「臭いけど好き」「わが家も臭い?」シニアたちの気になる「におい事情」とは【体験談】
加齢に伴い「におい」に対する感じ方は人それぞれ。ワキガや汗のにおいを気にしない人もいれば、家特有のにおいに敏感な人もいます。また、年齢とともににおいに鈍感になったという声も。ここでは、そんなシニアたちの「におい事情」に注目しました。
敬遠されるにおいだけど…
昔お付き合いしていた女性のにおいが気になり、「何のにおい?」と尋ねたら怒られたことがありました。後でわかったのですが、それはワキガのにおいだったようです。多くの人には苦手とされがちなにおいかもしれませんが、私はどちらかというと好きなほうで、汗のにおいも嫌いではありません。どうやら自分の嗅覚は周囲の人とは少し違うのかもしれない、と感じています。(三村博人/70代男性・パート)
家特有のにおいに敏感
私は、親戚や配偶者の実家など、ほかの人の家にお邪魔すると、その家特有のにおいを感じます。悪臭だとは思いませんが、何度か通ううちに慣れてしまうものです。逆に、ほかの人が私の家を訪問したときにも独特のにおいを感じているのではないか……と考えると、少し不安になることがあります。(郷田達彦/50代男性・会社員)
気になる脇のにおいを攻略!
私が中学生くらいのころ、脇が発する汗のにおいが大きな悩みでした。少し運動をするだけでとても気になり、周囲に不快感を与えていないかと心配で仕方がありませんでした。18歳になって就職し、自分で自由に使えるお金ができたころ、思い切って脇とビキニラインの脱毛をしたところ、においがほとんど気にならなくなったのです。そのおかげでノースリーブの服も堂々と着られるようになり、とてもうれしく思いました。(城田リコ/60代女性・主婦)
においに鈍感になった結果
私は30代で引っ越しをしたことをきっかけに花粉症になり、以来、においには鈍感になりました。においは味覚にも深く関係しているようで、昔の好物を食べても同じ味だと思えないことがあります。そんな私がもう一度味わいたいと思うのは、母が作ってくれたイワシの酢のものです。母が元気なうちにレシピを教わっておき、もし鼻が以前のように回復したら、それを最後のごちそうとして楽しみたい、と思う今日このごろです。(本間後期/70代男性・無職)
まとめ
においは、本人にとって心地よかったり懐かしかったりする一方、周囲には敬遠されがちなこともあります。互いの感覚を理解し合うことで、においは意外な心のつながりを生むかもしれません。シニアたちの体験談が、においの捉え方を考える一助になれば幸いです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)