Yahoo! JAPAN

南庭綱引き同好会 全国連覇へいざ出陣 出場権かけ12月17日、県大会〈大和市〉

タウンニュース

練習に励む「スマイル中福田」(上)と「南庭タグウォリアーズ」の選手=9日・下福田小学校

幼児から成人まで幅広い世代が活動する「南庭綱引き同好会」(小見純也代表)の小学生選手で構成されたジュニアチーム「スマイル中福田」と「南庭タグウォリアーズ」が12月17日(日)、全国大会の出場権をかけた県大会に出場する。両チームは今夏の全国大会でそれぞれ優勝。全国連覇に向けた挑戦が始まる。

下福田小学校区の地区名を冠した、南庭綱引き同好会の小学生女子10人で構成されるチーム「スマイル中福田」と、5年生の男子選手が中心の「南庭タグウォリアーズ」は今年7月、千葉県で開催された「2023全日本ジュニア・ユース綱引選手権大会」(主催/日本綱引連盟)に出場した。

同大会は男女別、総体重別で行われ、1チーム選手10人がエントリー。試合は8人対8人で争われ、両チームは「女子380kg以下」「男子ジュニア300kg以下」の各部で優勝し、日本一に輝いた。

男女混成チームの南庭は、大会規定により男子チーム扱いとなるも、2連覇を達成した。中福田も昨年の準優勝に続いての優勝となり、17日の県大会では、それぞれ過去最高となる全国大会3連覇と2連覇の偉業に挑戦することとなる。

後輩に全国切符を

中福田は6年生7人、5年生3人の編成で、主将の中澤りみさん(下福田小6年)は「県大会を制して、来年夏の全国切符を後輩に贈りたい」と意気込む。昨年の県大会では準優勝だったが、主催者推薦により全国大会に駒を進めた。「前回は県で優勝できず、涙が出るほど悔しかった。今回、6年生はとくに県制覇に燃えている」と中澤さんは話す。

チームを指揮する中澤英樹監督(46)はチームについて「負けん気の強い選手ばかり。気持ちで相手に向かっていき、全国の切符を手繰り寄せてほしい」と教え子たちに期待する。

瞬発力を武器に

男子8人、女子2人の混成チームとして大会に臨む南庭は、インフルエンザにより主将を欠く中、副主将の赤嶺陽(ひより)さん(下福田小5年)を中心に練習に励んできた。

昨年の県大会では決勝戦で「身内」である中福田とあたった。男女別で行われなかった前大会ならではの対戦カードとなったが、総体重で上回る相手に対し、瞬発力で圧倒。「柔よく剛を制す」を体現してみせた。

「『3年連続で日本一』を目標にここまでやってきた。全員で力を合わせて達成したい」と赤嶺さん。南庭の小見純也監督(54)は「全国制覇は一番大きな目標。自信を持って挑戦してきてほしい」と選手たちにエールを送った。

県綱引選手権大会(主催/県綱引連盟)は17日、川崎市で行われる。優勝チーム、上位入賞したチームの中から主催者推薦を受けたチームが来年夏の「全日本ジュニア・ユース綱引選手権大会」に駒を進める。

【関連記事】

おすすめの記事