愛猫のために購入を迷ったら…慎重に検討したい『大型・高額な猫用品』4選
1.キャットタワー
室内飼育の猫は運動不足になりやすいです。そのため、基本的にキャットタワーはオススメの猫用品です。
しかも、猫はもともと自然の世界で生きていた動物なので、上下運動ができるキャットタワーは、スペースの有効利用もできます。
しかし、せっかくキャットタワーを買っても、愛猫が使ってくれないということもあります。またサイズ感が合わずに後悔することもあるので慎重に商品を選びましょう。
サイズ感
設置する部屋のスペースに対して、大きすぎると生活に支障をきたします。
逆に小さくても猫が乗らない可能性もあるので注意しましょう。特に大型の猫種の場合は、華奢なキャットタワーを敬遠することもあるので、猫のサイズも考慮する必要があります。
素材
キャットタワーは木製や布製など商品によって素材が異なります。素材によっても猫が使ったり使わなかったりするため、あらかじめ愛猫が好む素材をリサーチしておくと失敗しにくくなります。
また、高いところに上るのが好きなタイプの猫には、ポール部分が爪研ぎ素材でできているものがおすすめ。愛猫の動きを想定して、できるだけ気に入りそうなタワーを選んであげてくださいね。
アクセサリー
キャットタワーにはステップや透明ボウル、ハンモックに猫ベッドなど、付帯するものがそれぞれ異なります。特にステップの面積や設置されている間隔なども重要で、猫によっては「乗りにくい」と感じるものもあります。
キャットタワーは数千円で買えるものもありますが、大きなタイプを求めると1万円~2万円。さらにこだわりの商品の場合は10万円以上もしますし、設置や解体の手間もかかります。購入する際は慎重に選びましょう。
2.全自動トイレ
猫はきれい好きな動物のため、トイレは常にキレイにしておきたいですよね。しかし日中は仕事や学校があるため、なかなかトイレ掃除ができないという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そのような忙しい飼い主さんが重宝するのが、猫の全自動トイレです。商品によって特徴は異なりますが、猫がトイレをしたことを感知して、自動で排泄物を取り除いてくれるというものです。
しかし、便利な反面デメリットもあります。猫の排泄物を飼い主さんが目視しにくいため、健康チェックがおろそかになってしまう可能性がある点です。そのため、シニア世代の猫や持病のある猫の飼い主さんは、それを承知したうえで購入する必要があります。
また、全自動トイレは排泄後に機械音がします。猫によってはこれを嫌がったり怖がったりすることもあり、相性が悪いとせっかく購入した全自動トイレを使ってくれないということもあります。
猫の全自動トイレは1万円前後の商品もありますが、一般的に3万円以上し、高いものでは10万円以上の商品も。「買った=すぐ使ってくれる」とは限らないことを覚えておきましょう。
3.ランニングマシーン、ホイール
近年、猫のランニングマシーン(ランニングホイール、キャットホイール、ルームランナーとも呼ばれる)が注目されています。
これは、ハムスターやモルモットなどの小動物を運動させるための「回し車」の猫バージョンです。
デザイン性も高く猫が運動している姿もカワイイため、注目度は高いものの「愛猫が使わなかった」という声も少なくありません。
好奇心旺盛で運動が大好きなタイプなら、メリットがたくさんある猫グッズですが、臆病な性格やお年寄りの猫にはデメリットの方が多く感じられるかもしれません。
「運動不足を解消させたい」という理由で購入すると、もともと運動量が少なかったり肥満気味の体型だったりするため、使ってくれないリスクを忘れないようにしましょう。
4.ドライルーム
猫は犬のように定期的なシャンプーが必要ではありません。しかし、フケや毛玉が目立ったり、排泄物を体につけてしまったりなど、体を洗う機会がゼロなわけではありません。
特に長毛種の場合はシャンプーの機会が多く、もしかしたら1カ月に1度はシャンプーをしている飼い主さんもいるかもしれませんね。
そんなときに便利なのが猫のドライルームです。猫はドライヤーの音を怖がり、嫌がる子が多いのですが、猫のドライルームは入れておくだけでしっかり乾燥してくれる便利グッズです。。
しかし、猫によってはドライルームに入ることを怖がったり、中でじっとしていられず暴れたりする子もいます。
猫のドライルームは、1万円~2万円台で買えるものから5万円以上するものもあるので、購入前にはよく検討してください。
まとめ
今回紹介した猫グッズは、愛猫が使ってくれればとても便利なものばかりです。。しかし、猫の性格や好みによっては使ってくれないという場合もあるため、購入前にしっかりとリサーチを行うことが大切です。
また、費用も高額な商品が多いため、慎重に選ぶことが後悔しないポイントになります。
心配な人は、中古品を安く購入したり、レンタルで試したりなど、価格帯を引き下げる方法を選択する手もありますよ。
愛猫の性格やライフスタイルに合ったアイテムを見つけて、快適な生活をサポートしてあげましょう。