【無制限1本勝負】オススメからあげ選手権! 編集長が「1番美味い!」というからあげはどれだ?
編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回はとくに理由はないけど、からあげで勝負! スイーツが2回続いたので、総菜の定番を題材に選んだ。それぞれがお気に入りの商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。
からあげはこれまでに当サイトで何度となく取り上げている。メンバーもそれぞれお気に入りの味があるはずだ。それを自炊派の羽鳥はどうジャッジするのだろうか? からあげバトル、開幕です!!
・からあげで勝負
最初に述べたように、羽鳥は自炊派でお昼もお弁当を持参するほどの料理好きである。そもそも調理師免許を持っているくらいだから、料理のこだわりがあるのも当然。スイーツは作らないけど、からあげくらいならその気になれば自分でも作れるはず。
ということはスイーツよりも判定が厳しくなる可能性も十分にある。もしかしてドボン(判定不可で食べてもらえない)連発もあり得るのである。改めて戦績を振り返ると、相変わらず私(佐藤)の独走が続いていて5勝。砂子間・古沢・御花畑・Yoshioがそれぞれ1勝ずつで、一向にその差が縮まる気配はない。
からあげといえば、当編集部でもっとも馴染みの深い1品がある。現在の場所に事務所を構えてからというもの、10年以上にわたってメンバーが利用している店のからあげがあるのだ。それについては本稿中盤から出てくるので、詳しくは後ほど……。
さて、からあげは弁当でも定食でも、家のご飯でもお馴染みのおかず。寿司や牛丼などと並んで国民食のひとつといっても言いすぎではないだろう。はじめて利用するお店でもからあげを頼んでおけば大抵失敗しない。それくらい安定した味の料理だ。
それだけに上下の差がつきにくく、秀でた商品を見つけるのが難しい。メンバーはどんなからあげを用意したのだろう?
では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1番を取った回数を示している。
◆佐藤英典☆☆☆☆☆ チメキング 「フライドチキン(ハーフ・骨なし)」 税込1837円
佐藤「今回も前回同様に、当初購入を予定していた品が買えず、どうしようか迷っていたところでふと閃いた! 外食で決まったお店にしか行かず、決まったものしか食べない羽鳥は、韓国チキンを知らないはずだ。
そこで今回、新大久保の韓国チキンのお店で購入してみた。おそらく他のメンバーは定番商品をおさえてくるはずなので、裏をかいてあえて韓国チキンで勝負しよう」
◆あひるねこ キッチンオリジン 「若鶏の唐揚げ4個(醤油味)」 税込345円
あひるねこ「断言しよう。おいしくないから揚げなんてない。つまり、から揚げの時点で優勝である。だからぶっちゃけ何を選んでもよかった。
ただ一点、キッチンオリジンは希望すれば揚げたてを提供してくれるので(5分ほど待つが)、チェーン店の中では抜きん出た存在だと思う。仮に羽鳥が揚げたての状態で食べなかった場合、そのジャッジは信用に値しないだろう。注意してほしい」
◆砂子間正貫☆ 随園別館「からマー弁当のからあげ」 税込500円(弁当の代金)
砂子間「ロケットニュース24編集部の誰もが絶賛するレジェンドからあげといえば、新宿御苑の中華料理店・随園別館の『からマー弁当(からあげ・麻婆豆腐の弁当)』のからあげである。今回は私の弁当から貴重な1個を捧げることにした。
最近、GO羽鳥は弁当を持参していて『からマー』を久しく食べてないという。ならば思い出させてやろうじゃないか、俺たちの心の味を。優勝した暁には坊主頭にして頭頂部に「随園」と剃り込みを入れるつもりだ」
◆原田たかし スーパー西友「唐揚げ」 税込467円(198g)
原田「からあげと聞いて真っ先に思い浮かんだのが すかいらーくグループのから好しだったが、ここは購入から時間が経ってしまうことをよく考えたい。冷めてもなお美味しいスタイル……そうなるとスーパーの惣菜だ。
中でも西友のものは最高金賞3年連続受賞と実力は確か。個人的にもリピしているウマさなので、確実に戦ってくれるはず。頼むぞ!」
◆和才雄一郎 博多 肉の壱丁田 「チューリップ唐揚げ」 税込216円(1個)
和才「からあげはどこにでもあるメニューだけに、特別感があるかどうかが勝負の分かれ目……と考えた結果、辿り着いたのがこちらの『チューリップ唐揚げ』。
なにより見た目がゴージャスだし、調味料なしでも十分に美味い。ビジュアルよし、味よし。これを選んだ時点で、1位になる未来しか見えない」
◆古沢崇道☆ まいばすけっと 「若鶏もも肉の塩にんにくから揚げ」 税込322円
古沢「こちらは私が東京の安宿に泊まりまくっていた頃(去年)、宿によく持ち込んで食べていた『まいばすけっと』のからあげ。にんにくや塩味がバッチリと効いた味つけは、1度食べ始めたら止まらなくなるほど絶妙である。
ハマりすぎて夕飯がからあげオンリーになっていた時期もあった。いまのところ個人的にオススメしたいからあげNo.1。きっとGO羽鳥も気に入ってくれるに違いない」
◆御花畑マリコ☆ 中津からあげ 吉吾 「元祖からあげ(もも ニンニク)」 税込350円(100g )
御花畑「吉吾の伝説を語らせてほしい。以前、私が住んでいた巣鴨にはなぜか4店舗ほど唐揚げ専門店があった。その中で、最も後発だったのが大分発の『吉吾』。しかも、何の店ができても数カ月で潰れる“魔の場所”に上陸したのである。ところが、近くの高級住宅街のマダムたちが列を成す繁盛店に……。最終的には新宿伊勢丹の催事に呼ばれるようになった。
唐揚げも美味しいんだけど、個人的に大好きな「いも吉」と「里芋の唐揚げ」もつけてみた。めちゃくちゃ美味しいのでコロナ禍のテイクアウトはまじでお世話になりました」
◆Yoshio☆ からやま 「手羽先唐揚げ」 税込162円
Yoshio「からやまの『手羽先 唐揚げ』が好きでよく購入してる。家ではこれに大根おろしとポン酢をつけて食べているのだが、今回はネギ、ミョウガなどの薬味にポン酢で味付けしてみた。2回目の優勝を狙いたい」
以上、8名参加で8商品が出揃った。幸い、かぶりもなく、味にも形にも個性が見られる。しかしながら、からあげは味の差を見極めるのが難しい。勝負は拮抗する予感……。
ちなみに今回はサンジュンと中澤がいないので、かなり穏やかな雰囲気で進行しそうな気がする。あの2人はうるさいからな~……。
では、ジャッジGO羽鳥の入場です!
羽鳥「わ~、からあげいっぱい!」
羽鳥「じゃあ、さっそく食べるよ。いいかな? お腹空いちゃった」
Yoshio「今日は静かに物事が進みそうだね」
あひるねこ「うるさがたが2人いませんからね」
羽鳥「じゃあ、最初にこっちのパックのヤツから攻めてみます」
羽鳥「では、最初の1個目頂きます」
羽鳥「あ~、これはもう見た段階でわかったけど、スーパーのヤツだよね。そういう味がしてる」
原田「安心の味ですよね」
羽鳥「安心といえば、安心だけども……」
羽鳥「次はその隣のパックの白いヤツ」
羽鳥「ほら~、これも同じ味だよ」
古沢「安心の味ですよね」
羽鳥「安心は安心だけども、なんていうのかな~……」
砂子間「安っぽいですよねえ、見たらわかりますよ」
羽鳥「次もパック、これも一緒かな~」
羽鳥「はっきり言って、そこまで期待できないんだけど……」
羽鳥「あ、これはちょっと違うぞ」
あひるねこ「違うと思いますよ。そいつらとは」
原田「そいつらって……」
古沢「明らかに格下に見られている……」
羽鳥「それで次は、皿に1個だけのったヤツ」
※ 羽鳥が箸をつけたのはお馴染みの随園のからあげ。気づかないことに羽鳥以外の全員がニヤニヤしている。
羽鳥「う~ん、これはさっきまでとは全然違うな~……」
和才「そうなんすね」
Yoshio「そうなんだね」
羽鳥「これなんか味がついてるねえ」
砂子間「へ~、味付きなんだ」
古沢「珍しいかもしれないですねえ」
羽鳥「次はこの付け合わせ? が付いているヤツにしてみよう」
御花畑「それはじゃがいもと里芋を揚げたヤツですね。一緒に食べてもらいたい」
羽鳥「あ、今までのなかで1番柔らかいかも」
羽鳥「里芋のからあげって珍しいね。モチモチしてて美味しい」
御花畑「じゃあ勝ちですね」
佐藤「まだ終わってないって」
羽鳥「からあげは判定は難しいなあ、う~ん……。それで、次はそのネギののったヤツにしようかなあ」
羽鳥「あ、これ手羽先か~」
羽鳥「これ食いづらいなあ。薬味の主張が強いね」
佐藤「からあげの味で勝負してない」
御花畑「手羽先は失格ですね」
Yoshio「無制限で勝負してるんだから、いいだろ」
羽鳥「次はコレ。からあげというよりフライドチキンかな?」
佐藤「フライドチキンです」
Yoshio「じゃあ失格です」
佐藤「無制限だからいいんだよ。おにぎりの時にパン持ってきたクセに」
羽鳥「硬そうに見えて、衣は柔らかいね」
佐藤「揚げ立てだとサクサクのはずなんだけど」
羽鳥「うん? これは辛いな」
佐藤「そうなんだ(買ってきたのに知らなかった)」
羽鳥「これが最後かな、骨付きのヤツ」
羽鳥「あ、コレはパン粉をつけてるね。衣はコロッケみたい」
羽鳥「中には肉が詰まってる」
Yoshio「おお、それ美味そうだね」
砂子間「温めたらかなり美味そうっすね」
羽鳥「判定は結構難しかったけど、決まりました!」
佐藤「お、思ったより早い」
羽鳥「はい、決めました」
羽鳥「1位はコレ! フライドチキン」
佐藤「マジか! また勝った! やらせを疑われるレベルで勝ちまくってる」
Yoshio「やらせだろ」
佐藤「違うわ、真剣勝負じゃ」
羽鳥「次はこのネギの手羽先」
Yoshio「イエーイ!」
佐藤「やらせだろ」
Yoshio「違うわ、2位になるやらせって意味ねえだろ」
羽鳥「でね、これをもう1回食っておきたい」
※ 砂子間のヤツ
羽鳥「これねえ、なにかの味がするんだよなあ」
砂子間「何なんですかねえ」
原田「何なんでしょうねえ」
砂子間「実はそれはですねえ~……、随園のからあげなんですよ」
羽鳥「あーーーーッ! どうりでなんか食べたことある気がしたんだよな~」
砂子間「何かの味ってのは、たぶんからあげと一緒に入っている麻婆豆腐の味だと思います」
羽鳥「あ、そうだ! 麻婆豆腐の味がする!」
Yoshio「食べ慣れてるはずなのに、意外と気づかんもんだねえ」
羽鳥「それで次はコレかな。里芋と一緒のヤツ」
御花畑「おかしい、もっと上のはずなのに。やらせだ」
佐藤「だから違うって」
羽鳥「それからこの骨付きだね」
和才「有名店のヤツなんすけどね、やらせとまでは言いませんが、茶番?」
佐藤「俺が勝ちすぎて、そう言われても仕方ないところはある」
羽鳥「次がコレ。パックの中では1番まともだった」
あひるねこ「揚げ立てなら優勝でしたけどね」
羽鳥「それでねえ~、最初のパックの2つはねえ、正直どっちも同じ」
佐藤「古沢と原田っていっつも2人並んでて、最下位にしのぎを削ってるよな」
原田「失礼な、勝つ気満々ですよ」
古沢「また最下位争いか~」
羽鳥「ここは順位つけられないので、同列で最下位です」
古沢「おかしいなあ、1位獲ったこともあるのに~」
原田「まあ、いいですわ。次こそ勝ちますわ」
ということで、またまた私が勝利してしまった。周到に準備している時には勝てずに、突発的に購入したもので2連勝してしまうとは。もしかすると、考えすぎると負ける傾向にあるのかも。
すでにこの企画も10回を数えており、メンバーの用意する商品にパターンが出来上がりつつある。少し緊張感が薄れてきているのかもしれないな。私が勝ちすぎているのもその一因かも。少し刺激を加えねばいかんか……。
いずれにしても、次回はハンバーガーでの対戦を予定している。メンバーはどんな商品を準備してくるのか? 乞う、ご期待!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24