【レシピ掲載】シェフのオフの日のおうちごはん 家呑みのアテにぴったり!さばとパプリカのパスタ 【趣味どきっ!シェフの休日 後編】
つくった料理で、お客様の心までも満ち足りた気持ちにしてくれるシェフ。日々、おいしい料理を提供するその裏側で、オフの日のシェフがどう過ごし、なにをつくって食べているのでしょうか。
前編ではイタリア料理店オーナーシェフの日髙良実さんの休日の過ごし方を教えてもらいました。後編では家呑みのアテの作り方を教えてもらいます。
シェフの日髙良実さんの休日おうちごはん
日高良実(ひだか・よしみ)
兵庫県神戸市生まれ。日本、イタリアで料理の研さんを積む。東京で店をオープンして今年で34年。日本におけるイタリア料理提言者として今も第一線で活躍中。2020年からはユーチューバーとしても活動開始。多くのファンを獲得している。
日髙シェフの”缶詰イタリアン”
「缶詰と乾物は欠かせない食材です」
「修業時代は缶詰に助けられました。ヘトヘトになってアパートにたどりついて、缶詰のオイルサーディンでパスタをつくって食べて寝る、という毎日でした」。
缶詰LOVEは今も続いていて、“缶詰イタリアン”をテーマにテレビ番組で講師を務めるほどに。
もちろん缶詰は家呑みでも活躍します。加えて乾物も日髙さんにとって大切な食材です。
「乾物というと和風のイメージが強いかもしれませんが、ワインのつまみにもいいですよ。どちらも買い置きができるのも便利ですね」。
持ち前のフレキシブルな素材使いは、家呑みにも発揮されています。
さばとパプリカのパスタ
酒のアテにはショートパスタが断然おすすめ。ゆっくり楽しめます
材料(2人分)
さばの水煮(缶詰)…1缶(160g)
フジッリなど好みのショートパスタ… 100g
パプリカ(黄色、赤)… 各1/2コ
イタリアンパセリ… 適量
●塩・オリーブ油
1 パプリカは縦に細切りにする。鍋に塩分1%の湯を沸かし、ショートパスタを表示時間通りにゆで始める。
2 フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、パプリカを入れて中火で炒め、全体に油がまわったらさばの缶汁を加えて強火にする。途中、パスタのゆで汁大さじ2ほどを加え、混ぜながら煮詰める。
3 ゆで上がったパスタをゆで汁をきって加え、さばも加えて全体を混ぜる。ゆで汁大さじ2ほど加えて全体を混ぜる。火を止めて全体を混ぜる。味をみて足りなければ塩で味を調える。器に盛って手でちぎったイタリアンパセリをあしらう。
きらり、シェフの技
缶汁は煮詰めて濃厚ソースに
さばの水煮の缶汁は魚のうまみたっぷりだからソースにもってこい。煮詰めてうまみを凝縮させることがポイント。パスタのゆで汁も適度な塩味でソースの味づくりに一役買う。
皆さんも家呑みの際のお供に、ぜひ作ってみてくださいね。
立ち読み
■『NHK趣味どきっ! シェフの休日 しあわせごはん』より一部抜粋
■撮影 今清水隆宏、山田薫
『趣味どきっ! シェフの休日 しあわせごはん』では、日高良実さんのほか、堀内さやかさん、櫻井信一郎さん、鈴木珠美さん、坪内浩さん、按田優子さん、菊地美升さん、薮崎友宏さんの休日を訪ね、オフの日の過ごし方やおうちごはんに教えてもらいます。