子どもたちの夢がカタチに 10月20日、茅ヶ崎市役所前で「こどもマルシェ」
子どもたちが手作りした製品や企画したゲームなどを、実際のお金を使いながら販売・体験できる「ちがさきこどもマルシェ」が10月20日(日)、茅ヶ崎市役所前広場で開催される。実行委員会では「子どもはもちろん、大人もワクワクしながら楽しんでもらえるイベントにしたい」と話す。
イベントには5歳から14歳までの67人が、個人やグループで参加する。当日は2部構成で午前の部(10時から正午)、午後の部(1時から4時)に合わせて32店が出店。手作りアクセサリーや髪飾り、フォトスタンド、サンキャッチャー、ステッカーなどが販売されるほか、ミサンガづくりや射的といったワークショップも行われる。また、自らプログラミングしたゲームが体験できたり、昆虫が好きな小学生3人による「昆虫になりきれる体験」ができるブースなど、ユニークな企画もあるという。
子どもの出店を取り囲むように、大人のキッチンカーや物販の出店、ワークショップブースなども設けられる。実行委員会の金子有希さんは「子どもたちには、自分が考えたことを表現する喜びや難しさを知ってもらうとともに、プロとして活躍する大人の姿から『本物』を感じてもらえたら」と話す。
3年前にスタート
こどもマルシェは、3年ほど前から金子さんが中心となり、店舗のガレージやギャラリーなどを会場に開催してきた。
回を重ねるごとに参加する子どもが増え「次も出店したい」という声が大きくなっていったことから、市役所前広場での開催を企画した。
その後、別のイベントで知り合った、市内で「未来のこども食堂」を運営するhachiさん、ヨガインストラクターの山下綾乃さんが実行委員会に加わり、今春から準備を進めてきた。
今月初めには参加者による「こども会議」を開催。企画をほかの参加者や大人たちに「プレゼン」する機会もあった。hachiさんは「主役は子どもでも大人がしっかり関わることで、実現までの過程も大切にできたら」とし、山下さんは「人とのつながりを増やすことで、自分が暮らす地域をもっと好きになってほしい」と話す。
金子さんは「自分がしたことで誰かに喜んでもらえる。お金だけでなくそうした価値についても考えてもらえたら」と話している。
雨天の場合は11月30日(土)に延期となる(18日に決定)。詳細は実行委員会のインスタグラム(chigasaki_kodomo.marche)で確認を。