富山の手作りグラスで味わう4色のソーダフロート【Cafe 小馬 キラリ店】富山市ガラス美術館/TOYAMAキラリのカフェ
富山市西町にある複合施設「TOYAMAキラリ」。
隈研吾の設計によるアルミやガラスのパネルを大胆に使った外観や大きな吹き抜けとスギ材を多用した内部構造が特徴で、中には富山市ガラス美術館や富山市立美術館本館が入居することから多くの利用者や観光客でにぎわう富山の名物スポットです。
そのTOYAMAキラリに2023年6月にオープンしたのが「Cafe 小馬 キラリ店」。富山駅南口の駅前で40年近く愛される老舗喫茶店「小馬」の2号店です。
TOYAMAキラリの2階のカフェ
6階まで斜めに吹き抜ける開放感と木のぬくもり
昔ながらのレトロでまったりした駅前の本店とは雰囲気が異なり、明るく洗練された印象のキラリ店。2階から6階まで渦のように斜めに吹き抜ける空間の底部分に位置し、天井から差し込む光や通りに向けて開かれた大きなガラス窓が開放的です。
席同士の間隔も広く、隣のテーブルを気にせずゆったり過ごせるのもうれしいところ。東側の窓際にあるカウンター席からは、立山連峰を一望することもできます。
ガラス工房のオリジナルグラスで味わうソーダフロート
キラリ店の看板商品は、4色のソーダフロート。
緑がきらびやかなメロンにさわやかな富山の空や海を思わせるブルーハワイ、かわいらしい赤色が映えるイチゴと金色にも似た黄色のレモンの4つの味で、まんまるのバニラアイスにちょこんとサクランボが添えられています。
どれも富山ガラス工房で作られたオリジナルのフロートグラスでの提供で、波のような模様やコロンとしたまるい形が愛らしいフォルム。見た目にも涼しげで、これからの季節にはぴったりです。
ちなみに、一番人気はメロン味だそうですよ。
ホットドリンクで人気なのは、たっぷりのホイップクリームにアラザンが散りばめられたウインナーコーヒー。
「ケーキは食べられないけれど、何か甘いものが食べたい」と注文される方が多いんだそう。図書館で本を読んだり勉強したりして疲れた頭にはちょうどいい糖分の補給になるのかもしれません。
海外や県外からの観光客も多く訪れる立地のため、この他にも富山ブラックサイダーやブラック豚まんなど、富山名物のグルメも取り揃えています。旅の思い出に注文する方も多いんだとか。
こだわりのグラスやティーカップでほっと一息
ガラス美術館に併設されているだけあって、ソーダフロートに限らず、アイスクリームやケーキ、抹茶の碗もガラス製。カラフルできらびやか、それでいてどこか懐かしさも感じるようなガラスの食器が並びます。
さらに店長の山澤さんは、父の実家が陶器を扱う店だったということで、ティーカップにも強い思い入れがあります。海外からの旅行客向けに取り入れた和柄のカップや中身が冷めづらいアメリカンカップ、今はもう製造されていない貴重なカップなども揃えています。
美術館と図書館が併設し、静かで落ち着いた空間でゆったりと時間を過ごせるカフェ。まちなかでの普段使いとしても、観光の思い出作りとしても使い勝手がよさそうです。
店舗情報
【Cafe 小馬 キラリ店】
住 所 富山市西町5-1 富山市ガラス美術館 2F
電 話 076-492-7867
営 業 10:00~18:00(L.O. 17:30)
定休日 水曜、年末年始
記事編集:nan-nan編集部