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【三山ひろしのさんさん歩】高知県東部の森林から流れ出る奈半利川の伏流水と創意工夫の技で極上のウナギを育てる「西岡養鰻」

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【三山ひろしのさんさん歩】高知県東部の森林から流れ出る奈半利川の伏流水と創意工夫の技で極上のウナギを育てる「西岡養鰻」

独自の飼育方法で育て上げる「西岡うなぎ」

前回の記事に引き続き、高知市中心部から東へ車で約1時間15分のところにある田野町をお散歩する三山さんと川辺アナ。

今回は、2人の目の前を流れる奈半利川と深い関わりのある場所へと足を運ぶ。

※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください

訪れたのは、ウナギの養殖を行う「西岡養鰻」。

社長の西岡丈豊さんに出迎えてもらい、ウナギの養殖について色々と教えてもらう。

西岡養鰻では、奈半利川で獲れたシラスウナギを買い取って、奈半利川の伏流水を使用して美味しいブランド鰻「西岡うなぎ」を育てているというが…なにやら他の養鰻場とは違った方法で飼育をしているらしい。

美味しさを追求した養殖技術の秘密とは?

西岡うなぎの特徴は、通常の養殖ウナギと比べ、養殖期間が短いこと。

通常は出荷まで2年かけて育てるところを独自の飼育方法でたった1年で出荷できるまでに育てている。

その秘密は、年中水温を30度に保ちながらウナギの活性を促し、冬眠させずに“こだわりの餌”を与え続けるという手法で養殖をしているということ。

飼育期間が短い分、ウナギの皮・骨が柔らかく、身もふっくらとした最高の状態で出荷できるというのだ。

特に西岡養鰻ではウナギの餌にこだわっていて、餌として与える「魚粉」に高知県の地酒「美丈夫」の「酒かす」を混ぜ合わせている。

酒かすが加わることでウナギの腸内環境が整い、代謝が上がることで成長を促すことができるのだとか。

想像を超える食欲に驚愕!ウナギの餌やり体験

こだわりの餌をぜひ三山さんの手でウナギたちに与えて欲しい!ということで、三山さんは急遽作業着にお着替え。養鰻ひろしへと変身した。

ほんのりお酒の香りがする餌をウナギたちに与えてみる三山さん…すると、次の瞬間思わぬ事態に!

お腹を空かせたウナギたちが餌にものすごい勢いで群がってきた。食欲旺盛過ぎる様子に悲鳴を上げながら驚く三山さんと川辺アナ!

予想外の展開に「これは恐怖映像に近い!なんじゃこりゃ〜」とコメント。大量のウナギに恐怖を感じる瞬間だった。

「うまいウナギを消費者へ」がモットーの西岡養鰻のさらなるこだわり!

ウナギを育てる上で、餌だけでなく池にも大切なこだわりがあるという西岡さん。

ウナギが病気にならないようにと薬を使用するのではなく、まずは病気が発生しない環境を作ろうと池の清掃を徹底管理しているという。

夏場は天日干しで池の中を蒸しこみ、殺菌、消毒することで事前に病気になるリスクを抑え、ウナギたちが快適に過ごせる環境作りを行なっている。

西岡養鰻の敷地内には加工場も併設されているが、あらゆるものが清潔に保たれている。安全・安心で美味しいウナギを消費者へ届けたい!という強いこだわりが随所に感じられる。

特上うな重をかけた熱い戦い!ウナギのつかみ取りに挑戦

西岡さんが西岡養鰻を始めたのは、2017年。

養殖を始めるまでは建設業に従事しながらシラス漁を行なっていたのだが、シラスの買取をしている業者さんと仲良くなり、ウナギの養殖を引き継ぐ事になった。

養殖は一年で育て上げたもので売り上げや力量が左右されるため、一年一年が勝負となる。

そのため何十年と養殖業をやっていたとしても、毎年ゼロからスタートするという部分に魅力を感じて挑戦してみようと思ったのだ。

ウナギに全力で情熱を注ぐ西岡さん。

三山さんと川辺アナにも愛情を込めて育て上げたウナギをぜひ食べて欲しいということで、うな重を振る舞ってくれることに。

しかし、普通にうな重を食べてもらうだけでは、生産者の想いや苦労が感じられないだろうということで、ウナギを自らの手で捕まえていただきます。

ウナギを食べたい一心でウナギのつかみ取りに挑戦する川辺アナ。

掴むことはできるものの、ウナギの体がヌルヌルしてすぐに逃げられてしまう。

と、ここで三山さんが見本を見せる!

ウナギの胴体の中心部分に指を引っ掛け、別の容器にスッと移し替え!わずか数秒でウナギを捕獲した。

三山さんの早業に言葉を失う川辺アナ。凄過ぎる、三山さん…

三山さんを真似してウナギを捕まえるものの、なかなかうまくいかない川辺アナ。何十回と挑戦して、なんとか両手で捕獲!

優しく別の容器に移し替え、西岡養鰻のすぐ近くにある「食事処 富士」へ調理していただくために運んだ。

西岡養鰻のブランド鰻「西岡うなぎ」を使っていただくのは「特上うな重(4800円)」。

表面がこんがりと焼きあがり、い〜い香りがふんわりと広がる。

待ちに待った特上うな重。その姿は、見るからに贅沢!つややかなタレがご飯と絡み合って食欲をそそる。

単年養殖で育てられたウナギはふわっとした食感で、口の中いっぱいに広がる美味しさに、三山さんは思わず白目になってしまうほど!笑

一口食べるたびに、幸福感に包まれる幸せな時間を過ごせたようだ。

今回のさんさん歩はここまで!次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。

西岡養鰻株式会社
住所:高知県安芸郡田野町669-1
電話: 0887-37-9277

情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや

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