シドニー五輪メダリストバッテリーが奈良に!未来のスターを育成するソフトボール教室開催
シドニー五輪メダリストバッテリーが奈良に!未来のスターを育成するソフトボール教室開催
2024年9月28日(土)に、奈良女子高等学校で株式会社マツダスポーツ主催のソフトボール教室が開催された。
今回は奈良県下で活躍する小中学生のピッチャーとキャッチャー合わせて約30名が参加した。
ウォーミングアップ1時間!
奈良県においては、近年、子どもたちのソフトボール人口が減少しているという状況にある。
少子化の影響に加え、他のスポーツとの競合や、小中学生が県外の学校に進学してしまうことも、この問題を深刻化させているのである。
地域におけるスポーツ活動の活性化のためには、ソフトボールの魅力を再発見し、子どもたちが安心して楽しめる環境づくりが求められると言える。
そんな状況を救おうと、奈良県に複数店舗を構えるスポーツ用品店『株式会社マツダスポーツ』が立ち上がった。
代表取締役の松田修一氏が大学の後輩である、2000年のシドニーオリンピック銀メダリスト髙山樹里氏と、オリンピックで高山氏とバッテリーを組んだ山田美葉氏を奈良に招待。
「遊びではなく本気のソフトボール教室」
を条件に、お二人が快諾し今回、奈良県で実現したそう。
「本気」の表れがウォーミングアップから見られた。
通常、このようなスポーツ教室では、参加者が各自でウォーミングアップを行うことが多い。
しかし、今回の教室では、お二人が1時間かけて全員で一緒にウォーミングアップを行った。
教室全体でお二人から、「意識」というキーワードをよく耳にした。
例えば、ウォーミングアップ中だと、どこの部分を今鍛えているのかを意識したり、キャッチボール中でも、常に球の縫い目にしっかりと指をかけることを意識したり。
常に練習で意識するということが、レベルアップにつながっていくそう。
参加した選手たちは、オリンピックメダリストからの指導に、真剣に耳を傾け、練習に取り組んでいた。
地域におけるスポーツ活動の活性化のためには、ソフトボールの魅力を再発見し、奈良県内の小中高が一体となって競技力をアップさせる事が大切。
今回の教室をきっかけに、奈良のソフトボール競技人口減少問題解決につながることを期待したい。