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【大久保駅南口から1分】たまたま立ち寄った長寿庵の「天玉そば(420円)」が衝撃的にうまかった!

ロケットニュース24

先日、昔ながらの純喫茶でモーニングを食べようと思い、大久保駅の南口を出たら、目当てのお店は中国の麺料理専門店に生まれ変わっていた。どうやら喫茶店は数年前に閉店してしまったらしい。ショック。

さすがに中国の麺料理を食べる気分ではないし開店前だったため、飲食店が軒を連ねる路地に入ると……なんだか良さげなそば屋を見かけた。半開きのドアものれんのヨレ具合も完璧。絶対にうまいはず。結論を言うと、予感は見事に的中したっ!

・大久保のそば屋

お店の名前は「長寿庵」。こぢんまりとした店構えだが名店オーラがビシビシ感じられる。きっと中澤記者も、うまい蕎麦を求めて色んな街を放浪する「立ちそば放浪記」の企画で訪れているだろう。そう思いながらサイトを検索してみると……ヒットしない。

ともあれ、腹が減っていたので入店することに。店内はカウンターが1列(7席)のみ。空いていたのは1席。まあ回転はかなり早いようだ。

・天玉そば

席について、1番高い「天玉そば」を注文した。1番高いと言っても420円。ちなみに「かけそば」は280円……2024年とは思えない良心的な価格設定。昔ながらの喫茶店には行けなかったが、十分昔を感じることができる。ラジオを聴きながらそばを待った。

──さて、安いだけではないぞ。この「天たまそば」がマジでヤバかった

関東系のつゆに衣の分厚い天ぷらがのっている。かなりハード系の天ぷらだ。

このガッシリした天ぷらを温かいつゆにたっぷりとひたして柔らかく & 崩しながら食べると、濃いつゆがあふれ出て、はあああ……うっめええええええええ! 

そばはやや太めでゴワッとしているタイプ。コシがあって田舎そばのような趣も感じられるぞ。うまい。食べ応えも十分。途中で生卵を崩してマイルドに味変する楽しみもある。さすが最高値の天玉そば。

ひょっとすると「関東のそばを食べたい」という欲を満たしてくれる最高のそばではないだろうか。イメージ通りの江戸前立ち食いそばが、国際色豊かな大久保駅前の路地で食べられるとは思ってもいなかった。420円は安すぎる!

・星児記者は三ノ輪の店舗に行っていた

ちなみに調べたところ、長寿庵が大久保でオープンしたのは1995年。店主の父はもともと荒川区の三ノ輪で長寿庵を始めたらしく、現在は別の方が継いでいるという。

三ノ輪のお店は、立ちそば放浪記で紹介していた。なるほど。黒いつゆにのっている天ぷらはやはりかき揚げ。共通点もあったようだ。大久保でも素晴らしい一杯が食べられるので、機会があればぜひ立ち寄っていただきたい。平日は朝7時30分から営業しているぞ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名:長寿庵
住所:東京都新宿区百人町1-24-8
時間:月〜金 7:30〜16:30 / 日・祝 9:00〜16:30
休日:土曜日

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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