名シーンに囲まれて、ジャンプ+ワールドに没入! ― 「少年ジャンプ+展」(取材レポート)
2024年に創刊10周年を迎えたマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」。初の展覧会『少年ジャンプ+展』が、東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで開催中です。
アプリで楽しんでいたあの作品、この作品の世界が、映像や立体展示となって目の前に広がる、ジャンプ+の世界を全身で体感できる空間が広がります。
まず入口で目を引くのは、本展のために描き下ろされた巨大ビジュアル。真っ赤な衣装にドレスアップしたジャンプ+のキャラクターたちが、まるで祝賀パーティーへ招いてくれるような高揚感を演出しています。
寺田倉庫 G1 ビル「少年ジャンプ+展」会場入口
続いて、巨大スクリーンに映し出されるスペシャル映像。約4分の映像にジャンプ+を彩る数々の人気作が次々に登場し、展覧会の幕開けにふさわしい迫力で来場者の心をつかみます。
シアターを抜けると、ジャンプ+各作品の第1話から印象的なシーンを抜き出した展示「ジャンプ+ロード」へ。マンガの中に入り込んだかのような感覚で、懐かしさと新鮮さが入り混じります。
ジャンプ+ロード
展覧会の中でも注目の一つが、代表作をテーマにした各エリアです。
『SPY×FAMILY』では、アーニャと同じサイズ感で教室の中に立てるフォトスポットも登場。
『怪獣8号』エリアでは、ナンバーズや巨大な“8号”の造作が迫力満点。まさに“怪獣のいる空間”が再現されています。
『ダンダダン』エリアでは、作中屈指のカオスシーン「ターボババアから逃げるオカルンとモモ」の立体フォトスポットが用意されました。
『SPY×FAMILY』
『怪獣8号』
『ダンダダン』
さらに、描き下ろしの等身大キャラクターたちと一緒に歩ける「キャラクターウォーク」、名ゼリフを一面に集めた「名言ウォール」、そして作品に寄せられたコメントをもとに選ばれた伝説の「神回ウォール」へ。
ジャンプ+ファンなら誰もが心を動かされた“あの瞬間”が次々と登場します。
キャラクターウォーク
名言ウォール
神回ウォール
ジャンプ+の多彩な連載作品を曜日ごとに紹介するコーナー「ジャンプ+の1週間大集合」では、月曜から日曜まで、各曜日を代表する2作品をピックアップ。
ジャンプ+で毎日更新される作品たちを、まるでアプリを開いたような感覚で楽しめます。
ジャンプ+の1週間大集合
展覧会の最後は、実際に“いいジャン!”できる「いいジャン!ウォール」。自分の推し作品のそばに“いいジャン!”を飾ることで、作品への愛を目に見えるかたちで残せます。
いいジャン!ウォール
ジャンプ+の10年間が、まるで一つの物語のように立ち上がる会場。読んで、笑って、泣いた、あの名シーンやキャラクターたちと再会できる、特別な体験をお楽しみください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2025年4月17日 ]
©少年ジャンプ+10周年/集英社