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【修行か?】かつや揚げ物4種の新商品「ねぎ塩カツ丼」を頼んだら…店員さんからの “隠れメッセージ” が怖すぎて震えた

ロケットニュース24

たとえどんなに蒸し暑くても、たとえどんなに食欲が落ちる季節でも、せっせと揚げ物まみれの新商品を繰り出してくるのが、俺たちの「かつや」という永遠の男子中学生である。

2025年6月20日より期間限定で販売が始まった『ねぎ塩カツ丼』は、暑いからさっぱりしたものを……などと言いながら、4種類の揚げ物をドカンと盛り付けた迫力満点の代物だ。矛盾の塊かよ。これぞ正しく「かつや」の真髄である。

・「かつや」新商品

今年発売された『牛・豚・鶏のトリプルカツ丼』や『豚DX丼』と比べると、かなりシンプルな印象の『ねぎ塩カツ丼』(税込946円)と『ねぎ塩カツ定食』(税込1056円)。

毎度おなじみのキャッチフレーズ(?)は “さっぱり&がっつりを叶えたい!” である。まさか「かつや」の口から “さっぱり” なんて言葉が飛び出すとは……。

学級会でブレイキングダウンが「みんな仲良く」と呼びかけているようなものではないか。お前が言うな。

果たして「かつや」のさっぱりとはどういったものなのか? 気になる答えが……

これだ!

・さっぱりとは

おそらくすべての “かつや者” がこう思ったに違いない。「いつものかつやだ」と──。たっぷりの青ねぎと玉ねぎ、特製塩ダレがかかってはいるものの、それだけではこの大量の揚げ物たちの侵攻を防ぎ切れないだろう。

ラインナップは鮭フライに……

海老フライ。

から揚げ。

そして鶏ささみ……!

せっかく鮭フライというヘルシーな変化球が投入されているにもかかわらず、このわがままボディ(鶏ささみ)のせいで、あたり一帯が揚げ物地獄と化してしまっている。

これまで何度も触れているが、華奢な女子のスニーカーくらいデカいぞ。

ただ、どの揚げ物も塩ダレとの相性は良好だ。ブラックペッパーが効いているのもいいし、そこに加わる玉ねぎのシャキシャキした食感も爽やかである。

大きな驚きこそないものの、誰にとってもハズレではない、安定感ある仕上がりと言えるだろう。しかし! やはり少々さっぱりに欠けるような気もするな。何かいい手はないものか? ソースをかけるのも違うしな……と、ここで。

ふと席に置かれたメニュー表が目に入った。

なんてことはない。どの席にも置いてあるものだ。しかし私は、そこで自分の『ねぎ塩カツ丼』に課された、あまりにも過酷な運命を知ることとなる。マ、マジかよ……ちょっと待ってくれ……!

レモンのってねぇ……!!

・まさかの不在

そう、どこを捜してもレモンが見つからないのである。向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに。

それは新メニュー初日ゆえの “あるある” 的なミスだったのか? いや、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ……。おそらくこれは、店員さんから私への隠れメッセージ……!

怖すぎて震えが止まらないが、つまりはこういうことだろう。

「この程度の暑さで、さっぱりしたいなど笑止! 甘えるな小僧。本当の地獄(夏)はこれからなのだ。今からレモンなんぞを頼っていたら、この先の戦場を生き残ることなどできぬ!!

いいか小僧、もっと強くなれ──」

て、店員さん……!

・要確認

“エクストリームかつや者” として、私は店員さんからの熱きメッセージを心に刻み込んだが、普通に入れ忘れた可能性も十分あるので、皆さんは最初に確認した方がいいだろう。

さっぱり&がっつりの『ねぎ塩カツ丼』を食べるか? それとも、さっぱりを封じた修練としての『ねぎ塩カツ丼』を食べるか? 我々の “かつや道” が今、試されている。

参考リンク:かつや
執筆:エクストリームかつや者:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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