母「メールは必ず返信するから大丈夫!」と豪語するも、送信履歴には空メール… #母の認知症介護日記 79
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
病院帰り、帰りのバスの時間調整も兼ねてお茶をしていた母・あーちゃんとワフウフさん。しかし、お店のエアコンが効き過ぎていて寒かったので、早めに出て100円ショップで買い物をすることに。しかし、レジに並ぶことはできたものの、順番を守ることができないあーちゃんは、何度注意しても前の人を抜かそうとします。しまいにはレジに商品を投げ入れてしまい、ワフウフさんもお手上げ……。
そこがわからないの…!?
認知症は、人格を変えてしまうという話をよく聞きます。あーちゃんの場合は、一時期とても攻撃的になりましたが、薬が合っていたようで、少しずつ落ち着きを取り戻しました。しかし、足元の状態は今も不安定なままで、歩いている途中で「膝かっくん」のような状態になることも……。年齢的なものか、どこかに問題があるのかわからず、ワフウフさんはとても心配しています。
日にちと時間の感覚がおかしくなり、ずいぶん前に送ったメールの話をし始めるあーちゃん。
メールを送ってないことを伝えるため、携帯を見せてもらい、そのままチェックしてみると……。
送信履歴にはお友だちに空メールを送り付けている痕跡が! でも、返信できていないと教えても……。
と、自信満々。仕方がないので、正しい返信方法を教えると……。
またもや自信満々で、聞く耳を持ちません。
お友だちが離れていかないか、心配……!
いつものインスリン注射の日。よく顔を合わせるおばあちゃんと談笑。
いつの間にか、健康自慢に。
最終的には通院年数の勝負に……。
そんな中、あーちゃんがふとつぶやいた言葉に衝撃……。持病(糖尿病)のこと、忘れてしまった!?
このところ、日にちや時間の感覚がおかしくなってきているあーちゃん。メールをしても、ちゃんとした返信をくれることが少なくなっていました。あーちゃんの携帯をチェックすると、お友だちには空メールで返信していたので、ちゃんと返信できていないと指摘しますが「大丈夫!」となぜか自信満々……。お友だちを失ってしまうんじゃないかと、娘としては少し心配です。
そしていつものインスリン注射の日。この日は、病院でよく顔を合わせるおばあちゃんと健康自慢トークで盛り上がっていたあーちゃん。一応、会話が成り立っているかチェックする意味も込めて、私も話の輪の中に入りますが、糖尿病の病院に通っている年数まで張り合っていて、笑ってしまいました。
その日、あーちゃんが何げなく「先生が食事をもっと食べていいって言ったり、食べちゃダメって言ったりするから、どうしたらいいかわからない」と言っていて、自分の糖尿病の状態で食事も変えなくてはいけないということを忘れているようで、ビックリ……。糖尿病は長い付き合いですが、忘れてしまうのですね……。
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日にちと時間の感覚がおかしくなっていても、ちゃんと連絡が取れていれば心配はいりませんが、メールの返信が滞ってしまうことがあるのは心配ですね。そして、お友だちにはなぜか空メール……。そして、食事管理は糖尿病との兼ね合いもあるので、根本的な理解ができていないとなると、こちらもちょっと心配です。
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