとされた。最終的には、製作費の問題で頓挫している。

プロデューサーを務めていたリック・マッカラムはポッドキャスト番組に登場し、この幻の企画を述懐。「脚本は60本くらいあったと思います。第3稿くらいでしたね」と振り返り、それらは「世界中から最も優秀な脚本家たちを集め」て書かれたものだったと話している。

「ダークなものもありましたし、セクシーなものや暴力的なものもありました。実に素晴らしく、複雑で、挑戦的な脚本でした」。マッカラムによれば、その内容は「『スター・ウォーズ』ユニバースそのものを吹き飛ばすようなもの」で、もし製作していたら「ディズニーがジョージにフランチャイズ買収を持ち掛けることは絶対になかったでしょう」とも笑っている。

「アンダーワールド」が頓挫したのは「人生最大の落胆」だったと、マッカラムは今も悔しがっている。「問題は、各エピソードが映画以上の規模になってしまったこと。当時のテクノロジーでは、1話あたり最低でも4,000万ドルでした」。

「アンダーワールド」は頓挫したが、その影響は後続の作品に受け継がれている。例えばアニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」は、本作のアイデアに影響を受けているし、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のコンセプトも当時作られていたものだ。また、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のいくつかの場面も、「アンダーワールド」で計画されていたものの発展であるという。

ドラマ「キャシアン・アンドー」は、『スター・ウォーズ』銀河の裏社会での知られざる戦いを描く骨太なスリラー・シリーズで、まさにエピソード3とエピソード4の中間を描く作品だ。シーズン2はで2025年4月23日より配信開始。

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