【川崎市】くず餅キャラ その名は「チョリ山チョリ男」 川崎愛をハートに秘めて
一等身の体と、大きくてつぶらな瞳。くず餅の妖精こと「チョリ山チョリ男」が人気だ。2022年末頃から活動を始め、今年で丸3年。地域イベントへの出演や、市内企業とのコラボを行い、活動の幅を広げている。
キャラクター文化が浸透している日本。有名アニメはもちろんのこと、企業や行政のPRを目的としたキャラクターも多い。そんな中、チョリ男さんはそのどちらでもなく、イベント出演からウェブサイトの作成までを1人で行う。くず餅のPRを目的としているわけでもない。
きっかけはフロンターレ
「だんだんと川崎を盛り上げていきたいと思うようになったチョリ」。チョリ男さんはこれまでの活動を感慨深く振り返る。2022年10月頃に、X(旧ツイッター)への毎日投稿を開始。23年正月には沿道で箱根駅伝を応援していたところを、たまたま若宮八幡宮の関係者に見初められ、4月のかなまら祭に出演。だんだんと川崎愛に目覚めていった。最も印象に残っているのは24年6月、川崎フロンターレのハーフタイムショーへの参加。ファンサポーターと一体になったスタジアムの雰囲気に魅了され、本格的に活動を始めることを決意した。「川崎の文化の1つになりたい、地域の一員になりたいと思ったチョリ」と今でも当時の心境が忘れられない様子だ。
企業とのコラボも
最近はイベント出演もさることながら、グッズの売れ行きも好調で、サコッシュ、缶バッチ、アクリルスタンド、タオル、Tシャツなどを販売。一番人気はぬいぐるみで、約15cmとコンパクトなサイズが特徴。9月の発売から既に250個を売り上げ、在庫も少なくなっているという。
企業とのコラボも進めており、靴下屋武蔵小杉東急スクエア店では、くるぶしにチョリ男さんが刺繍されたコラボ靴下を6月末に限定発売。100足以上を売り上げて完売となり、9月末から第2弾が同店で販売されている。チョリ男さんは「これからも大好きな川崎を盛り上げるために頑張るチョリ」と短い手でピースを作った。