【ネタバレ】「アガサ・オール・アロング」第1話、元ネタ解説 ─ 「大好きな作品です」とキャスリン・ハーン
「ワンダヴィジョン」に登場した魔女アガサ・ハークネスを描く、マーベルの新作ドラマが配信開始となった。「ワンダヴィジョン」が古き良きシットコム番組形式で始まったのと同様に、「アガサ」も重厚な刑事ドラマ風のエピソードで幕を開けた。そんな第1話『道を探せよ』の元ネタになったドラマについて、主演のキャスリン・ハーンが米に語っている。
この記事には、「アガサ・オール・アロング」第1話『道を探せよ』のネタバレが含まれています。
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愛情たっぷりにパロディされたドラマって?
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この記事には、「アガサ・オール・アロング」第1話『道を探せよ』のネタバレが含まれています。
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マーベルドラマ「アガサ・オール・アロング」第1話『道を探せよ』では、アガサがウエストビューの刑事として登場。車を運転し、事件現場に到着するシーンから始まる。この日までアガサは謹慎をくらっていたらしく、容疑者を殴ったという原因や悪びれない態度から、気の強い型破りな刑事のようだ。現場では身元不明の女性の遺体が発見され、アガサは唯一の所持品、図書館の貸出票を手がかりとして捜査に取りかかる。
そんなアバンタイトルに続いて、骨太刑事ドラマ風のオープニングがスタート。映像には「原作 デンマークのシリーズ“ワンダヴィジョン”」という表記、や「アグネス・オブ・ウエストビュー」というタイトルが登場する。
殺人事件というテーマ、重厚なトーン、そして「アグネス・オブ・ウエストビュー」というタイトルからして、元ネタはケイト・ウィンスレット主演のHBOドラマ「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」だろう。本作は、ウィンスレット演じる刑事・メアが田舎町で起きた少女惨殺事件の捜査にあたる物語。「ワンダヴィジョン」と同じ2021年にリリースされ、濃厚なミステリーや衝撃展開で大きな反響を呼んだ。
このたびインタビューでは、キャスリン・ハーンに対して「どうやらアガサは『メア・オブ・イーストタウン』を一気見したみたいですね。あなたもですか?」と質問が。するとハーンは、同作の大ファンであることを明かした。
「『メア・オブ・イーストタウン』が公開された時は一気見して、どハマりしました。大好きな作品です。 私も、クリエイターのジャック(・シェイファー)も、過去を背負った強い女性を主役にした上質な犯罪ドラマが大好きなんです。 あの手のドラマにはたくさんのテンプレートがあります。『ブロードチャーチ〜殺意の町〜』も大好きですし、他にも好きな作品がたくさんあります。 これ(第1話)はまぎれもなく、このジャンルの作品へのラブレターです。」
「メア・オブ・イーストタウン」には、「ワンダヴィジョン」で偽ピエトロことラルフ・ボーナー役を演じたエヴァン・ピーターズが出演している。同作でピーターズはメアの相棒となる刑事役を演じ、エミー賞助演男優賞に輝いた。「アガサ」でパロディをやる上で、ピーターズが登場する案はなかったのだろうか?
この質問に対し、ハーンは「面白いですね!」と回答。「そういった話があったかは覚えていないけど、彼について話していたのは間違いありません。彼はとても素晴らしい俳優です」と語った。
「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」© 2021 Home Box Office Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office Inc.
ちなみにクリエイターのシェイファーによると、「メア・オブ・イーストタウン」より前から、実録犯罪を題材にしたエピソードのアイデアはあったそう。しかし同作のおかげで、「私のアイデアがより明確になり、アガサが持っている生意気さを感じさせることができた」と述べ、パロディは「完全に敬意を表してのこと」といる。
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