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<毒親だ…>不衛生だから孤立している女子中学生。原因は母親の「オシャレするな」という呪縛で……

ママスタセレクト

その家に生まれた子どもは、その家の価値観に沿って育つもの。それ以外は知らないので、それこそが”当たり前”になります。成長して他の価値観に触れたとき、はじめて自分の家庭を客観視できる場合もあるでしょう。しかし、その価値観にがんじがらめになっていたとしたら、どうでしょう。

「子どもは子どもらしく」と、不衛生な見た目も気にしない母親

ママスタコミュニティで見つけた相談です。「ダサい女の子は友達関係でつまずきますか?」というタイトルで、親戚である中学生の女の子を心配する投稿でした。しかし読み進めるうち、その子が”ダサい”どころではないことが判明します。

『中学生になっても美意識が低く、美容やオシャレに無関心。母親は「子どもは子どもらしく。オシャレなんてとんでもない」という人です。久しぶりに会ったとき「小学校から友達がいなくて、中学でも孤立している」と、聞きました。母親に相談されたので「見た目の印象を変えてみたら?」と提案したのですが、「それは関係ない」と』

服装は垢抜けないだけでなく、部屋着のようにヨレヨレで組み合わせもチグハグ。髪も手入れしていないのでボサボサで、寝癖があっても気にしない。そのうえ身だしなみにも無頓着のようです。

『手の爪先に垢がびっしり詰まっていたり、眉毛や口周りのヒゲ、腕や足のムダ毛もすべて未処理。身だしなみの基本すら知らないようです』

今どきそんな女子中学生がいるのかと、驚くような内容です。孤立している原因は見た目にあるのではと考えた投稿者さんは、他のママたちに意見を求めました。

『オシャレうんぬん以前に、不潔。不潔な人には誰も近寄りたくない』

多くの人がこう回答しました。その子は”ダサい”のかもしれないし、”オシャレじゃない”のかもしれません。でも問題はそこではなく、不衛生なこと。「その子の母親は不潔なことが子どもらしいと思っているのかな?」という疑問も寄せられました。

『ダサさはそんなに関係ない。「この子とは合わないな」と思われるかもしれないけど、それだけ。ただ不潔なのは嫌がられる』

自分の前に同様の子がいて「友達になりたい?」と問われたとしたら……。大半の人が「NO」と答えそうです。

周囲はみんな知っている、孤立している原因。でも当の母娘は?

学生時代に似たようなクラスメイトがいたという方は、「いじめはなかったけど、孤立していた」と教えてくれました。なかには「自分もそうだった」と体験をくれた方も。

『学校卒業後にアルバムを見て、はじめて自分のみすぼらしさに気づいた。それまではなぜ自分がいじめられてきたのか、まったくわかっていなかった』

この方は、着る洋服はお姉さんのお下がりばかりで常にブカブカ。新しい洋服は買ってもらったことがなく、床屋に連れて行ってもらったこともなかったのだそう。学校では「ダサい女子」といじめられていたけれど、理由がわからなかったといいます。その状況がごく当たり前という価値観で生きてきたのでしょう。 「娘がオシャレに目覚めるのを嫌う母親って、いるよね」というコメントもありました。その呪縛のなかで成長していくと、気づきのきっかけとは出合いにくいのかもしれません。

『清潔感は親が身につけさせるもの。子どもに不潔な状態を強いているのなら、それは養育放棄』

女の子の母親に対する非難も目立ちました。「母親は清潔にしていて娘だけ汚いなら、虐待じゃないの?」という声も。

説得しても響かない母娘。あとは気づきが来る日を願うだけ

後日またその女の子に会う機会があったという、投稿者さん。みなさんからのコメントを受け、オシャレはさておき「清潔感は大事」と伝えたといいます。

『爪の垢のこと、目ヤニのこと、髪の寝癖のこと、ムダ毛のこと、紫外線対策について。でも本人は「全然気にしていない」と言い、さらに「お母さんは私を”男の子みたい”と言うから、野郎と同じ感じでいないと笑われそう」と笑って答えました』

それでも投稿者さんは根気強く「今は男の子でも清潔に見えるよう、みんな気を遣ってお手入れしているよ。だから男の子からのチェックも厳しくなっていると思うし、最低限の身だしなみは整えておかないと。陰で笑われちゃうかもよ」と説得したそうですが、「でも、家のなかでは汚れキャラだからなー」。母親に”汚れキャラ”に仕立て上げられてしまったことに、当人も気づいていないようです。

『相手が気乗りしない話を続けても不愉快だろうから、それ以上は何も言えませんでした。「紫外線は肌にも悪いから」と日焼け止めも買ってあげましたが、不要だったようで帰る頃には母親にあげていました』

そこまでしても拒否されるのなら、投稿者さんにも他にできることがないように思えます。「投稿者さんはよくやったと思う」と、ねぎらいのコメントも届きました。

『ちょっと何かしてみようものなら、笑われてバカにされる。母親がそう仕向けているんだから、かわいそうだね。投稿者さんが気遣ってくれたことが、後々にでも響いてくれるといいけど』

今はもう、何を言っても響かないのかもしれません。染み付いてしまった価値観を変えるのは、並大抵ではないでしょう。卒業アルバムをきっかけに自分の見た目を意識した方からのコメントがありましたが、親戚のお子さんにもそうした何かのきっかけが訪れるよう願うだけです。

「オシャレなんてとんでもない」と、見た目をまったく気にしないように仕向けてきた母親。今回は極端な話でしたがここまでではないにせよ、母親がわが子に偏った価値観を押し付けていることはあるのかもしれません。わが身を振り返り、自重したいものですね。

 


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