痛快なカタルシスを保証！韓国テレビ局SBSお得意の「リベンジ」ドラマ５選
大人気シリーズドラマ『復讐代行人～模範タクシー』(SBS/2021、2023)が、シーズン3でお茶の間に還ってくる。
同作の放送局SBSによると、今年下半期の放送開始予定。シーズン2の編成が決定した際も大きな話題となったが、今回も当時に負けないほど熱い視線を浴びている。
見どころはなんと言っても、主人公が社会的弱者に代わって悪人を懲らしめる爽快感抜群のストーリー。しかもそこにコミカル要素と、ついほろっとしてしまいそうなエピソードまで盛り込まれ、観る者の喜怒哀楽を刺激する。
SBSのお家芸と言っても過言ではないほど、同局が得意とする作風の1つで、本作以外にもカタルシスをメインストーリーに、笑いと感動まで届けて好評を得た作品が多い。
そこで本記事では『復讐代行人～模範タクシー』を含め、SBS作品のなかから、弱い立場の者による、または弱い立場の者を守るために立ち上がった主人公のリベンジが痛快なドラマを紹介する。
(図)Danmee パク・ボゴム扮するイ・ヨン、日本のファンが選んだ韓国ドラマのNo.1「完璧男」キャラに！
復讐代行人～模範タクシー～シリーズ (SBS/2021、2023)
『復讐代行人～模範タクシー』シリーズは、表向きはタクシー運転手だが、実は被害者に代わって犯罪者に復讐する“復讐代行人”キム・ドギを中心に繰り広げられるダークヒーローもの。
法の網を潜り抜ける悪人を断罪するストーリーが、予想を上回るカタルシスをプレゼントしてくれる。これ以上ないほど爽快なアクションシーンや、一時も目を離すことのできない駆け引きもみどころだ。
仲間との友情や絆、成長なども描かれ、笑いも散りばめられている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月10現在)：Amazon Prime Video、DMM TV、TELASA、ABEMA、Netflix、U-NEXT、FOD、Lemino、Hulu、Rakuten TV、WOWOWオンデマンド
熱血司祭シリーズ (SBS/2019、2024)
『熱血司祭』シリーズは、昨年第2弾が放送された、SBS作品を代表する人気シリーズの1つ。血の気が多くすぐにキレる司祭とぽんこつ刑事が、悪事を働く権力者たちに立ち向かうアクションコメディーだ。
聖職者の持つイメージとは180度異なり、白目をむくほど怒りを露わにするなど、短気な司祭の姿が印象的。声をあげて笑わずにはいられないシーンの数々と、痛快な勧善懲悪を描いた物語が、絶妙なハーモニーで視聴者を魅了する。
キム・ナムギルの見事なアクション演技も大きな見どころだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月10現在)：ABEMA、TELASA、U-NEXT、FOD、Hulu、Disney+、Amazon Prime Video、DMM TV、Rakuten TV、Lemino、みるアジア
わずか1000ウォンの弁護士 (SBS/2022)
『わずか1000ウォンの弁護士』は、高額な法律相談料を払うことのできない人のために、報酬金1000ウォン(約100円)しか受け取らない敏腕弁護士が繰り広げる法廷コメディー。
泣き寝入りするしかないように思われる状況から、 奇想天外な方法で依頼人のために必死に戦い、悪を法によって成敗する。普段はふざけている主人公が悪人を追い詰める瞬間は、ついガッツポーズをしたくなるほど爽快だ。
後半では、徐々になぜ低報酬で依頼を受けるようになったのか、その裏に隠された理由が明らかとなり、じんとくる場面も含まれている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月10現在)：Disney＋
アゲイン・マイ・ライフ ～巨悪に挑む検事～ (SBS/2022)
『アゲイン・マイ・ライフ ～巨悪に挑む検事～』は、巨悪に立ち向かったことにより、殺害された正義感あふれる熱血検事が、二度目の人生を歩むことになってはじまる法廷ファンタジー。
自分を殺した者への復讐劇はもちろんだが、その過程で、弱者を助けて自身と同じ思いの味方を増やし、悪と共に戦う仲間になっていく展開も大きな見どころの1つ。
華麗なアクションや法廷での見事なまでの弁論術は爽快感を、各登場人物の人間ドラマは、深い感動を与える。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月10現在)：U-NEXT、Rakuten TV、TELASA、ABEMA、Netflix、DMM TV、FOD、Lemino、Hulu
浪漫ドクターキム・サブシリーズ (SBS/2016～2017、2020、2023)
『浪漫ドクターキム・サブ』シリーズは、型破りな伝説の外科医キム・サブを中心に繰り広げられる物語。医療ドラマシリーズの決定版と言っても過言ではない作品で、病院内での出来事や、彼の下で成長する若手医師たちの姿が描かれている。
一見、爽快感とは無縁のように思えるが、実は患者を最優先するキム・サブの熱い生き様が、本記事で紹介した悪を成敗するタイプとは一味異なる感動と独特のカタルシスを感じさせる。
韓国の医療システムについて問題定義する内容が含まれており、経営の観点から病院の体制を考える者に対し、患者ベースで病院を改革しようとするキム・サブの奮闘が見どころだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月10現在)：Netflix、Disney+、U-NEXT、FOD、Hulu、Amazon Prime Video、ABEMA、DMM TV、Lemino、みるアジア
(ライター/西谷瀬里)