コラム【本州湾岸を反時計に一周】025 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン① 2024年8月27日
※2024年8月27日撮影
では、「本州湾岸を反時計回りに一周」鉄道旅の5日目が始まります。
新潟のビジネスホテルをチェックアウトして、新潟発7時43分の越後線吉田行に乗りました。
吉田駅で8時42分発の柏崎行に乗り継ぎ、9時49分に柏崎着。トップ画像は、柏崎駅前から駅舎。時計は10時を指しています。
柏崎駅も久しぶりですが、記憶では特段の変化はありませんね。
柏崎駅10時42分発の信越本線直江津行に乗りました。何度通っても青海川(おうみがわ)駅のホームから望む日本海は素晴らしい。お天気がイマイチなのが残念ですが。
海が見えるホームは、全国にいくつもありますが、このホームからの眺望が最良の1つだと思います。
※2024年8月27日撮影
11時26分、直江津に到着。駅舎です。
※2024年8月27日撮影
2017年12月に来た時は、雪でした。駅前のビジネスホテルに宿泊した翌朝です。
※2017年12月撮影
直江津に来たら必ず食べる駅そば直江津庵。かつては駅舎内にあったそうです。
※2024年8月27日撮影
これが本日のお昼ご飯。毎回食べる名物のもずくソバ(530円税込)。美味しいですよ。
※2024年8月27日撮影
鯖江まで行く予定なので乗車券を買いに窓口に行ったら「販売出来るのは富山駅まで」とのことでした。
さて、直江津駅から金沢駅間、元は北陸本線でしたが2015年北陸新幹線開業時に並行在来線として経営分離されました。
新潟県内(直江津駅~市振駅)をえちごトキめき鉄道、富山県内(越中宮崎駅~石動駅)はあいの風とやま鉄道、石川県内(倶利伽羅駅~大聖寺駅)はIRいしかわ鉄道がそれぞれ継承しています。
さらに北陸新幹線金沢~敦賀間の開業に合わせて2024年3月からは、牛ノ谷駅~敦賀駅間がハピラインふくいに継承されました。
筆者は北陸本線時代から何度も直江津駅~敦賀駅間を青春18きっぷで利用しています。しかし並行在来線として経営分離されてからは、やはり青春18きっぷが使用できないコトもあって乗車機会が減っています。
古い木造駅舎が大好きな筆者は、青春18きっぷや大人の休日倶楽部などを使用して北海道、東北、四国、九州に出掛ける機会が多く、北陸本線だったこの区間を旅するのは、実は久しぶりです。
まずは、直江津駅からえちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインに乗ります。ET122形気動車が入線してきました。行先表示は泊です。
※2024年8月27日撮影
日本海ひすいラインは、もちろん電化区間ですが、えちご押上ひすい海岸駅と梶屋敷駅の間にデッドセクションが設けられていて、直江津駅側は直流(1500V)、糸魚川側は交流(20KV/60Hz)と電化方式が異なっています。交直両用電車の新造、維持コストを考慮してこの区間を気動車で運用する方法が採られています。
こちらが市振駅側になります、
※2024年8月27日撮影
車内に入ってドア上の路線図。
※2024年8月27日撮影
12時14分、そろそろ泊行発車時刻です。
※2024年8月27日撮影
回送列車が同じ方向に走っています。
※2024年8月27日撮影
跨線橋の下で回送列車を追い越します。
※2024年8月27日撮影
妙高はねうまライン、元の信越本線が左(南)に離れてゆきます。
※2024年8月27日撮影
直江津駅から6.6kmとやや長い駅間で谷浜駅です。流石、旧国鉄幹線の駅、ホームが長いです。
※2024年8月27日撮影
跨線橋の陰になっていますが、左側に魅力的な古い木造駅舎があります。
※2024年8月27日撮影
駅名標。
※2024年8月27日撮影
明治時代に開業した古い駅です。旧国鉄時代の1980年代に駅は無人化されJR西日本に継承されました。2015年えちごトキめき鉄道に移管されています。とにかくこの駅、木造駅舎が魅力的なので、筆者としては是非撮影に来たいです。今回も時間を都合したかったのですが・・・本州一周に時間がかかってしまいます。
谷浜駅を出ると、右側に日本海が広がります。天気が良ければ美しく青い海が眺められますが、残念ながら曇天です。
※2024年8月27日撮影
S字カーブ。
※2024年8月27日撮影
駅が見えてきました。
※2024年8月27日撮影
谷浜駅から3.4kmで有間川駅です。
※2024年8月27日撮影
この駅にも魅力的な木造駅舎があります。
改めて木造駅舎撮影のプランをたてたくなりました。
次回に続きます。
(文・写真) 住田至朗
※えちごトキめき鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)他を参照しています。