クリームパンで有名な尼崎の『バックハウスイリエ』本店の製造現場をレポート!美味しさの秘密とは!? 尼崎市
クリームパンが大人気のパン屋『back haus IRIE (バックハウスイリエ)』(尼崎市)は、常設店舗の神戸阪急店や阪神にしのみや店、さらにそのほかの百貨店の催事にも多く出店しておりご存じの方も多いと思いますが、本店が尼崎の園田にあるのを知ったので取材へ行ってきました。
阪急園田駅から徒歩約10分の所にあり、元々は1988年に入江正文さんが始めたパン屋さんで、2016年9月にシュゼットグループに事業統合されました。
店内は大人気の「クリームパン」をはじめ「月替わりのクリームパン(8月:桃)」や夏野菜を使用した総菜パンなど様々な種類があります。
今回全店舗のパンを作っている製造現場を特別に見せていただいたので、その模様をレポートしていきます。
まずは「クリームパン」の要である“カスタードクリーム”を見せていただきました。昔は鍋に職人がつきっきりで作業されていたそうですが、今は味の安定化を図るため真空炊きという特殊な製造方法で作られています。そうすることにより、水分が逃げずあのなめらかなクリームが出来上がるそうです。
同店で毎日2,000~3,000個の「クリームパン」を作っているのですが、なんと機械ではなく一つひとつ手作業で作られています。
生地を綿棒でひとつずつ丸い形にのばし、次にクリームを生地からあふれないギリギリまで詰めて包んでいきます。
この繊細な作業は決して機械で再現することはできず、熟練のパン職人の方たちが手際よくされていました。不器用な筆者には到底まねできそうにありません。
生地を発酵させパンがふっくら膨らんだ後、黄身を塗って焼くと…。
こんがり茶色の焼き目がついた「クリームパン」が完成です!お店ではレジのすぐそばに置いてあり、手土産などで一人で20個ほど購入される方もいるのだとか。
今回筆者は同店と阪神にしのみや店でしか購入できない「しぼりたてクリームパン」と「のびーるもちあんぱん」、総菜系の「旨辛アラビアータのカルツォーネ」の3品をテイクアウトさせていただきました。
「しぼりたてクリームパン」は、通常の「クリームパン」に入っているカスタードクリームの1,5倍の量が入っていて、後からクリームを絞り入れている商品です。
しっとりやわらかいパン生地で持ってみるとずっしりと重量感があります。割ってみると本当にもうあふれ出しそうなくらいのクリームがたっぷり♡食べてみるとクリームが後入れなのでとてもフレッシュでなめらかで一口食べた瞬間、自然と頬が緩みハッピーな気持ちに。
同店のクリームパンが大好きな夫も同商品は初めて食べたようで、「いつものよりさらにみずみずしさを感じる、こちらも本当に美味しい」と大絶賛でした。クリームが飲み物のような感覚で食べられてしまい、食べ終わった後でもまだもう一個食べたいという気持ちにさせてくれました。
「のびーるもちあんぱん」は自家製の粒あんと求肥が入っており、レンジで20秒ほど温めて食べるとろ~っととろける食感が味わえるのだとか。
おすすめの通り温めてみると、おもちがびよ~んとのび、あんこが中からあふれ出してきました。
今までいろんなお店のあんぱんを食べてきましたが、こんなにあんこがとろとろの食感のものは初めてで、あんこ好きな筆者にはたまりません。おもちもたっぷり入っているので食べ応えも十分でした。
「旨辛アラビアータのカルツォーネ」は、生地の中にナスとペンネのアラビアータとモッツァレラチーズが入っており、上にはエダムチーズがトッピングされています。
ピリッとした辛味みのあるトマトソースが暑い時期にぴったりで、生地のもちもち感とチーズのとろけた感じも食欲をそそられ朝食やランチにも良さそうです。
また、同店と阪神にしのみや店では毎月15日に「クリームの日」として、その日しか購入できない特別な商品の販売もあるそうで、ますます目が離せません。
場所
back haus IRIE (バックハウスイリエ)
(尼崎市東園田町2-48-2)
営業時間
月曜~金曜日 9:00~20:00
土曜日 8:00~20:00
日曜日、祝日 8:00~19:00
定休日
なし