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『キャプテン・アメリカ:BNW』に政治的な見方?「2時間の逃避です」と監督が娯楽性伝える ─ アンソニー・マッキー「ジョギングからキャップに、これぞアメリカン・ドリーム」

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(MCU)は見方によっては政治的な含みを持つ映画だ。劇中では、ハリソン・フォードが演じるアメリカ大統領のサディアス・ロスが講演中に銃で襲撃される場面があるほか、怒れるレッドハルクと化して暴走する展開を迎える。

現実世界では共和党のドナルド・トランプが第47代アメリカ大統領として再選を果たしたばかりか、2024年7月には選挙集会中に銃撃される事件もあった。遅くとも2021年に脚本執筆を始めている本作が現実世界と重なっているのは偶然で、驚いたのは製作陣の方だろう。そのほか、劇中の描写を現実に重ねて指摘する声は多い。

監督のジュリアス・オナーは本作の米プレミアでに対し、あくまで娯楽作品として政治的な見方は無用であるとの言葉を預けている。「本作は2025年最初の大作映画です。この物語は、世界中の観客が一緒に楽しめるものを作るものでした。ヴィブラニウムの翼で飛び回る男が、レッドハルクと戦うお話です」。

オナー監督は「あらゆることから逃避できる2時間の映画として作りました」と続けており、劇中の描写に政治的・地政学的な他意を込めていないことを示唆している。「この物語を楽しく伝えたかった。物語にハートを持たせたかったし、それこそがキャストやクルーたちが傾注したことです」。

もちろん、映画から比喩や風刺を見つけることで物語の印象を深めて堪能することは全く制限されておらず、いつもながら観客の自由に委ねられている。製作陣が本作の宣伝に際して、政治的な駆け引きから距離を置こうとしているというだけだ。

主演のアンソニー・マッキーは、演じたサム・ウィルソンの成長ぶりを祝福している。「本作では、最高の映画を作るためにマーベルが最高の脚本と最高のキャストを与えてくれたことが素晴らしいと思います。現在のユニバースでのサム・ウィルソンのことが誇らしいです。ジョギングに出かけた男がキャプテン・アメリカになっちゃうなんて、まさにアメリカン・ドリームですよ」。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は絶賛公開中。

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