廊下のない間取りで、LDKから全部屋につながる。
家づくりで大切なのは、部屋間の距離を近づけて移動の負担を減らすこと。廊下のない間取りをつくることで、部屋間の移動を軽減できます。
今回は、廊下のない平屋の間取りをご紹介!LDKから全部屋につながる住宅について解説します。
廊下のない間取りとは?
廊下のない間取りとは、室内における廊下スペースをなくして部屋間の距離を近づけた間取りのこと。廊下がない間取りは、長方形の土地よりも正方形の土地に適しています。
なぜ長方形よりも正方形のほうが適している?
長方形よりも正方形の土地のほうが適している理由は、細長い住宅の場合は部屋の端から端までの移動距離が長くなってしまうためです。正方形の土地であれば、各部屋の移動距離をある程度抑えられます。
廊下のない間取りのメリット・デメリット
廊下のない間取りにおけるメリット・デメリットをご紹介します。
廊下のない間取りのメリット
廊下のない間取りにおけるメリットは、廊下がない分、生活空間を広く確保できる点です。廊下はどうしてもデッドスペースとなってしまうため、廊下を極力減らす間取りにすることで十分に生活空間を確保できます。
また廊下をなくすことですべての部屋が廊下を介さずにつながるため、部屋間の移動距離が短くなります。
廊下のない間取りのデメリット
廊下のない間取りのデメリットは、生活音が漏れやすい・聞こえやすいことです。廊下がない場合、壁のみで隣室を仕切るため、どうしても生活音が漏れやすくなってしまいます。
廊下のない間取りの事例をご紹介!
LDKを起点に、すべての部屋へとつながる間取り。水回りのスペースには小さな廊下を設けることで、部屋間の移動距離を短くしつつ、プライバシーを保つ設計となっています。
このように、廊下のない間取りはプライバシーを確保する間取りの工夫も行うことが大切です。