【マジで?】ウーバーイーツ総合評価1位の寿司店で注文した結果 → 直感が当たってしまった…
先日ウーバーしようと思ってスマホの画面を眺めていたら、「総合評価1位」の文字が飛び込んできた。
1位。普通に考えればすごいことである。ただ、正直に言うとウーバーイーツ(Uber Eats)の総合評価1位にそれほど価値を感じなかった。もっと言うなら「マジで?」とさえ思った。
なぜなら、ウーバーイーツはシステム面でガバガバな印象があったからだ。以前の記事でお伝えしたように、「愛人」で検索したら450件がヒットしたり、「高評価をつけたら400円割引という店」があったりと、ウーバーイーツでは割と考えられないことが起こっている。
そんなウーバーイーツが一体どれほど厳正な審査をして順位を決めているのかね? という ひねくれた目で見ていたのだが、だからこそ逆に気になってきた。総合1位だった「最高級宅配鮨 恋花」が。
・最高級なの?
タップして商品ラインナップを見ると、いきなり軽く面食らった。
というのも、店名に「最高級」とあるのに……
値段が最高級ってほどじゃない……!
最高級寿司のデリバリーっていったら1人1万円以上が普通かと思っていたが、この価格はうれしい誤算である。
まぁたしかに、スシローやくら寿司よりは高い。たとえば、私の近所のスシローでは12貫のセットが1680円だった(2024年9月24日時点のウーバーイーツ価格)。
それに対して、「最高級宅配鮨 恋花」の12貫セット、たとえば『恋花』は3050円だ。
ただ、恋花の方は大トロに中トロに炙り大トロなど主役級のネタがゴロゴロ入っているではないか。それで3000円ちょいって……見方によっては、スシローよりコスパ優秀と言えるかもしれない。
・コスパ良いから1位?
というか、もしかしたらここがポイントかもしれん。価格面ではスシローやくら寿司とそこまで変わらないのに、もし仮に味が銀座の寿司レベルだったとしたら……総合1位をとってもなんら不思議ではない。
まぁ、銀座の寿司レベルとまでは言わない。この価格帯でスシローの味レベルを超えているとしたら、それだけでも十分にすごいこと。
なんといっても、低価格帯はスシローのゾーン。もっと高い店に行けばスシローより美味しい店はゴロゴロあるが、安めエリアにおいてスシローの壁はあまりに高い。
その高い壁を「最高級宅配鮨 恋花」は超えているからこそ総合評価1位の可能性……ゼロではない。
確認してみるか。というわけで、実際に注文してみることに。
ちなみに、今回注文したのは「特上恋花 12貫+角玉」というもので価格は3490円。こちらは、大トロや中トロの他にウニやイクラまで入っている。ラインナップ的には文句なしの特上だ。
・結論
さて、いきなりだが結論から言おう。味を確かめてみたところ、「最高級宅配鮨 恋花」はスシローの壁を超えてはいなかった。
私だけではなく妻も同意見だったから、微妙な差というより明確に届いていなかったと言っていいかと思う。
ここで「最高級宅配鮨 恋花」の名誉のために言っておくが、寿司が不味かったわけではない。普通というか、トロ系のネタは割と美味しかった。
ただ、全体的にネタが乾燥気味だったのが惜しかったという印象。そのあたりは写真からもなんとなく伝わるかもしれない。
まぁ、価格を考えれば「コスパがいい」と言える範囲かもしれないが、「最高級はちょっと違うかな」と思ったのが正直な感想だ。
そして何より気になったのは、なぜ「最高級宅配鮨 恋花」が総合評価1位なのか? という点。
中トロや大トロがコスパよく味わえることが高評価につながったのか? あるいは、私の中で総合1位というハードルが高すぎただけなのか?
なんども言うが、「最高級宅配鮨 恋花」がダメという話ではない。3000円台で中トロや大トロが入った寿司セットを味わえるのは、たしかに魅力的である。
ただ、総合1位かと言われると……やっぱり腑に落ちない。例えるならば、8勝7敗とか9勝6敗くらいの力士が横綱に昇進しているようなものである。
もちろん、勝ち越すだけでもすごいこと。その力士自体は何も悪くない。だけど、横綱ってもっとこう、メチャクチャ強い力士がなるもんじゃないの? 一体どんな評価基準で横綱昇進とか決めてるの? と思ってしまった次第である。
まぁ、ウーバーイーツに限らずグルメサイトの評価は基本的にアテにならないもの。でもだからこそ、「評価は駄目なのに味は最高」という店が隠れているかもしれないという夢が膨らむ……とも言える。
そのようなお宝を発見したときは追って報告しよう。では!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats(iOS)
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