”未来”に子どもの意見を まちづくりアイデア提出
秦野市内の小中学生からなる「秦野こども未来づくり会議」が3月27日、「秦野こども未来づくり会議が考える未来づくりのアイデア」と「秦野こども未来づくり宣言」を高橋昌和市長に提出した。
同会議は市内小学校13校、中学校9校の全22校から2人ずつ選出された代表からなる団体。秦野の市政へ子ども・若者の意見を反映する機会の確保として開催されている。2024年度は、26年度からの「総合計画はだの2030プラン後期基本計画」の策定に向け小中学生を対象に実施したアンケート調査をもとに、同会議で未来づくりのアイデアを9つの中学校区ごとに作成。その内容を計画策定の参考にしてもらおうと、市長に提出することになった。当日は同会議の委員長・安藤咲人さん(提出当時東中3年)と副委員長・武田浩輝さん(同本町小6年)が出席。「秦野の魅力をたっぷり詰め込んだレジャー施設」「人と関わる未来の秦野」「人口と暑さ対策」などのアイデアが記された冊子などを2人から高橋市長に手渡した。
高橋市長は「皆さんのことを頼もしく感じる。若者の声を大切にまちづくりを行っていきたいと考えているので、みなさんもこれを機に秦野に興味を持ち、できることから取り組んでほしい」と話した。同会議での1年間の活動を振り返り、「会議では意見も活発で、皆のまちづくりへの意識がさらに上がっていると感じた」と安藤さん。武田さんは「ふるさとを良くしたい思いは一緒。考えの違いを組み合わせればいいものになると思った」と話した。