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Shingo Suzuki(Ovall)のソロプロジェクト・L.Y.P.S、Nenashiをボーカルに迎えた新曲「My people」をリリース

SPICE

「My people」

Shingo Suzukiの音楽に共鳴したアーティスト達が楽曲ごとに集結し、ジャズやソウルを軸にしながらも型にハマらないサウンドメイクで楽曲を表現するプロジェクト・Shingo Suzuki L.Y.P.S(Liquid Yellow Portraits)が、新曲「My people」(マイ ピープル)をリリースした。

本作は卓越した技術と斬新なアイディア、そしてJAZZに対する強い愛情と、それを実現するミュージシャン達(Shingo Suzuki(Ba)、Nenashi(Vo)、渡辺翔太(Piano)、守真人(Dr)、寺久保伶矢(Trumpet))と、最新の機材を駆使し制作された、L.Y.P.Sのテイストが存分に味わえるジャズを基盤としたヒップホップ・ソウル。

これまでもラッパーの5lack、Kojoe、シンガーのRuri Matsumuraといった実力派アーティストのヴォーカル/ラップをフィーチャーし話題を集めたShingo Suzuki L.Y.P.S。本作では、DweleやBilalの歌唱を彷彿とさせつつ、独自の声のトーンや深い歌詞の世界観を持つアーティスト・Nenashiのボーカルをフィーチャー。

Comment by Shingo Suzuki

いずれレコード/CDショップで並ぶ時の目安として、客観的に評論的にコメントすると、
今作のジャンルを言うならばL.Y.P.Sのテイストが存分に味わえるジャズを基盤としたヒップホップソウル。
アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、生ドラム&ベースのL.Y.P.Sのバンドフォーマットによるベーシックサウンドに加えてNenashiのボーカルがフィーチャーされたミディアムファーストテンポの楽曲。トランペットがボーカルとリズム隊のスペースに溶け込み、気の利いたリフで繋ぎ、ソロをとっている。DweleやBilalの歌唱を彷彿とさせつつ、独自の声のトーンや深い歌詞の世界観を持つ唯一無二のアーティスト、Nenashiのボーカルがとても良くフィットしており、今作のハイライト。鍵盤とベースのコード感がL.Y.P.Sらしい。
ピアノによる規則的なループでありつつ、展開感もある柔らかなコード進行が感情的な深みを与え、低くラウドなトーンのスネアのリズムアクセントが特徴的な生ドラムのビート、そしてディープに全体を支えるベース。ドラムとベースの低音のグルーヴは現代的であり、楽曲全体はヒップホップ的な発想やアプローチ。トランペットはRHファクターを連想させる定番のフィーリング。L.Y.P.Sは楽器を制限し、印象的なサウンド感、コード感とビートを出すことで、独自性を担保しているように思える。今日的なジャズの一つであり、クロスオーバー作品。

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