Yahoo! JAPAN

この記事では黒ひげ海賊団のメンバーについての解説、ティーチとロックスの関係性や考察についてご紹介します。

黒ひげ海賊団とは？

まず、黒ひげ海賊団についてご紹介します。

黒ひげ海賊団とは、白ひげ海賊団から独立した黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）が創った海賊団です。

船長の黒ひげと同じように、大柄で大胆な性格のメンバーばかりが揃っています。

結成間もないころはたった5人でドラム王国を壊滅させ、頂上戦争の混乱の中ではインペルダウンで新たに５人のメンバーを追加しました。

新世界編では海賊島ハチノスを拠点にしており、現在は悪魔の実の能力者を襲って能力を奪い取る「能力者狩り」を行っています。

黒ひげ海賊団のメンバー

提督：黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）

悪魔の実

ヤミヤミの実 / グラグラの実

覇気

見聞色 / 武装色

肩書

四皇

懸賞金

39億9600万ベリー

黒ひげ海賊団は大船団であり、そのすべてを率いるのが黒ひげです。シャンクスの左目に傷を負わせた人物です。

22年以上にわたって白ひげ海賊団に所属していましたが、仲間のサッチが「ヤミヤミの実」を手に入れると彼を殺害し実を奪って白ひげ海賊団から独立しました。

一度クロコダイルの後任として七武海に加盟したこともありますが、これは自身の計画のためであり、マリンフォード頂上戦争後に自ら返上しました。

白ひげに致命傷を負わせた後、遺体から「グラグラの実」の地震能力を奪い、「ヤミヤミの実」の能力との2つの能力を身につけてしまったのです。

1番船船長兼操舵手：ジーザス・バージェス(チャンピオン)

悪魔の実

リキリキの実

覇気

武装色

肩書

チャンピオン

懸賞金

2000万ベリー

ジーザスは武装色の覇気をもっていて、素手で戦います。喧嘩っ早い性格で、頭で考えるより先に手が出るタイプです。

懸賞金額は2000万ベリーでしたが、これは黒ひげ海賊団の中では一番安い金額でした。

黒ひげティーチとの付き合いは長く、黒ひげ海賊団結成当初からのメンバーでもあります。

能力者狩りによって「リキリキの実」の能力を得ました。もともと怪力タイプなのであまり変化はなさそうですが本人は気に入っているようです。

ドレスローザ編での活躍

バージェスはドレスローザ編にて悪魔の実「メラメラの実」を手に入れるために闘技大会に入りました。

その際、主人公ルフィの義理の兄で革命軍No.2のサボと交戦しましたが、敗れます。

しかしその後バージェスは当時の革命軍の本拠地を突き止めました。

2番船船長：シリュウ(雨のシリュウ)

悪魔の実

スケスケの実

覇気

見聞色／覇王色と推測できる

肩書

雨のシリュウ

懸賞金

12億ベリー程度？

シリュウはインペルダウンの元看守長でした。

しかし囚人たちを自分の気分で殺してしまうという問題があったため、囚人としてLEVEL6に収容されていました。

黒ひげ海賊団を捕えるために解放されたシリュウでしたが、インペルダウンを裏切り黒ひげ海賊団に加わり、その後アブサロムから「スケスケの実」を奪い、透明人間になる能力を手に入れました。

第1031話の巻頭カラーにて、ゾロやレイリー、ベックマン、キングなど各組織のナンバー2が集合した絵が公開されました。その絵にシリュウも描かれており、これにより「黒ひげ海賊団」のナンバー2なのではないかと推測できます。

SWORDとの戦闘での活躍

コビーを奪還しに来たガープやSWORDのメンバーと交戦しました。

透明化して近付き、コビーを庇ったガープの腹を刺して深手を負わせるなどの活躍を見せたのです。

3番船船長兼狙撃手：ヴァン・オーガー(音越)

悪魔の実

ワプワプの実

覇気

見聞色と推測できる

肩書

音越

懸賞金

10億ベリー越え？

「千陸」という長い銃を武器として使い、すさまじい狙撃力と早撃ち力が特徴です。

運命論者であり、「この世は全て巡り合う歯車」という決まり文句があるため落ち着いた印象ですが、実は好戦的です。

懸賞金額は6400万ベリーだったこともありますが、今となっては10億ベリーは超えているかもしれません。

ヴァン・オーガーの右目にはスコープ機能付きレンズがついているため、数㎞先の敵も撃ち落とすことができます。

また、その視力を使って優秀な見張り役としても活躍するんです。

ワプワプの実によって遠くまで瞬間移動できる能力を持っており、自分が触れたものも一緒に飛ばせるためかなり汎用性の高い能力です。

エッグヘッドでの動き

ルフィによって吹き飛ばされたサターン聖に黒ひげ海賊団の真の目的を問われた際、オーガーはデボンとともに「世界」と答えました。

その直後、サターン聖は2人に攻撃を仕掛けましたが、オーガーたちはワプワプの実の能力によって見事に逃げ切るのでした。

そしてサウザンド・サニー号から追い出されたカリブーと接触します。

カリブーは自分を連れて行くようにオーガー達に頼み込みました。もともと上位の存在を匂わせていたカリブーでしたが、その憧れの存在が黒ひげだと明らかにした瞬間でもありました！

4番船船長：アバロ・ピサロ(悪政王)

悪魔の実

シマシマの実

覇気

不明

肩書

悪政王

懸賞金

不明

悪政王という異名を持ち国民たちの反乱を受け、インペルダウンのLEVEL6に収容されていた元囚人です。

懸賞金や詳しい戦力は未だ明かされていないのですが、シマシマの実の能力者であることはわかっています。なんとこれは島と同化することができる能力なので、かなりスケールの大きな攻撃ができそうです。

狂暴そうな見た目とは裏腹に語尾に「にゃー」がつくというかわいらしい一面もあります。

SWORDとの戦闘での活躍

シリュウがガープの腹部を刺し貫いた後、勢いづいたアバロ・ピサロはシマシマの実の能力を用いて本格的に暴れました。

ここでの戦闘によってシマシマの実の能力の概要が判明したのです。

5番船船長兼航海士：ラフィット(鬼保安官)

悪魔の実

ゾオン系の悪魔の実であると推測できる

覇気

見聞色と推測できる

肩書

鬼保安官

懸賞金

4220万ベリー

他のメンバーよりも黒ひげティーチへの忠誠心が異常に高いことが特徴です。

頂上戦争時の懸賞金額は4220万ベリーでした。

まだ悪魔の実の能力は不明ですが、腕を白い翼に変えて浮いたことがあるため、ゾオン系の悪魔の実の能力者である可能性が高いです。

また、催眠術を使えるのも特徴の一つです。海兵を操り、正義の門を開かせたこともあります。

6番船船長：カタリーナ・デボン(若月狩り)

悪魔の実

イヌイヌの実モデル”九尾の狐”

覇気

不明

肩書

若月狩り

懸賞金

不明

黒ひげ海賊団の中では唯一の女性です。

「若月（みかづき）狩り」という槍を自在に操る技で戦います。

インペルダウンのLEVEL6に収容されていた元囚人で、美女を殺して首をコレクションしていた凶悪犯でした。

「イヌイヌの実モデル”九尾の狐”」であり外見を別人に変えることができます。

エッグヘッドでの動き

第1007話で描かれたエッグヘッド近海のシーンでは、ルフィに吹き飛ばされたサターン聖に触れ「任務完了」と意味深につぶやいてしました。

これはおそらく、もともと聖地マリージョアに侵入する手段としてペガバングに触れて化けるために待機していたが、より位の高い五老星が来たため標的を切り替えたのではないかと考えられます。

7番船船長：サンファン・ウルフ(巨大戦艦)

悪魔の実

デカデカの実

覇気

不明

肩書

巨大戦艦

懸賞金

不明

同じくインペルダウンのLEVEL6に収容されていた元囚人で、最大180ｍと、巨人族の中でもかなり大きい体をもちます。

「つった」という変わった語尾を使うことが特徴です。

デカデカの実という悪魔の実の能力者であることが公式キャラクターブックによって明らかになりました。

8番船船長：バスコ・ショット(大酒のバスコ・ショット)

悪魔の実

ガブガブの実

覇気

不明

肩書

大酒のバスコ・ショット

懸賞金

不明

異名の通り、大の酒好きで常に巨大なひょうたんのお酒を持ち歩いています。

笑い声まで「トプトプトプ」とまるでお酒を注いでいるときのような擬音です。

ガブガブの実の能力者であることは判明していますが、詳しい戦闘スタイルは明らかになっていません。

頂上戦争の際には銃を用いて攻撃に参加していましたが、ガブガブの実という名前や大酒飲みであることからお酒に関する戦闘スタイルがあるのではと考えらています。

SWORDとの戦闘での活躍

コビー奪還のためにハチノスに来た、ガープとSWORDを迎撃していました。

9番船船長兼船医：ドクQ(死神)

悪魔の実

シクシクの実

覇気

不明

肩書

死神

懸賞金

7200万ベリー

虚弱な体質なのか吐血ばかりしており、やはり虚弱な愛馬ストロンガーに乗って移動しています。

黒ひげ海賊団の結成当時からのメンバーで、船医であるにもかかわらず普通のリンゴに爆弾入りのリンゴを混ぜて人の運を試したりします。

死神という異名にふさわしく、武器はT字型の巨大な鎌で、判明している懸賞金額は7200万ベリーと高額です。

「シクシクの実」の能力者であり、病気を伝染させることができます。

また愛馬ストロンガーは「ウマウマの実」幻獣種”ペガサス”の能力を持っており、実を食べたことで翼が生えて飛べるようになりました。

ハートの海賊団との戦闘

勝者島(ウィナーとう)に上陸してきたハートの海賊団をティーチたちと共に襲撃します。

トラファルガー・ローをシクシクの実の能力「女になる病」で病気にさせるも、ロー自身の覇気で作られた抗体でローは元に戻ることに成功します。

10番船船長：クザン(青キジ)

悪魔の実

ヒエヒエの実

覇気

見聞色／武装色

肩書

青キジ

懸賞金

不明

元海軍本部大将のクザン(青キジ)が黒ひげ海賊団の10人目のメンバーです。

元元帥のセンゴクから後任を推薦されるものの、世界政府の上層部が推薦したサカズキ(赤犬)との決闘に敗れ、海軍を退役しました。その後しばらく放浪しましたが、黒ひげに出会い仲間になることを持ち掛けられ、何かしらの利害の一致から黒ひげ海賊団に加入したようです。

ヒエヒエの実の能力者であり、周囲のものを凍らせることができるほか、自身も氷の塊となり、砕けても再生できます。

ガープとの戦闘

クザンはコビーの脱走を止めるため、ついには師弟関係であったあのガープとも戦いました。

ガープはシリュウに刺された直後でしたが、お互いに武装色を纏った殴り合いを繰り広げ、そのエネルギーは周囲にいた者も巻き込むほどの威力でした。

最後はガープを氷漬けにし、まだ明らかになっていませんが、ガープを人質に取って海軍と何らかの交渉材料にするのだと思われます。

ティーチとロックスの関係性は？

ここからは黒ひげティーチとロックスとの関係性について考察していきます。

ティーチはロックスの息子？

ロックス・D・ジーベックは海賊王ゴール・D・ロジャーの宿敵とされた伝説の海賊です。

世界最強とされたロックス海賊団を率いて、あの白ひげやビッグマム、カイドウなどを傘下に置いていました。

そんなロックスとティーチに親子関係があるのではと考えられているのです。

そう考えられる根拠は以下の3つです。

黒ひげの船の名前が「サーベルオブジーベック号」

黒ひげ海賊団が拠点にしているハチノス島はロックス海賊団が結成された島

「世界の王」になるというロックスの野望と黒ひげ海賊団の真の目的「世界」が共通している

黒ひげ海賊団の船の名前

1についてですが、なんと黒ひげ海賊団の船の名前は「サーベル・オブ・ジーベック号」です！

世界政府が必死に隠してきたロックスの名前が黒ひげ海賊団の船の名前についているのは、明らかにロックスとの関わりを示していると考えられますよね！

海賊島ハチノス

2についてですが、海賊島ハチノスはロッキーポート事件以来、黒ひげが拠点としています。

黒ひげの年齢が約40歳で、ロックス海賊団が壊滅したのは38年前ですからそのころに黒ひげが生まれていたとも考えることができます。

「世界」という共通ワード

３についてですが、ロックスの野望は「世界の王」になることでした。

これに対して黒ひげ海賊団の真の目的も「世界」だと明らかにされています。

世界を統べるという共通の目的を持っていることも、親子関係を暗示しているのではないかと考えられます。

仲間殺し

さらに黒ひげは白ひげ海賊団に所属していたころ、サッチという仲間を殺しています。

ロックス海賊団も仲間殺しが日常的に行われていたという噂を信じるとすると、黒ひげの行動も父親譲りだったと考えられます。

メンバーの集め方やイムの警戒心

さらに補足ですが、ロックスが凶悪なメンバーを集めたように、黒ひげが凶悪な囚人たちをインペルダウンで集めたことも共通点の1つです。

また、イムが黒ひげを警戒していたのも、黒ひげがロックスの血筋だからと考えるとつじつまが合います。

そう考えると今後の展開としては、「革命家ドラゴンの血を引くルフィ」と、「同じく革命家と同じような位置づけだったロックスの血を引く黒ひげ」という革命家の息子同士の対決、が考えられますね。

ロックスについてはこちら

【ワンピース】ロックス海賊団とは？メンバーは誰？ロックスの正体や息子についての考察【ネタバレ注意】

ティーチはロックス本人？

また、黒ひげティーチがロックス本人なのではないかという考察もあるんです！

以前シャンクスが黒ひげについて「人の倍の人生を歩んでいる」と指摘していました。

これは黒ひげが不眠であることを表しているセリフだとも捉えられますが、もしかするとロックスがティーチとして生き直してきたことを示しているのではないかとも考えられているのです。

ティーチは体の構造が特殊だとされており、黒ひげ海賊団の海賊旗にも3つのドクロが描かれていることから、3つの頭をもつケルベロスのような存在なのではないかと言われています。

その考察が正しいとするとティーチの中には3人の人格があり、その1人がロックスなのではないかと考えられるのです。

しかし、これらの考察もあくまで推測の域を出ません。

黒ひげティーチの正体についてはまだまだ謎が多く、全貌が明かされるまでまだ時間がかかりそうです。

黒ひげ海賊団の動き

アマゾンリリー襲撃

1059話において、黒ひげはハンコックの「メロメロの実」を狙ってアマゾンリリーを襲撃しました。

しかしレイリーによって阻止されてしまいます。

結局「メロメロの実」の能力は奪えませんでしたが、偶然居合わせたコビーの誘拐に成功しました。

そしてコビーを人質にして、ハチノスを世界政府加盟国にするために交渉材料として利用しようとしたのです。

ホールケーキアイランド襲撃

そして1064話にて今度はホールケーキアイランドを襲撃してプリンを誘拐します。

これは「ポーネグリフ」を解読するためでした。

プリンは、真の開眼によって「ポーネグリフ」を解読できるようになる三つ目族の血を引いていたのです。

勝利島でトラファルガー・ローと戦闘

その後はワノ国の「ポーネグリフ」を回収するために、勝利島にてトラファルガー・ローと戦いました。

黒ひげ海賊団は、ラフテル到達のためには必須である本文を狙っていたのです。

ローが率いるハート海賊団は黒ひげ海賊団によってほぼ全滅させられましたが、ロー自身はベボのおかげで逃げ切ることができました。

ハチノスにてSWORDと戦闘

その後1080話では黒ひげ海賊団はハチノスにてSWORDとも戦いました。

これは、コビーを救出するためにガープ率いるSWORDが黒ひげ海賊団を奇襲攻撃した形でした。

シリュウに刺されたり元弟子のクザンと戦うなど、激しい戦いがありガープは凍結されました。

しかし、その奮闘のおかげで最終的にはコビーは救出されたのです。

まとめ

それでは最後に黒ひげ海賊団についてまとめていきましょう！

黒ひげ海賊団は黒ひげティーチ率いる大海賊船団

黒ひげ以外に10人の船長が存在し、約半数はインペルダウンの元囚人

そのうち女性はたった1人

ティーチはロックスの息子、もしくは本人である可能性

複黒ひげの正体は未だ明らかになっていない

ラフテル到達のため様々な事件を起こした

謎の多い黒ひげ海賊団ですが、ワンピース最終章において引き続き重要な役割を担うことは間違いありません。

物語の真髄に大きくかかわっている可能性もかなり高いので、今後も注目していきましょう。

以上、黒ひげ海賊団のメンバー紹介と考察でした。

本記事の内容は攻略大百科編集部が独自に調査し作成したものです。
記事内で引用しているゲームの名称、画像、文章の著作権や商標その他の知的財産権は、各ゲームの提供元企業に帰属します。