【西武】上田大河投手インタビュー プロに入って、リリーフとして戦う為に意識していることとは?
8月7日放送のライオンズナイターでは、京セラドーム大阪で行われたオリックス17回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの上田大河投手にインタビューした模様を放送した。リリーフとして準備する際に意識することを訊いた。
――前の試合(8月6日、オリックス16回戦)では8回に登板して、打者4人、ヒット1本打たれましたが無失点に抑えました。振り返っていかがですか?
上田「前回の1軍登板から約2ヶ月空いていて、久しぶりの1軍登板でした。やっぱり力みもありましたし、いい緊張感もあったのですが、まだまだ自分の中で納得のいくボールが投げられていないので、そこはすぐに修正して次の試合に臨みたいと思います」
――三重出身ということで、京セラドーム大阪は慣れ親しんだゆかりのある土地での登板だったと思いますが、そのあたりはいかがですか?
上田「新大阪駅に着いて、タクシーに乗っていても懐かしいという気持ちがありました。こうして久々の1軍登板が大阪というのは、何か縁があるというか、何か感じるものもありましたし、その分気合も入りました」
――大阪だと知り合いやお友達も多いと思うのですが、この3連戦で球場に観に来る方はいますか?
上田「急遽だったので、多分周りの友達とかは1軍にあがったことを昨日知ったと思います。でも大学の監督さんは今日の試合観に来てくださるので、投げる機会があればいい姿を見せたいと思います」
――開幕してから4ヶ月ちょっと経ちましたが、プロ1年目のシーズンはここまでいかがですか?
上田「高校、大学とやってきたことと全く違います。シーズン143試合ある中で特にリリーフは毎日ブルペンで待機しているので、体の作り方や、肩の作り方が今までと全然違いました。その辺に対応するのに最初は苦労しましたし、すごくレベルの高いところだなというのを改めて実感しています」
――どんなことを意識して準備していますか?
上田「ピッチャー交代を言われるタイミングが、登板まで3アウトしかないので、すぐ(肩が)できるように常に体を動かしていて、名前を呼ばれてからキャッチボールをするのですが、できる限り球数を少なく、10球以内で肩が作れるような対応が最初はなかなか難しかったのですが、今はその対応力がついたと思います」
――将来的にはどういうピッチャーになっていきたいですか?
上田「チームの中心ピッチャーとして、先発でも中継ぎでも抑えでも主軸として主力としてチームの勝利に貢献して、西武ライオンズと言えば自分の名前が出るようなビッグな投手になりたいです」
――記念すべきプロ初登板が6月5日神宮球場のスワローズ戦(2回戦)でした。振り返っていかがでしたか?
上田「初登板で最初のバッターが村上(宗隆)さんだったので、すごく印象に残っているのですが、もっと真っすぐを投げて勝負したらよかったなという後悔もありますし、その中でも対戦したことで得られたものも非常に多かったので、打たれてしまったのですが、自分がこれから先プロ野球の世界でやっていく中で、感じたもの、得たものはたくさんありました」
――大学時代とプロのバッター、特に1軍のバッターのここが違うなと思うところは?
上田「甘く入ったボールは全て捉えられるというか、1球で仕留められるというところですね。そこは1軍と2軍では違うなと思いましたし、特にアマチュアではわかっていても打たれない真っすぐが理想とよく言うのですが、プロは真っすぐとわかっていたら何キロでも弾かれるので、レベルの差はすごく実感します」
※インタビュアー:高橋将市アナウンサー