【全国高校総体②】サッカー ドリブルやパス、つないで勝ちに 三重高
今年度の全国高校総合体育大会(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」が、7月27日に開幕する。予選を突破して真夏の大舞台に臨む、伊賀地域各校やゆかりの選手たちに意気込みを聞いた。
【サッカー男子】7月27日から、福島県楢葉町・Jヴィレッジ他
男子サッカーで3年ぶり7回目のインターハイ出場を決めた三重高校(松阪市久保町)。約140人いる部員のうち、ベンチ入りできるのは20人のみ。ベンチ入りが予想される名張市立桔梗が丘中出身のMF森田直さん(3年)とMF大地山塁さん(同)、伊賀市立上野南中出身のDF福井涼晟さん(同)に意気込みを聞いた。
名張市出身の徳地俊彦監督の指導のもと、ドリブルやパスを丁寧につなぐサッカーが身上。県総体5試合のうち、準決勝の四日市中央工戦は、前半に先制されるも6分後に追いつき、PK戦は5‐4で辛勝。決勝の津工戦は1点を守り切った。
対人の強さが武器で、中盤で試合をコントロールする森田さんはチームの副主将。県総体では得点に絡む機会が少なかったが、「もっと攻撃参加し、自分の力が通じることを証明したい」と語る。県総体で出場機会を得られなかった大地山さんと福井さんも「流れを変えるプレーができるよう準備しておきたい」と話していた。
同高OBでもある徳地監督は「準々決勝以降、海星、四中工、津工といった強豪と連続で対戦したが、勢いを持って勝ち続けることができた。どんな相手でも、出るからには勝ちにいってほしい」、同じくOBで同市出身の本多航コーチも「自由度の高い攻撃を生かし、1つでも多く勝ち上がってくれたら」と期待を込めて話した。
サッカー男子は福島県の広野町サッカー場など6会場で行われ、同高は1回戦で、6月の東北大会を制した遠野(岩手)と対戦する。