1年間「ポケモンスリープ」を続けたみたらこうなった / 睡眠の意識よりも気になるアレ
みなさんは、2023年7月に配信を開始した『ポケモンスリープ』を続けているだろうか? 今年6月には全世界2000万ダウンロードを突破するなど、ゲームとしては比較的順調なようだ。
実は私も密かに『ポケモンスリープ』を継続しているのだが、ゲームを始める前と後ではどんな変化が起きたのか? 1年間『ポケモンスリープ』を続けてみたらこうなりました。
・睡眠ゲームアプリ
世にも珍しい「睡眠ゲームアプリ」として『ポケモンスリープ』がローンチしたのは昨年7月のこと。超ヘビー級の「ポケモンGO」ユーザーである私は、ポケモンGOへの恩恵目当てでゲームを開始した。
私の周囲に限った話になるが、今でも毎日『ポケモンスリープ』を続けているのは、10人のうち3~4人といったところだろうか? ありきたりな言い方になるが「やる人はやってる」といった感じである。
さて、私とポケモンスリープの1年間は「波があったな~」という感じ。内容的にはかなり平和なゲームであるものの、なかなかどうして紆余曲折があった印象だ。時系列で説明しよう。
・開始~2カ月くらい「半信半疑時代」
ぶっちゃけた話、ゲームが始まってから2カ月くらいまでは「ポケモンGOのためにポケモンスリープをプレイしている」という状態であった。出現するポケモン等にも特に興味を持てず、ただ睡眠計測をしていただけであった。
それでも継続できたのは「ポケモンGOへの恩恵」と「あまり手がかからないゲーム性」の2点が大きい。さらに言えば私にとって「ポケモンGOの邪魔にならないこと」はかなり大きなポイントだった。
・2カ月目~半年くらい「ハマり時代」
ゲームとしてポケモンスリープの楽しさに目覚めたのは、ポケモンGOのフレンドから「ポケモンスリープの厳選の仕方」を聞いてから。特にフレンドたちが「神の子」と称賛したニンフィアをゲットして以来、俄然ゲームが楽しくなってきた。
どうすればお目当てのポケモンを出せるか? うとうと目当てで「ケースに入れたGOプラスプラスを枕の下に忍び込ませる」等の姑息なテクニックを習得したのもこの頃である。
またこの時期はサブスクの課金はもちろんのこと、何度かダイヤも購入。とにかく毎朝の厳選が楽しく「最強のパーティ」を編成するため、毎日必死に8時間半の睡眠を死守していた時期だ。
・半年~現在「まったり時代」
厳選を中心にゲームを楽しんでいたものの「実はこれメッチャ金がかかるゲームなのでは?」と気付いてしまって以来、ゲームそのものへの情熱は良くも悪くも落ち着いてしまった。
どのあたりを目指すかにもよるが、ゲームを本気でガチるなら「ポケモンGOよりポケモンスリープの方が遥かに金がかかる」という印象である。少なくとも1匹をゲットする労力やコストは、ポケモンGOの比ではない。
以来、課金は月額のサブスクだけになり、よく言えばゲームにムキになることが無くなり、悪く言えば適当なプレイになってしまっている。現在はそのまま「まったりプレイ」で進行中だ。
・睡眠への意識
で、ポケモンスリープでは欠かせない「睡眠への意識」については、まあまあ気にするようになったのではあるまいか? 私自身がジジイ化して寝るのが早くなったことは否めないが、以前よりは「就寝時間や睡眠時間は気にしている」と思う。
さらに変な習性なのだが、月に1度スリープデイが開催される「満月」に関してはメッチャ気にするようになった。「そろそろ満月か」などと頭によぎる機会が大幅に増えたのは、紛れもなくポケモンスリープの影響である。
その気になっても長時間ガツガツプレイできないという点で『ポケモンスリープ』は非常に異質なタイトルであり、そこが良さでもあるのだろう。端的に言えばガチるのが難しいゲームである。
この1年間、ポケモンの新実装や各種イベントは開催されているものの、ゲームの楽しさが「厳選」であることは変わらない。おそらくこの状態が続く限り、私のスリープ熱が上がることは無いハズだ。
・ドハマりはしないかもだけど
そして「それでいい」と思っている。毎日コツコツ計測しつつ、ゲームはほどほどに。そもそも睡眠時間をふわっとでも意識している時点で、睡眠計測アプリとしての目的を果たしているのではないだろうか?
結果的に1年間『ポケモンスリープ』を続けてみた所感としては、
・ ゲームとしての面白さは厳選がメインだが、かなり難度が高い
・ 本気でやるならかなり金がかかる
・ 睡眠時間や就寝時間などは以前より気にするようになった
・ 満月はメッチャ気にするようになった
……といった感じである。まったりでもたまにいいポケモンが出れば嬉しいし、ある種の折り合いをつけられたので、個人的にゲームに対する不満は特に無い。
また、1日数回ちょこっと触ればいいだけなので、結局長続きするのはこういうゲームなのかもしれない。というわけで、引き続きこっそりとポケモンスリープを続けて行きたいと思います。
参考リンク:ポケモンスリープ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c 2024 Pokemon. c 1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンスリープ (iOS)