キャサリン皇太子妃 がん闘病を経て、群衆からの励ましの言葉に感激「お会いできて良かった」
キャサリン皇太子妃がサンドリンガムでのクリスマス礼拝後、沿道に集まった群衆と言葉を交わし、挨拶をして回った。がんの化学療法を終えた皇太子妃は、多くの人々からお見舞いの花束やカードを受け取った。皇太子妃は深く感激した表情で感謝を述べ、20年間がんと闘った女性とハグを交わす場面も見られた。
【動画】サンドリンガムでのクリスマス礼拝後、沿道で待っていた女性とハグを交わすキャサリン皇太子妃
キャサリン皇太子妃(42)は、今年1月の腹部手術後にがんが発覚し、化学療法を受け始めた。9月に治療を終えたことを報告し、その後徐々に王室公務へ復帰している。
現在は、夫ウィリアム皇太子(42)、長男ジョージ王子(11)、長女シャーロット王女(9)、次男ルイ王子(6)と共に英ノーフォーク州サンドリンガムにある別宅アンマー・ホールでクリスマス休暇を過ごしている。
25日には王室の恒例行事であるサンドリンガムの集いに参加し、王室メンバーとセント・メアリー・マグダレン教会で行われる礼拝に向かった。
教会へ向かう沿道には多くの群衆が集まっており、礼拝後、王室メンバーは人々としばらくの間交流した。
この日、キャサリン皇太子妃は「アレキサンダー・マックイーン」がデザインしたエメラルドグリーンのロングコートに、同色の帽子を合わせていた。群衆からお見舞いの花束やカード、プレゼントを受け取りながら、できるだけ多くの人々に挨拶していた。
英メディア『Hello!』では、人々から励ましの言葉をかけられたキャサリン皇太子妃が、がん闘病中の心情を述べたことを報じた。
がん患者を支援するチャリティ団体「マクミラン・キャンサー・サポート(Macmillan Cancer Support)」で働いていた女性は、皇太子妃に「あなたの存在が、すべての患者にとって大きな励みとなりました」と伝えた。
この言葉を聞いた皇太子妃は、深く感動した表情を見せ「今年、多くの方々から寄せられた手紙に深く感激しました。がんは本当に多くの家族に共鳴するのだと思いました」と答えた。
そして、「あなたのような方々が現場で懸命にご尽力くださっているおかげです。心より感謝申し上げます」と付け加えた。
別の女性が「私たちはみんな、あなたを応援していますよ。そのことを決して忘れないでください」と話しかけると、皇太子妃は「ありがとうございます。本当にご親切で、お会いできて良かった」と返したそうだ。
また、20年間がんと闘病してきたノース・リンカンシャー在住のカレン・マクリーンさん(73)が、キャサリン皇太子妃からハグを受ける場面もあった。
カレンさんは皇太子妃とがん闘病について話したそうで、ハグを交わしたことを「大変な名誉に感じます」と語った。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A pleasure to welcome President @sukyeol.yoon of the Republic of Korea」』『Sky News X「The Royal Family greet members of the public after the Christmas service at Sandringham」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)