阪神8000系が「赤胴車」デザインに!3~4年かけて順次変更
「赤胴車」が復活する!
阪神電気鉄道は3日、急行用の8000系を「赤胴車」デザインに変更すると発表しました。
8000系は1984年に「バーミリオン」「クリーム」のツートンカラー、いわゆる「赤胴車」の愛称で親しまれるデザインで運行を開始しました。同社は2001年から2015年にかけて8000系のリニューアル工事を実施。そのさい、当時の最新型である9300系にあわせ、現在のデザイン――上部「プレストオレンジ」・下部「シルキーベージュ」に変更しています。
今回のデザイン変更は、開業120周年関連施策として行われるものです。2020年6月に武庫川線で運行を続けていた7990・7890形が引退し、いわゆる阪神の「赤胴車」は全廃してしまいましたが、急行用車両の伝統色としてファンから根強い人気があったのでしょう。同社は「赤胴車」全廃後、多くの利用者から復活の要望を受けていたことから、車内で検討を重ねて実施が決まったと経緯を明かしています。
8000系は同社の最大勢力を誇る急行用車両であり、19編成が阪神本線・神戸高速線・山陽電鉄線(西代~山陽姫路間)で活躍しています。デザイン変更の対象は8000系全19編成。2025年から3~4年をかけて順次施行するとしており、ことし5月下旬頃から第1編成(8215編成)が運行を開始する予定です。