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船カワハギ釣りでキモパン良型ゲット成功【茅ヶ崎・まごうの丸】宙でフワフワ誘いが奏功

TSURINEWS

カワハギ(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

12月4日(水)、美味しいキモ入りカワハギを求めて相模湾茅ヶ崎のまごうの丸へ乗船しました。

まごうの丸でカワハギ釣り

港から20分の近場のポイントに到着。水深は25~30mほど。オモリは25号です。エサはカワハギ釣り定番のアサリ。マルキユーの「カワハギゲッチュ」を持参しました。

底中心に狙っていくと、最初に釣れたのはオオスジイシモチ。その次はトラギス。そしてキタマクラ…。本命のカワハギに出会う前に、まずはゲストの登場です。

茅ヶ崎港周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

ゼロテン釣法で良型カワハギ

「カワハギが来てくれる誘いパターンはなんだろう」と考えました。いろいろ試して、ふわふわした小さな誘いから、張らず緩めずのゼロテンションでステイしているとヒット。カツカツとした、それまでのゲストより明確なアタリ。無事にカワハギをキャッチ。

文句ない持ち帰りサイズで、見た目にもキモが大きくなっているのがわかります。想像するだけでキモ和えやキモ醤油、キモポン酢の刺し身で頭がいっぱいに。「どんどん数増やすぞ」と、意気込んで釣り再開。

タックル図(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

まさかのタコのヒットも…

しかし、その後はカワハギが消息不明に。ずっとベタ底で狙っていたので根掛かりしたのか、オモリが動かなくなり「切るしかないかなぁ」と強引に引っ張ると、浮いて巻けるようになりました。

重さがあり「何か海底の浮遊物でも引っ掛けたかな~」と上げると、なんとオモリを抱いたタコ。水面で気付かれ、離して泳いでいっちゃったけど、「こんなゲストまで現れるのか」とビックリです。タモが近くににあればすくいたかったなぁ。油断していてちょっぴり悔しい(笑)。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

厳しい状況の中でダブルヒットも

カワハギを求めて船は東へ大きくポイント移動。トラギス、ベラ、ハコフグのゲスト勢に迎えられ、そのあとお待ちかねのカワハギ登場。しかも、ダブルでヒットして嬉しい~。

その後、ぽつぽつと本命の顔が見られるものの、思うように数は伸びません。アタリも手元にごくわずかに伝わる程度で食い込みが渋い様子。

隣の人も「きょうは厳しいね~、でもカワハギ釣りが一番楽しいよ。日によって性格変わるから、こういう難しい日もあるけどね。アハハ」

良型のダブル(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

宙釣りで追釣

その後、どんどん東にポイントを移動。亀城根近くまで行きました。水深50m超とかなり深い。船長から「1~2m浮いたところも反応があるから探ってみてください」とアナウンス。そこで、ベタ底狙いから宙釣りに変更。ロッドは誘いが効きやすい硬めのタイプへチェンジです。

深くなると投入や回収までの時間がかかるので、限られた釣り時間のなかでチャンスを増やすため手返しを意識します。

着底後、2m巻き上げて誘いながら徐々に海底まで下げていくと、1.5m浮かせたところでカワハギがヒット。このあと、底上50cm~2mほど浮かせたタナで、ポンポンと釣れました。底を切っているので、ゲストを避けられるのか確率アップ。さらに型も十分なサイズ。

この日、私の釣ったなかにワッペンサイズはなくすべて持ち帰り。

澤田さんの一荷(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

誘いはフワフワが有効

深場ではあまり激しいタタキなどの強い誘いはせず、優しくアサリをふわふわと揺らしてカワハギを寄せてくる誘いが効果的でした。

吸い込みが渋かったので、最初のアタリからアワせるのではなく、焦らず待ったり、ゆーっくり聞きアワせていくように竿先を上げていくのがよかったようです。

菊井さんも一荷(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

繊細で、つねに集中を切らさない釣り物なので楽しい時間はあっという間に感じました。船宿に帰ってくると、暖かい飲み物が用意されていて、気遣いに心も身体も温まります。

帰宅後、さっそくキモポン酢で刺し身をいただきましたが、美味しすぎてまた早く釣りに行きたくなっています。

船上の様子(提供:週刊つりニュース関東版 高末里香)

<週刊つりニュース関東版 高末里香/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年12月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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