【衝撃再び】あのガリガリ君コンポタ味を自宅で再現できるのか? 割るだけスープで挑戦してみたら…
突然ですが、問題です。
昔話題になった赤城乳業の「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ」。このアイスが発売されたのはいつでしょうか?
正解は2012年9月!
発売からもうすぐ13年になるって……そんなに前だったっけと驚きを隠せないのは私だけではないだろう。
あのときの衝撃、今でも覚えている。だって「コーンポタージュ味のアイス」だよ?
ふざけてるようで、妙に完成度が高かったことで、ちょっとした社会現象となっていた。
というわけで今回は、あの衝撃の味を自宅で再現できないか? という野望のもと、あるアイテムを使って実験してみることにした。
・使ったのは「割るだけスープ コーンスープ」
子どもたちがコーンスープ好きなこともあり、我が家では時々お世話になっている「割るだけスープ コーンスープ(298円)」。
粉末ではなく液体タイプで、水やお湯で割るだけで完成する優れもの。
特に牛乳で割るとコクが増して、個人的にはそっちがおすすめ。
今回はこのスープを使って、かき氷スタイルで「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ味」の再現を試みた。
・まずはスープを凍らせてみる
パッケージの指示通り、1:10の割合でスープを水で割り、しっかり混ぜていく。
かき氷の専用容器に注ぎ、冷凍庫へ。
アイスキャンディー型で作るのもアリでは?と思ったけれど、沈殿しそうな予感がしたことと“ガリガリ食感”を出したかったという理由でかき氷スタイルをチョイス。
一晩冷やして翌日、取り出してみたら……しっかり凍ってる!
ただし、やはり少し沈殿している様子もあり。
見た目は若干ムラがあるが、今回はかき氷機で削る方式だから、混ざれば問題ない。
・かき氷にして、いざ実食!
ガリガリガリ……と削る。
削り残った欠片はおしゃれに(?)盛り付けて、気になるお味は……
ん? ……うん?? ……これは……!
「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ」だーーっ!!
ちゃんと、記憶の中にあるあの甘じょっぱさと、とうもろこし感のハーモニーが広がる。
コーンスープなのにかき氷。
不思議だけど、なぜか成立してしまう……。違和感と納得がせめぎ合うこの感じ、まさにあの衝撃の味。
味の正確な再現度はさておき、雰囲気の再現度はかなり高い。
でも、本物の「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ」を開発した赤城乳業の中の人たちの汗と涙の努力を思えば、そう簡単に再現できるはずがない。
これを商品として成立させるには、甘さと塩気のバランス、食感、香り……それらを氷菓子として成立させるために、きっと何度も何度も壁にぶつかったはずだ。
考えれば考えるほど、改めてすごい。
・もし口に合わなくても安心
せっかくなので家族にも食べてもらった。
感想は、「うん、わかる」「たしかにあったよね、こういう味」とのこと。再現度については、かなり高評価をもらえた。
ただし「おいしいかどうかは、また別の話」との指摘も。確かに、「暑い日に食べたいか」と聞かれれば微妙なところだけど、どこかのレストランの口直しっぽい雰囲気があるのもまた面白い。
ちなみにこのかき氷、万が一「口に合わないかも」となった場合でも心配はいらない。凍らせたものを再び溶かせば、普通のスープに戻せるのだ。
・結論:この夏、試してみる価値アリ!
というわけで、自宅で「ガリガリ君リッチ コンポタ味」を再現するチャレンジは、かなりそれっぽい味になったという結果に。
まだまだ暑い夏、ちょっと変わった氷菓子で涼をとりたい人は、ぜひ一度挑戦してみてほしい。
参考リンク:リケン 割るだけスープ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.