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マニアおすすめ!東京都内の銭湯13選。サウナ好きにもうれしいコスパ最高のリラックス銭湯!

さんたつ

玉の湯

わずか500円で利用できる銭湯は、最もコスパのいいリラックス施設ではないだろうか。都内には480軒を超える(令和3年末時点)銭湯が存在し、それぞれの個性を光らせている。そんな中から、数百の温浴施設を巡ってきた筆者が、珠玉の魅力を持った銭湯を選りすぐって紹介しよう。

あけぼの湯(アケボノユ)

ウッドデッキで極上のととのい体験を!押上『大黒湯』

大きな富士山のペンキ絵は大黒湯のシンボル。

スカイツリーの麓に位置する『大黒湯』。

昭和24年(1949)に開業し70年以上愛されてきた銭湯で建物は当時のまま。しかしその中身は、時代ごとにリニューアルされ、現代にもマッチした施設になっている。

内湯は先代店主によってジェットバスなど、バラエティに富んだ浴槽が作られた。

水深90センチの歩行浴槽には、底に丸石が埋められマッサージ効果も期待できる。

露天風呂は深さや温度も選べる。

そして、現店主新保卓也さんの肝いりで作られたのが露天風呂。

「忙しい現代、東京だと空を見上げてゆっくりお風呂に入れるはないですよね。ホッとできる場所を提供したくて、露天風呂をつくりました」と新保さん。

23区内唯一、オールナイト営業をする『大黒湯』だからこそ、朝・昼・夜それぞれの空を見上げながらゆっくりできるのが魅力だ。

裸でゆっくりできるウッドデッキはデジタルデトックスにも一役買う。

さらに新保さんは、2階にウッドデッキも作った。

ゆったりした椅子に体を預けて見上げると、スカイツリーと煙突が、空に伸びているこの場所ならではの景色。

サウナーからも「ととのいスポット」として好評だ。

『大黒湯』店舗詳細

大黒湯(ダイコクユ)
住所:東京都墨田区横川3-12-14/営業時間:15:00〜翌10:00(土は14:00〜翌10:00、日・祝は13:00〜翌10:00)/定休日:火(祝日の場合は翌水)/アクセス:私鉄・地下鉄押上駅から徒歩6分

現代型の銭湯スタイルはここから!新施設のパイオニア椎名町『妙法湯』

温もりのある落ち着いたトーンの浴室。

都内各地の銭湯がリニューアルし人気を集めている。そうした多くの施設が参考にしているのが、椎名町の『妙法湯』。

壁面のタイルが大判であるのもその一つで、「タイルが小さいと目地が多くなるので、カビや汚れが発生しやすいんですよ」と店主。

大判タイルは重量もあるため接着にも技術が必要だが、店主が施工業者と思考錯誤したのだとか。

未来の清潔にも寄与するつくりになっている。

強烈な高温のサウナは一度体験する価値あり。

サウナブーム以降、多くの銭湯がサウナを新設やリニューアルしているが、サウナーを唸らせる銭湯サウナとしても、同店は早くから注目を集めていた。

「温度は男湯で120度に設定していて、都内でもトップクラスですよ」と店主は胸を張る。

入るなり一気に発汗する超高温のサウナは、玄人にも愛好する人が続出している。

浸かるだけで匂いと汚れが落ちるという特別なお湯。

店主が何よりこだわっているのが水質。

軟水器を通して軟水化するばかりではなく、微細な泡を発生させている。

「全国を探し回って、馬の匂いも落とすほどのお湯を見つけたんですよ」と店主が語るように、こだわりが詰まったお湯だ。

『妙法湯』店舗詳細

妙法湯(ミョウホウユ)
住所:東京都豊島区西池袋4-32-4/営業時間:15:00〜翌1:00/定休日:月/アクセス:西武鉄道池袋線椎名町駅から徒歩2分

都心にいながら大きな露天風呂でリラックス!上野『寿湯』

富士山のペンキ絵にパンダが描かれているのも上野らしい。

上野駅から徒歩7分、唐破風屋根から歴史を感じさせる風情を残す『寿湯』。

内湯も、伝統の富士山のペンキ絵をシンボルとしていて、ノスタルジーを喚起する。

しかしその浴槽は、3種のマッサージ風呂に薬湯とバリエーション豊かで、現代人のリラックスにもマッチする。

10人ほどが足を伸ばしても余裕のある露天風呂。

同店の大きな魅力は露天風呂。ターミナル駅の近隣とは思えないほど広い。

「ゆっくりしてもらいたいという気持ちで、ぬるめにしています。この立地で半露天ではなく露天であることもこだわりです」と店主の長沼亮三さんは話す。

サウナ後の外気浴スポットとしても、これだけの広さがあれば「ととのい」の気持ち良さがブーストされるだろう。

外界と遮断されているため体だけでなく脳みそまで休まる。

『寿湯』の個性は水風呂にも。普通の水風呂の他に洞窟水風呂なるものがあるのだ。

その名の通り、洞窟のような狭い空間に水風呂が作られている。

反響して耳に届く水音が、なんとも異世界感を醸し出して、非日常の体験をさせてくれる。

『寿湯』店舗詳細

寿湯(コトブキユ)
住所:東京都台東区東上野5-4-17/営業時間:11:00〜翌1:30/定休日:第3木/アクセス:JR上野駅から徒歩7分、地下鉄銀座線稲荷町駅から徒歩1分

都心のカッコいい銭湯で頭と体を休めよう!新大久保『万年湯』

抑制された明るさで心まで落ち着く。

韓流ブームで多くの観光客が訪れる新大久保。新宿からも徒歩圏内のこの街に『万年湯』はある。

外の喧騒が嘘のように、凛々しい格好良さが滲み出る浴室。数々の人気銭湯を手がけた今井健太郎氏の設計だ。

和をモチーフにした意匠が、直線的なデザインの中に配されていてキリッと引き締まっている。

メイン浴槽の温度はゆっくり浸かれる約40度。

メインの浴槽には、店主の武田信玄(のぶよし)さんのこだわりが詰まっている。

「一人用のジャグジーやジェットを作ると、ゆっくり入れる人数が限られるので最小限にしました」(店主)

限られた広さながら、浴槽の仕切りを減らすことで広々とした入浴ができる。数多くの銭湯を巡ってきた筆者も、この浴槽は好みだ。

隠れ家的水風呂は特別感も満点。

サウナはないが水風呂があり「温冷交代浴」ができる。

入り口に大きな壁が設えてあり、他から隔離されて、恍惚感が高まって気持ちがいい。

「水風呂の前にも洗い場を作るため、シャワーの飛び散りが入らないよう、今井さんが設計されました」(店主)とのことだが、デザインと実益が兼ね備えられていて、さすがの一言。

『万年湯』店舗詳細

万年湯(マンネンユ)
住所:東京都新宿区大久保1-15-17 /営業時間:15:00〜24:00/定休日:土/アクセス:JR山手線新大久保駅から徒歩5分

広い!大きい!開放的!ほぼスーパー銭湯が体感できる鶯谷『萩の湯』

20人は入れそうな大きな浴槽。

鶯谷の『萩の湯』は、2017年にリニューアルされて現在の形になった。

「以前、別の銭湯をやっている時、お客さんがたくさん来てくれるようになったんですが、施設自体のキャパシティの限界を迎えてしまって、混んでいるせいで帰られるお客様がいて悔しい思いをしていたんです」

店主の長沼雄三さんのそんな気持ちから、広く作られた浴槽は利用者としても、ゆったり感が増して嬉しい。

良質な地下水を使ったお湯で肌もスベスベに!

露天風呂も、10人ほどが足を伸ばして入れるような広さ。

回転を上げるために熱めのお湯に設定している銭湯もあるが、萩の湯は36~40度ほどとぬるめで長く入れる。

「皆さんにゆっくり入っていただけるようぬるめです。それでも混まない広さです」(長沼さん)

サウナの大きさはまさにスーパー銭湯級。

サウナももちろん、30人ほど入れるビッグサイズ。

3段のスタジアム型なので、上段と下段で温度に差があり、好みに合わせて入れるのも嬉しい。

毎朝6時からの早朝営業もあるので、出勤前などにサウナで「朝活」すすのもオススメ!

『萩の湯』店舗詳細

ひだまりの泉 萩の湯(ヒダマリノイズミ ハギノユ)
住所:東京都台東区根岸2丁目13−13/営業時間:6:00〜9:00、11:00〜25:00/定休日:HPやSNSにて告知/アクセス:JR山手線鶯谷駅から徒歩3分

中野区で唯一、天然温泉が堪能できる銭湯『中野寿湯温泉』

メタケイ酸の多く含まれた温泉が味わえる。

昭和26年(1951)に創業した同店は、開業から普通の銭湯として営業していた。

しかし、平成の中頃に水質を調べてみると温泉であることがわかり『中野寿湯温泉』として再出発。

無色透明で匂いもないので、どんな人でも入りやすい温泉だ。

お湯に多く含まれる「メタケイ酸」は、潤い肌用の化粧水や入浴剤にも含まれている成分で、肌の新陳代謝を促す働きがある。

高い天井と行き届いた清掃で気持ちの良い浴室。

浴槽は座湯や寝湯など様々な入浴スタイルが用意されていて楽しい。

「最近はビル型銭湯も増えてきました。そうした銭湯は天井が低くなってしまうんですが、うちは上の階がないので、昔ながらの銭湯のように天井を高く作っています。最新の設備はありませんが、この開放感は売りだと思っています」と店主の小林昭夫さん。

その言葉通り気持ちのいい開放感がある。

お客さんの要望で安くなったサウナ。

小さいながらサウナも用意されている。近隣の銭湯では500円の別料金がかかるが、こちらでは250円で利用可能。

「お客さんに安くしてくれと言われたから、安くしてます」と、小林さんのサービス精神の賜物だ。

『中野寿湯温泉』店舗詳細

中野寿湯温泉(ナカノコトブキユオンセン)
住所:中野区新井1-14-13/営業時間:16:00〜24:30/定休日:火/アクセス:JR中央線中野駅から徒歩8分

サウナーが欲しいものが全部ある銭湯『巣鴨湯』

桶をモチーフにした目にも楽しいサウナ。

2022年にリニューアルした『巣鴨湯』。

サウナーが「欲しいものが全てある」と絶賛する銭湯に生まれ変わった。

肝心のサウナは、97~98度という高めの設定。

さらに、20分ごとのオートロウリュウによって、湿度も高まり大量発汗必至!

水風呂も15.5度と30度の2種類が用意してある懐の広さ。

副交感神経が立ち上がってくるのをベストサポート。

さらに同店の魅力は、内気浴(女湯)。

薄暗くしてあり、アロマが焚かれていることで視覚からも嗅覚からも、ととのいがやってくる。

男湯は外気浴。銭湯では珍しいインフィニティチェアが設置されていて、ととのいに不足なし。

畳が敷かれた浴室は穏やかな色調。

しかしここは銭湯。万人への配慮も怠らない。浴室の床には特別な畳が敷いてある。

滑りにくく転倒防止になるばかりか、転倒しても柔らかいので怪我も防げるので、老若男女に安心だ。

「毎日、一枚ずつ裏返して掃除をするので、通常の倍の時間がかかります」と店主の中村有紀さん。

誰もが安心して入れる銭湯は、ハードの充実だけでなく、こうしたソフト面での苦労に支えられていた。

『巣鴨湯』店舗詳細

巣鴨湯
住所:東京都豊島区巣鴨4-13-9/営業時間:15:00〜24:00(土・日は12:00〜24:00)/定休日:火/アクセス:JR山手線巣鴨駅から徒歩12分、大塚駅から徒歩11分

都内唯一!プール付きの銭湯!東中野『アクア東中野』

まさか銭湯にあるとは思えない大きなプール。

『アクア東中野』の目玉は、露天になっている大きな屋外プール。

歩行浴をするにもちょうどいいだけでなく、子供も楽しめる。

7mもあるので、空いている時間はザブザブと泳ぐことも可能で楽しい。

サウナブーム以降は、水風呂がわりに利用する人も多く、サウナ後にプカプカ浮かぶ気持ち良さは他では代え難い気持ち良さだ。

明るい浴室は大きな窓のおかげ。

浴室は大きな窓のおかげで明るく開放的。

テレビも設置されているので、退屈することなくお風呂を楽しむことだできる。

炭酸泉やジェット浴など、種類が多いのも魅力だ。

また、大きなプールの横にある露天風呂も、日替わりの薬湯で見逃せない!

2022年にリニューアルされたサウナ。

サウナの温度設定は105度(男湯)と都内屈指の高温で、コアなサウナ好きも唸るストロングな熱さ。

また、都内の銭湯としては当時初だったオートファンを新設し、熱気が全体に行き渡るようにアップデートされた。

ここまで強烈なサウナの後に大きなプールに浮かべば、疲れも嫌なことも全て忘れてしまいそうだ。

『アクア東中野』店舗詳細店舗詳細

アクア東中野
住所:東京都中野区東中野4-9-22 アクア東中野/営業時間:15:00~24:00/定休日:月曜日(祝日の場合翌日休)
/アクセス:JR・地下鉄東中野駅から徒歩2分

宇宙が感じられる銭湯!?大塚『大塚記念湯』

脱衣所の天井一面が宇宙。

『大塚記念湯』のシンボルは何と言っても脱衣所の天井絵。

リアルな星空は、天文雑誌からの取材も来たほど。そこに、SFテイストの宇宙船が浮遊しているは、空想科学な琴線がビシビシと刺激される。

店主の安中妙子さんによると「元号が平成に変わることを記念して、写真を加工して作られてたイラストで、現在の技術ではもう作れないそうですよ」とのこと。

浴室にも宇宙が広がる。

脱衣所から続くように壁絵として宇宙が広がる浴室。

そこに並ぶのは、寝湯・マッサージ・ジャグジーなど数多くの種類の湯船。

広くはないが、工夫して区切ることで、様々なスタイルで入浴が楽しめる。

そこには「今の時代は、各家庭にお風呂があるので、自宅では体験できないことをという思いがあります」という安中さんの思いがあった。

日替わりの入浴剤で毎日変化が楽しめる。

大きな宇宙の絵画と、たくさんの種類のお風呂。

安中さんは「銭湯は一番身近なレジャースポットだと思います」と話す。

常連客も飽きが来ないように、入浴剤や薬湯は日替わりにしていて、毎日来ても楽しめる。

『大塚記念湯』店舗詳細

大塚記念湯(オオツカキネンユ)
住所:東京都豊島区南大塚3−38−15/営業時間:14:00〜25:00 /定休日:金曜日(祝日は除く)/アクセス:JR山手線大塚駅から徒歩3分

銭湯を受け継いだサラリーマンが守る地域の湯、阿佐ヶ谷『玉の湯』

青を基調とした清潔な浴室。

店主の末岩尚人さんは、2019年に銭湯経営を引き継いだ。

銭湯とは無関係の業界からの転身で、最初は苦労も多く「掃除は本当に大変ですね。最初は身体的にもキツかったです」と話す。

しかし、その努力の甲斐あって清々しく綺麗な浴室が保たれている。

肌にいいメタケイ酸を多く含む地下水100%。

ジェットバスにリラックスバス、薬湯などいくつもの湯船が用意されていることについて、末岩さんは次のように話す。

「この仕事をすることになって、いろんな銭湯を巡りました。そこで初めて『うちは必要なものが揃ってていいな』と感じました」

湯温も42.5度と38度の2種類あるうえに、高温で人気のサウナや、地下水掛け流しが気持ちのいい水風呂も揃っている。

整然と並んだアメニティは丁寧な管理の証。

他業種から転身して4年の末岩さんは、銭湯の喜びを「黙って入って来たお客さんが、晴れやかな表情になって帰っていかれる時は嬉しいですね」と語る。

細部まで神経の行き届いた居住まいが、その表情を作っている。

さらなる進化が楽しみな銭湯だ。

『玉の湯』店舗詳細

玉の湯(タマノユ)
住所:東京都杉並区阿佐谷北1-13-7/営業時間:15:00〜25:00/定休日:月・火/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩5分

渋谷に現れた銭湯らしくない銭湯!渋谷『改良湯』

シックな内装と間接照明がオシャレ。

おしゃれなギャラリーかBARのようなシックな雰囲気だが、ここは『改良湯』という銭湯。

「非日常的な雰囲気を作りたいというのと、ゆったり入ってもらうにために内装と照明を決めました」と店主の大和慶子さん。

37~38度の炭酸泉と、41度の中温風呂があり、いずれもゆっくりお湯を味わえるぬるめの設定だ。

天井が低く作られているので、ロウリュウの効果が大きなサウナ。

サウナ好きからも人気の同店。女性用は遠赤外線で発汗を促し、男性用は対流式でオートロウリュウによってしっかり汗が出る。

さらに、都内の銭湯では珍しく、アロマ水のロウリュとアウフグースが“毎日”実施されているのが嬉しい。ゲリラ的な開催なので、その時間に当たればラッキーだ!

都会のど真ん中で外気浴ができるのは貴重。

そしてサウナ好きがここに集まるのは、渋谷にありながら外気浴ができるため。

店主の大和さんも「近所から見えないようにするのに工夫が必要でしたが、外気浴をなんとか作りたかったので頑張りました」と、外気浴へのこだりを話す。

サウナ後、渋谷の風に吹かれるのもいいものだ。

『改良湯』店舗詳細

改良湯
住所:東京都渋谷区東2-19-9/営業時間:13:00~24:00(日は12:00~23:00)/定休日:土/アクセス:JR・私鉄・地下鉄渋谷駅から徒歩9分、JR・地下鉄恵比寿駅から徒歩9分

お風呂・サウナ・音楽で繋がる次世代型の銭湯!錦糸町『黄金湯』

サウナマニアからも愛される黄金湯のサウナ。

サウナ好きから絶大な人気を集める『黄金湯』。

そのサウナの魅力はまず、108度という高温。あっという間に汗だくになれる。

店主の新保朋子さんも「壁に、熱反射がよい麦飯石を使い。床のすのこの下に水を流して、湿度も保てるようにしています」とこだわりを話す。

逆に水風呂は12~15度とキンキンの設定でサウナとの温度差がたまらない。

外気浴には、頭まで支えてくれるデッキチェアが完備されており、ととのわないワケがない!

仕切りの壁やロッカーの高さまで計算された浴室。

浴室はスタイリッシュながら温もりを感じさせる雰囲気で、湯温が3種類用意されているのも嬉しい。

ぬるめのお湯に長くはいるのも、熱めのお湯でしっかり温まるのもよい。

『きょうの猫村さん』でおなじみの漫画家ほしよりこさんが『黄金湯』をモチーフにしたした壁絵を眺めながらゆっくりしたい。

DJブースで流れる音楽はサウナ室にも流れる。

銭湯は昔から、風呂以外にコミュニティとしての機能を持っていた。

同店では、待合に数種類のクラフトビールのサーバーやDJブースが完備され、現代的な銭湯コミュニティを生み出している。

『黄金湯』店舗詳細

黄金湯(コガネユ)
住所:東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F/営業時間:6:00~9:00 ・11:00~24:30(土は6:00~9:00・15:00~24:30)/定休日:第2・第4月/アクセス:JR総武線錦糸町駅から徒歩6分

創業250年!長く愛される都内最古の銭湯、船堀『あけぼの湯』

1階の浴室。あけぼの湯は1階と2階に浴室がある。

1773年創業の『あけぼの湯』は現存する都内最古の銭湯。

250年もの時間、歴史にあぐらをかかず進化してきたことで今も人気を集める。

メインの浴槽には1.2mにも及ぶ深さのハイパワージェット、さらに、この浴槽内を歩いて外の露天風呂に出るという冒険的なつくりも面白い。

有名な銭湯絵師の早川利光さんの富士山絵が美しい2階。

2階にも浴室があり、天然鉱石を浴槽に埋め込んだ岩盤浴泉。

岩盤の発する遠赤外線などの効果が、肌や自律神経に好影響をもたらすとされている。

奥には、サウナや水風呂も完備されている。

実はここ、かつて脱衣場だった場所で、歴史とともに進化してきた過程が垣間見える。

大きな窓から外交が入り明るい2階浴室。

2階の反対側にも浴室。大きく美しいモザイクタイルが目を引く。

店主の嶋田照夫さんの「他の銭湯と違うものがつくりたい」という思いから、両親の思い出の場所であるギリシャの風景が描かれた。

その下には、京都の化粧品の会社から取り寄せている成分を配合した「牛乳酵素風呂」。

都内で2軒しかお目にかかれないそうで、最古の銭湯は唯一無二の銭湯でもあった。

『あけぼの湯』店舗詳細

あけぼの湯(アケボノユ)
住所:東京都江戸川区船堀3ー12−11/営業時間:15:30〜23:00/定休日:木・金/アクセス:地下鉄新宿線船堀駅から徒歩6分

取材・文・撮影=Mr.tsubaking

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