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元Jリーガー森保翔平氏 一日警察署長に就任 闇バイトの危険性等訴え

タウンニュース

伊勢原駅で啓発物を配布(上)/委嘱式(下左)と、サッカー指導の様子

伊勢原警察署(滝口英仁署長)が年末年始特別警戒期間(12月15日〜1月3日)にあわせて16日、元プロサッカー選手で、現YouTuberとして活躍している森保翔平さん(33歳)を一日警察署長に迎え、特殊詐欺をはじめとした防犯意識の普及啓発を図るための街頭キャンペーンや、青少年の健全育成活動などを行った。

森保さんは元サッカー日本代表で、現在日本代表監督を務める森保一さんの長男。現役引退後の現在は、YouTubeチャンネルLISEMの運営に携わり、登録者数30万人を超えている。

伊勢原署によれば、森保さんとサンフレッチェ広島ジュニアユース時代のチームメイトであり、高校の同級生が伊勢原署に在籍していることから、一日署長の話がまとまったという。

この日は署長室で委嘱式を実施。滝口署長から委嘱状が手渡されると、「警察署長ははじめての経験。本当に自分で良いのかという感じ」と緊張した様子で話していた。

その後、伊勢原高校を訪問。サッカー部の練習に参加し、自身のボランチやサイドバックでの経験を実際のプレーで見せながら生徒に指導した。

森保さんは「日々の練習の一つひとつを真剣に意識して取り組むことが大切。それが試合の時に出る」と語り、練習後には闇バイトの危険性を訴え、「安易に手に入るお金はない。犯罪に手を染めてしまうので気を付けて」と呼びかけた。

指導を受けた同部の鈴木颯太部長(2年)は「貴重な時間を頂きありがたい。森保さんのサッカーに対する思いを聞けて、自分ももう一度頑張ろうという気持ちになった」と目を輝かせていた。

同日夕方には伊勢原駅前でパトカーや青色回転灯防犯パトロール車の出陣式に参加した森保さん。萩原鉄也市長や滝口署長をはじめ、警察関係団体の会員らとともに駅の利用者らに特殊詐欺防止チラシなどの啓発物品を配布し、一日警察署長の職務を全うした。

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