パリパリのガレットをランチに、デザートはクレープが本場流!フランス料理を手軽に【メルシー食堂キャトル】ーー富山市まちなかフレンチ
フランス発祥の料理、ガレット。そば粉で作るクレープ状の生地にハムやチーズなど塩気のある食材や野菜を挟んで食べられ、小麦粉で作る一般的なクレープの元になったとも言われています。
フランス国内でも本場のブルターニュ地方では、カフェよりもガレットやクレープの専門店のほうが数が多く、食生活の一部になっているそう。
そんなガレットを本場さながらに味わえる店が、富山市のまちなかにあります。店の名前は「メルシー食堂キャトル」。日本ではまだまだ敷居が高いイメージがあるフランス料理をもっと気軽に食べてほしいという想いから、わかりやすく「食堂」と名付けました。
場所は、富山市のまちなか、西四十物町。
護国神社と西町とのちょうど中間あたり、平和通りとすずかけ通りの交差点からすぐのところにあります。
店の前には、フランスのタイヤメーカーの有名キャラ、ミシュランマン。グルメガイドブックでもおなじみの“ビブくん”がエプロンを着て出迎えてくれます。
テーブル席が4つとカウンター席が2席だけのこじんまりとした店内には、店主がフランスから持ち帰ったという雑貨や小物がたくさん飾られています。料理だけでなく、音楽や絵、雑貨など、フランスの文化を味わってほしいという想いが込められています。
ランチは地場産そば粉を使ったパリパリのガレット
もちもちのクレープをデザートに味わうのが本場流
「メルシー食堂キャトル」のランチは、ガレット、キッシュ、日替わりの3種類。
店のイチオシは、富山市山田地域のそば粉を使ったガレットです。生地に使われているのは、そば粉と水、塩のみとかなりシンプル。少しゆるめに作ったそば生地のようで、一般的な小麦粉のクレープ生地よりも粘りが強く、そばの風味もしっかり感じることができます。
生地を焼く鉄板は250℃。一般的なクレープよりも70~80℃ほど高い温度で焼き上げます。薄く広げた生地を高温で焼くことでパリパリとした食感をより強く楽しむことができます。
店主のオススメの食べ方は、生地の端から。パリパリをしっかり感じながら食べ進め、途中で卵の黄身をくずして絡めながら食べると、変化する食感も楽しめます。
具材は9種類から選べますが、生地と同じくどれもシンプル。その分、素材の味を楽しむことができます。
これからの暑い時期はさっぱりと食べられる、フレッシュトマトの入ったものがオススメなんだそう。
フランスでは、ガレットの後のデザートにクレープを食べるのが主流なんだとか。というわけで、「キャトル」でも3種類のランチにはどれでもプラス400円で小さめのクレープをつけることができます。
クレープの生地は、ガレットとはまた全然違って、もっちもち。主食とデザートでまったく異なる食感を楽しむことができます。
自家製のキャラメルソースは少し苦めで、甘いクレープ生地を引き立ててくれます。
ディナーでは前菜、メインにガレットのほか、甘いデザートガレットを楽しむこともできます。同じデザートでも、もちもちなクレープとはまた違った味わいで、フランス料理を本場さながらの気軽さで楽しめる食堂です。
店舗情報
【メルシー食堂キャトル】
電 話 076-411-8810
営 業 11:30~14:30(L.O. 14:00)
18:00~21:00(L.O. 20:00)
定休日 水曜
記事編集:nan-nan編集部