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高校生が伊賀鉄道活性化案を発表 12校100人が情熱込め 全国交流会

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プレゼンテーションの様子=伊賀市上野丸之内で

 鉄道を軸とした地域活性化策を高校生らが提案する「第13回全国高校生地方鉄道交流会」が8月16日から18日まで、三重県伊賀市で開かれた。東海地方での開催は初で、宮城県から大阪府まで6都府県12校(うちオンライン3校)の鉄道研究部員ら計約100人が参加し、伊賀鉄道や沿線の強みを生かしたアイデアを発表した。

 一般社団法人全国高校生地方鉄道交流会(大溝貫之代表理事)の主催。全国交流会は、2012年の秋田内陸縦貫鉄道(秋田県)に始まり、一昨年は南海多奈川線(大阪府)、昨年は阿武隈急行(福島県)を対象に開催した。

 今回、各地から到着した生徒らは、16日と17日に伊賀鉄道の担当者の講演を聞いたり、上野市車庫(上野丸之内)を見学したりした。中には青春18きっぷで在来線を乗り継ぎ、10時間以上かけて訪れた学校もあったという。

上野市車庫を見学する高校生ら(全国高校生地方鉄道交流会事務局提供)

 18日は、ハイトピア伊賀(同)で参加生徒による企画部門のプレゼンテーションがあった。地元の伊賀地域から唯一参加した英心高桔梗が丘校生徒会は、人気ゲーム「桃太郎電鉄」のように伊賀線各駅を巡る桃鉄マルシェを提案。最も遠い仙台市から参加した東北学院中・高鉄道研究部は、珍しい名前の「四十九駅」に49歳の人が集合するユニークなイベント企画などを発表した。この他、蒸気機関車や観光列車の導入、台湾の鉄道とのコラボなどの提案もあった。

 最高賞の「伊賀鉄道社長賞」には、大阪市の浪速高鉄道研究部が選ばれた。レンタサイクルや手荷物配送サービスの特典が付いた周遊切符の販売、忍者アニメ「NARUTO」(ナルト)とのコラボ、リニア中央新幹線の駅建設が予定されている亀山市から近鉄線までを関西本線と伊賀線でつなぐ直通列車の運行などの案を発表。実効性、継続性があると評価された。

プレゼンテーションの様子=伊賀市上野丸之内で

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