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『ジョーカー2』に『スポーン』トッド・マクファーレン感想「批判は理解できる」「編集させてくれ、もっとクレイジーにできる」

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2024年の映画界で最大の議論を招いた問題作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』について、アメコミ界最重要人物の一人であるトッド・マクファーレンには独自の意見があるようだ。米に答えた。

マクファーレンはコミック出版社イメージ・コミックの設立人でもあり、『スポーン』やマーベル『ヴェノム』生みの親でもある。賛否両論の激論作『ジョーカー2』の感想を求められると、「興味深いと思いました」と、持論を語っている。

『ジョーカー』2作脚本のスコット・シルバーとは親交があるようだ。「ランチに出かけた時、“観ました?”って聞かれて、“まだです、観なきゃね”って話をしたんで、妻と一緒に観に行きました」。鑑賞した感想は、「妻より僕の方が気に入りましたね」と、悪くなかった様子だ。

「実際に観てみて、批判が出ているのも理解できます。でも、映画作りから演技、そのほか何であれ、“ワオ、ワオ、ワオ”ってなる部分もありました。面白いことに、“あぁ、なるほどね”と感じるようになりましたね。ここでは自分のエゴを出すことになりますが、“僕に全編を渡して、3日を与えてくれ、そして僕に編集させてくれ”と思いました。あの作品に合うハイブリッドがきっとあると思うんです。」

自身が『ジョーカー2』を編集していれば、より良いバージョンが生み出されていただろうと述べるマクファーレン。「僕がこうだろうなと頭で考えていたことを、完全に偏見とエゴで話しています」と認めつつ、「僕があの狂気的な音楽を扱ったら、もっとクレイジーにできるやり方があるなと思うんです」と、改善策を持っていることを話している。

『ジョーカー2』は、前作で描いたジョーカー/アーサー・フレック像をほとんど覆してしまうような、奇想天外の展開が描かれた。ミュージカル手法を取り入れた点も独創的だったが、「期待を裏切られた」とする観客も続出。レビューサイトでは否定的な声が多く占めるようになった。「面白くなかったという人もいるし、気に入った人もいる。誰が観ても、意見が出ると思いますよ」とマクファーレンは感想を締めくくっている。

作品に関する様々な感想が、まだしばらく語られている。クエンティン・タランティーノが「本当に気に入った」とその奇抜さを大いに評価し、マーク・ロマネクも「巨額を投じた作家主義的で過激な映画」と一方、出演者の一人であるティム・ディロンは「史上最悪の映画」とこき下ろす。マクファーレンの言う通り、誰が観ても様々な感想が生まれる映画となった。

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