桐蔭横浜大学サッカー部 3人のJリーガー誕生 川崎Fには5年連続内定〈横浜市青葉区〉
例年、数多くのJリーガーを輩出している桐蔭横浜大学(森朋子学長)のサッカー部から、今年度も3人のJリーグクラブ内定者が誕生し、12月19日に合同記者会見が行われた。同部の安武亨監督は「昨年行われた全日本大学サッカー選手権大会での初優勝にも貢献してくれた3人が、並んでプロ入りできたことが嬉しい」と笑顔を見せた。
Jリーグクラブに内定したのは山内日向汰(ひなた)選手、白輪地(しらわち)敬大選手、井出真太郎選手。山内選手はJ1の川崎フロンターレ、白輪地選手と井出選手はJ2のいわきFC、栃木SCにそれぞれ加入が予定されている。
MFの山内選手は都筑区の北山田小学校、東山田中学校、新栄高校に通いながら、10年にわたり川崎フロンターレの下部組織に所属。高校卒業後は桐蔭横浜大学に進み、技術と体力に磨きをかけた。キャプテンとなった4年時には体調を崩して苦しむも、夏には復活。全日本大学選抜では10番を背負った。川崎Fはリーグ優勝4回を誇る強豪だが、4年前から大学の先輩が毎年入団している。「選手層が厚いことは十分分かっている。まずは試合に出ることを目標に精進していきたい」
白輪地選手は相模原市出身のFW。桐蔭学園高校から同大学に進学し、プロ入りした最初の選手となった。22年、天皇杯のコンサドーレ札幌戦に初めてスタメンとして名を連ねると、前半だけで2得点の活躍。一躍、その名を轟かせ、念願のプロ入りを手繰り寄せた。「プロでも求められるのは得点。毎試合ゴールを目指したい」と力強く意気込む。
海老名市出身の井出選手は横浜F・マリノスユースから桐蔭横浜大学に進学したMF。4年時の春は怪我に悩まされたものの、リーグ戦終盤には安定したパフォーマンスを発揮。栃木SCの強化担当からは人間性も高い評価を得ている。「まずは開幕スタメンを狙いたい。得点でもアシストでも結果を残していければ」と力を込めた。