つくばエクスプレス、新造車両「TX-4000系」導入を検討
つくばエクスプレス(秋葉原~つくば間58.3km)を運営する首都圏新都市鉄道は11日、中期経営計画(2025~2029年度)を発表。新造車両「TX-4000系」の導入の検討を進めることを明らかにしました。
今年8月に開業20周年を迎えるつくばエクスプレス線では、開業時から使用している車両や設備などが老朽化しており、大規模更新が必要な時期にさしかかっています。
同社は混雑対策のための8両編成化事業も行っており、これと並行して新造車両の導入を検討し、乗り心地などの向上を目指すとしています。現在の車両は2005年の開業時に導入された「TX-1000系」(直流電車、秋葉原~守谷間で運用)、「TX-2000系」(交直流電車、秋葉原~つくば間で運用)、そして2020年に登場した「TX-3000系」の3形式です。
中期経営計画では、ほかに「QR乗車券システムやクレジットカードなどによるタッチ決済システムの導入」「TXアプリの導入」「駅における情報提供・情報発信の充実・強化」などを利用者の利便性・快適性拡充に資する施策として挙げており、今後も時代の変化に対応した豊かな暮らしを支えるサービスを提供していくとしています。