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私の「幸運期」がはじまらなかった理由

saita

私の「幸運期」がはじまらなかった理由

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

今年の運勢は絶好調なはずなのに……

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2024年、今年の私の運勢は何を見ても「最高」と出ている。

私の生年月日を入れて該当する占いを見ると、「最高の3年間がスタートする年」とか、「2024年から黄金期」といった文言が並ぶ。

何を見ても、「良い!」ということしか書かれていないので、こちらも期待値が上がりまくり。ワクワクした気持ちで2024年を迎えた。

ところが……だ! 

2024年がスタートして4ヵ月。今のところ、「最高」さを全く感じていない。

期待値が高すぎたのか? いや、何を見ても、「期待以上の!」「驚くほどの!」と書いてあるじゃないの。

一体これは、どういうことなの?

でも、だってちゃんがさく裂??

以前のコラムにも書いたが、今年のはじめに霊視ができる方の鑑定を受けた。

それは、亡き父が私に何を伝えたいのかということを聞くためだったのだけど、その鑑定士の方は、電話がつながった瞬間に、「あなたの人生のステージがこれから変わります」と言った。

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2024年は最高の年のはじまりという情報をインプットしまくっていた私は、「そのつもりでおります」という気持ちでそのメッセージを聞いた。

それ以外に伝えられたことも、「なるほど。そうなるわけですね」「おぉ~! この私が?」といったことばかりだった。

その鑑定の感想を聞いた友人が、「私も受けたい!」と言って同じ鑑定を受けた。友人もその方の鑑定を受けて、あまりに当たるのでいたく感動していた。

LINE電話での鑑定は、録音をしても良いということだったので録音をした。聞き返すと改めて発見があったりするし、その瞬間は意外と聞き取れていないこともあるので録音させてもらえるのはありがたい。

そして、同じ鑑定を受けた友人に共有したいことがあったので私の鑑定の音源を聞いてもらった。

「録音を聞いたら、あまりに「でも、だってちゃん」がさく裂していてびっくりしたんだけどどうしたの? 聞いてた感想的にテンション高く鑑定を受けたと思っていたのに、あまりに素直じゃない返答に、聞いてる私がイライラしちゃった。らしくないね」

録音を聞いた友人から言われた言葉に驚いた。私にはそんなつもりは一切なかったから。

種を蒔かないと花は咲かない

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「4月からは運勢が絶好調に!」

そうか。4月からなのね。わかった! 待ちます! 3月までの停滞気味な状態を、”4月から”という言葉で何とか乗り越えてきた。

そして4月になった。何も変化なし。

「おっかしいなぁ……。そうだ! 占いにいこう!」

そこでふと、「あ、これは違うな」と感じた。

私は、ある日突然幸運期がスタートするのを受け身で待っている。占いに行きたいのは、「そのままで大丈夫。あなたは幸運期なんだから」という言葉で安心したいだけ。

でも、問題はそこではない。

生年月日から見た運勢がどんなに良い時期にいたって、私自身にそれを受け入れる準備や気持ちがなければそれを受け取ることはできない。

目の前にある重くて固い扉を開けると、その先に溢れるほどの幸運が待っていますと言われているのに、その扉を開けようとしていないのは他の誰でもなく自分自身だった。

開けてしまったら何かがはじまる。はじまってしまったらそれを止めることはできない……。

だから私は、どこかで幸運期であることを言い訳に、向き合うべき現実から目を逸らしているんだ! と気づいた。

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幸運期というのは、何もしていなくてもラッキーが溢れる時期ではない。

頑張りが普段よりも高く評価されたり、1粒の種から3輪花が咲いたりするよということだ。

そもそも種を植えていないのに花が咲くわけがないのだ。

「やだ私、種も蒔いていないのに、芽が出ない! 花が咲かないって騒いでただけじゃないの」

これに気づけた私、とってもえらいと思う。

遅すぎることなんてないので種を蒔いてみることにした。早速お水もあげてみた。

「どんな花が咲くかなぁ。楽しみだなぁ」

そんな気持ちになったら、滞っていた人達からの連絡が突然増えた。

何か変化を望むなら、結局自分で動くしかない。わかったつもりで語ってきていたことだけど、改めてその言葉の意味をがっつり体験したという話。

潜在意識インタビュアーkaho/ライター

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