名作絵本が原作のミュージカルでふぉ〜ゆ〜・越岡裕貴&松崎祐介がカエルに!衣装やヘアスタイルにも注目!?
じゃ舞台やコンサートで年に何本ものステージに立っているグループ・ふぉ〜ゆ〜。さまざまなジャンルの作品で活躍する実力派グループから、越岡裕貴&松崎祐介が、5月31日に開幕するミュージカル「A Year With Frog and Toad がまくんとかえるくん」に出演する。小学校の教科書にも掲載されている名作が原作の本作の魅力や見どころを、ふたりにたっぷり語ってもらった。心温まる物語はもちろん、歌やダンス、衣装やヘアスタイルにも注目を!
5月31日開幕のミュージカル「A Year With Frog and Toad がまくんとかえるくん」についてクロストーク
──本作に出演が決まった時の感想を教えてください。
越岡:僕は生き物の役をやったことがなかったので、「あ、カエルの役をやるんだ」って。でも、生き物の役をたくさんやってるマツと一緒だから、「なんでも聞けるな」というのが率直な気持ちでした(笑)。
松崎:こっしーからの今のパスをシュートに変えると……僕、動物の気持ちが分かるんですよね。それこそ、ネズミ役、犬役と、動物役のほうが人間より多くやってきたんじゃないかと思うほどなので。「がまくんとかえるくん」にもトリとかかたつむりとかいろいろな動物が出てきますが、そのなかで僕はカエル役ということで。ここが帰る場所という……。
越岡:おあとがよろしいようで!(笑)
──原作はアメリカの絵本で、小学校の国語の教科書にその物語が掲載されています。作品の印象は?
松崎:すごくほっこりする作品で、がまくんとかえるくんの居方がいいですよね。子供向けのお話ですけど、「支えてくれる友だちを作ろうね」って言ってくれているような。がまくんはかえるくんがいないと生きていけないし、一人じゃ何もできないんだよと伝えてくれるテーマがあるのかなと解釈しました。
越岡:人を思う気持ちがすごく詰め込まれていて、温かさをすごく感じました。今までいろいろな作品に出演してきてあまり感じたことがない感情なんですけど……こればっかりは小さい子供たちにも観に来てほしい。もちろん大人と一緒に。大人になった今で観ると、「ここのセリフで、この歌で、こういう風に思うんだな」という発見がありそうだなと思います。
──越岡さんはかえるくん、松崎さんはがまくんを演じますが、それぞれのキャラクターに感じる魅力やご自身との共通点があったら教えてください。
松崎:がまくんって寝てばっかりなんですよ。そこはホントに僕と似てますね! そんながまくんを助けてくれるかえるくんはこっしーに似てるんですよ。たとえば、僕ら2人でホテルに泊まると、こっしーは1〜2時間早く起きて身支度を済ませて部屋を出る。逆に僕は5分前ぐらいまで寝てる。そういう、時間の使い方も僕らはがまくんとかえるくんに似てますね。
越岡:僕自身はそこまでかえるくんに似てるなとは思わないんですよね。むしろ、明るくて優しくて、外見で人を判断しないっていうかえるくんに憧れます。人ってやっぱり、どうしても偏見みたいなものがあると思うんですよ。でも、かえるくんは、差別も何もなく、相手を素直に愛することができる。素敵な役だなと思いました。
お互いを思いやる気持ちがあればずっと仲良くいられます
──お二人は、がまくんとかえるくん以上に信頼し合っている間柄だと思いますが、長年仲良くいられる秘訣はありますか?
松崎:やっぱり、趣味が合うことは大事かもしれない。僕らゲームでケンカしたりっていうしょうもないことをやったりもしますけど、趣味が合わないと会話にもならないしケンカにもならないですからね(笑)。あとは、グータッチとか、メンバー間で決めてるルールを大事にしてることかな。
越岡:ふぉ〜ゆ〜では、「おはよう」と「バイバイ」を言う時にグータッチを絶対するんです。それは、たとえケンカしてる時でも、どんな時でも忘れない。
松崎:思いやりが大事なんですよね。その気持ちがあれば、ずっと仲良くいられるんだと思います。
──劇中、お手紙をもらったことがないというがまくんにかえるくんがお手紙を書きます。この場でぜひ、お手紙風のメッセージ交換をしていただけたらと。
越岡:え! 「松崎くんへ」でいいですか? 「松崎くんへ。僕より半年早く事務所に入ってる、ということは、僕にとっては先輩です。ただ、僕は松崎くんに一度もご飯をおごってもらったことがありせん」。
松崎:(小声で)ウソだね。おごってる、おごってる。
越岡:なぜかお年玉もあげたことがあります。
松崎:(小声で)それはもらった。
越岡:「いつか半年先輩の松崎くんからお年玉が欲しいです。越岡より」。
松崎:「越岡くんへ。いつもありがとうございます。こっしーは、2人でご飯に行くと、おごってくれたり、おごってくれなかったりします」。
越岡:(小声で)そりゃそうだろ。なんで毎回おごるんだよ(笑)。
松崎:「こっしーのお父さん。何回も会ってるんですけど、最近会えてないな。元気かな」。
越岡:え? それは僕のオヤジへの手紙かな?(笑)
松崎:「お母さんへ。こっしーの家に行った時にすき焼きを作ってくれるんですよ。めちゃくちゃうまくて。また今度遊びに行った時にすき焼きが食べたいな。以上です」。
越岡:オイ! 僕には? 出だしちょっと泣けるやつかなと思ったのに(笑)。でもね、劇中に出てくる手紙のシーン、ホントにいいよね。相手を思う気持ちにほっこりさせられます。僕は、38歳になった今、ちょっと違うフェーズに入っていますが、どうしても、人の気持ちを考えてあげられなくなる時とかあると思うから。
松崎:大人になるにつれて忘れていくことを引き戻してくれる。そういう作品かなと思います。
役のためじゃなければブリーチはしてなかったと思います
──ミュージカル作品ということで、本作の音楽やダンスにはどういった見どころが?
越岡:かわいらしくてポップで聴きやすいなと最初は思ったんですけど、歌ってみると難しくて。
松崎:どの曲もトラックがかわいいんだけど、歌ってみるとかわいくなかった(笑)。
越岡:ダンスは松田尚子さんが振付をしてくださるんですが、曲がかわいいから、どんな感じになるか、まだ結びつかないんですよ。(※取材は稽古に入る前)
松崎:松田さん、バリバリジャズの人だからね。
越岡:かえるくんがめっちゃジャズってやばくない?(笑) ジャズの振付に抵抗があるという意味ではなく、僕らふぉ〜ゆ〜はジャズを踊る機会が多かったので、楽しみではあるんですよ。僕ら、いろいろなジャンルのダンスに飛び込んでいく機会が多いですし、それこそ「Endless SHOCK」の振付はほとんどジャズでしたからね。
──どんなヘアメイクや衣装になるか、予告ができたらお願いしたいです。
松崎:まだ正式に決まってはいないんですけど……僕は茶髪にするかもしれないという話を聞きました。
越岡:がまくん、ちょっと茶色っぽいもんね。それでいくと、僕は緑? うち、薄毛家系だから、ブリーチするのヤバイんだけど!(笑)
松崎:「ジャングル大帝」(リーディング音楽劇)で緑のエクステつけてたじゃん。あれ使えばよくない?
越岡:え、使い回し?(笑) でも、「CRIMINAL FOUR ─愛しき大悪党─」では、メッシュを入れてほしいっていう演出家からのオファーがあって、初めて髪の色抜いたんですよ。役のためじゃなければ、多分、ブリーチはしてなかったと思います。
松崎:僕は「CRIMINAL FOUR -愛しき大悪党-」では髪を真っ赤に染めたし、なんでもOKです! ところでこっしー、憧れてるサッカー選手は?
越岡:メッシ?(笑)
──ミュージカル「がまくんとかえるくん」のアピールを今一度お願いします。
松崎:「がまくんとかえるくん」はこれまで何度も上演されてきた作品なんですけど、今回は「ガラッと変えたい」というテーマがあったと聞いて。
越岡:演出家も変えてね。演出を務めてくださる元吉(庸泰)さんは、僕たちふぉ〜ゆ〜が初めて主演した舞台「壊れた恋の羅針盤」(2015年8月)で、錦織(一清)さんの演出助手をしてくださった方なんですよ。それ以来の縁で久々にお会いするので、エモさを感じてます。
松崎:誰もが一度は触れたことがある作品を僕らが体現しますので、皆さんもカエルになった気分で楽しんでください。劇場でお待ちして松!
【作品情報】
ブロードウェイミュージカル
「A Year With Frog and Toad がまくんとかえるくん」
2025年5月31日(土)〜6月1日(日) 愛知・春日井市民会館
2025年6月6日(金)〜6月8日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
2025年6月12日(木)〜6月22日(日) 東京・サンシャイン劇場
出演:越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)、松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)
原田優一、上川一哉、MARIA-E、壮一帆ほか
翻訳・訳詞:小田島創志
演出:元吉庸泰
音楽監督:堀倉彰
振付:松田尚子
ヘアメイク国府田雅子
スタイリスト小林洋治郎
(越岡さん)
ロングシャツ/ ¥59,400- /meagratia / TEENY RANCH
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