イタリア人シェフ手作りの石窯ピザに富山食材の絶品パスタ【シチリア パスタの森】本格イタリアンをカジュアルに 砺波の新店
レモンの産地や美しい海岸線のイメージで知られるシチリア島。ブーツの形をしたイタリア半島の″つま先”の先にある島です。
地中海でとれる魚介や新鮮な野菜をふんだんに使った料理に、美しい自然、豊かな歴史が魅力的なリゾート地としても人気です。
そんな地中海の島の名前を冠した「シチリア パスタの森」が2025年3月、砺波市にオープンしました。
シチリア風の本格的なイタリア料理をカジュアルに楽しむことができるお店です。
砺波チューリップ公園そばにオープン
老舗レストランの姉妹店
店がある場所は国道156号沿い、チューリップ公園のすぐ近く。
道の駅砺波に隣接する白い外壁の建物が「シチリア パスタの森」です。
店内は開放的でプライべート空間も
地中海のリゾート地を彷彿とさせる、白を基調とした開放的な店内。
テーブル席が50席、カウンター席が8席と広々としています。
半個室の部屋もあります。
カジュアルな利用だけでなく、少し気を張りたいけどフォーマル過ぎない雰囲気がほしい仕事関係の会食や親族のお祝いの場などにも使えそう。
こちらのお店、砺波市で長年愛される老舗レストラン「グルメどころ タベタリーテ」の姉妹店だそう。
料理のジャンルを限定せず、イタリアンやフレンチなど幅広いメニューを提供する「タベタリーテ」に対して、「シチリア パスタの森」はシチリア風の地中海料理をメインにしたイタリアンの店。「タベタリーテ」ではステーキなどの肉料理が人気ですが、「パスタの森」は海の幸や野菜を使ったメニューが中心です。
▼タベタリーテの記事はこちら
オープンキッチンで作られるシチリア風地中海料理
富山湾の幸がたっぷり!魚介のパスタ
今回は店長イチオシ、シチリア料理の定番という「イワシのパスタ」を注文しました。
厨房はオープンスタイルで、カウンター越しに調理の様子を見ることができます。
地中海でもよく食べられるイワシですが、こちらのパスタには富山湾でとれたイワシをふんだんに使用。アンチョビとたまねぎを炒めたところに、マリネしたイワシを加え形が崩れるまでじっくり炒めます。
この肉味噌ならぬ魚味噌をベースに、たっぷりのきのこやレモン、バジル、さらにイワシのマリネを加えて作る、シンプルながら手間ひまかけたパスタです。
見るからにイワシたっぷり!
食べてみるとあっさりとしたイワシの風味がガツン!!と伝わってきますが、不思議と青臭さは一切感じません。旨みだけが凝縮された、なんとも贅沢な味わいです。
レモンの香りで後味はさっぱり。どんどん食べ進められてしまいます。
すごくおいしいんですが、店長さんによると、見た目の華やかなシーフードパスタやカニの身が乗ったズワイガニのパスタが人気で、イワシはあまり人気がないそう…。こんなにおいしいのに!
魚好きはぜひ、富山湾のイワシが旬のうちに味わってみて。
ちなみに、パスタの太さは2種類から選ぶことができます。
オイルベースのイワシのパスタにオススメなのは細麺。オーソドックスなスパゲッティです。クリーム系のパスタには太麺がオススメなんだとか。
イタリア人シェフが石窯で焼くナポリピザ
イタリア製の石窯で焼くナポリ風ピザも店の看板メニュー。
本場イタリアで修業を積んだというイタリア人シェフ、アントニオさんが生地から手作りし、火の通り具合を細かくチェックしながら一気に焼き上げています。
少し厚みのある生地はモッチモチの食感で、小麦の香りがふわ~っと広がります。
焼き目の着いた部分はほんのり香ばしくて、もはや生地だけでも絶品ですが、トマトソースととろとろのチーズが絡まると至福の味わい…。
「となみの野菜ピザ」は、その名前の通り、地元の旬の野菜がたっぷり使われています。
みずみずしい野菜はシャキシャキっとした食感で、フレッシュな甘みを味わえます。
地場産野菜は、お隣の道の駅で毎日朝どれのものを入れているそうで、どんな野菜がのるかは日替わりのお楽しみ。土地ならではの味と季節を感じられます。
現在は単品での提供ですが、近いうちにランチやディナーのセットも始める予定だそう。
本格イタリアンをカジュアルに楽しめる「シチリア パスタの森」。砺波で長く親しまれるお店になりそうな予感です。
【シチリア パスタの森】
住所 富山県砺波市宮沢町3-11
営業時間 11:00~15:00(L.O. 14:30)/17:00~21:00(L.O. 20:00)
定休日 不定休