【山北町】名称は「山北天空大橋」に 新東名・河内川のアーチ橋
山北町の河内川(山北町川西)に架かる新東名高速道路の長大アーチ橋の名称がこのほど一般公募で「山北天空大橋(やまきたてんくうおおはし)」に決定し、9月15日に橋脚を見上げる工事現場で名称発表式典が開かれた。
河内川に架かる橋は、橋長771m、橋脚の最大高さ88m、川面からの高さ125m、アーチスパン220mで、日本最大級のバランスドアーチ橋。国道246号を走っていると丹沢山地に突如現れる巨大構造物として、これまでもメディア等でたびたび話題となっている。
この日は工事関係者のほか、命名者、地元住民ら約60人が出席。クレーンで吊るされたくす玉を命名者5人で割ると、中から「山北天空大橋」の垂れ幕が現れた。
橋の名称は、2025年2月1日の山北町の町政70周年を記念して公募。中日本高速道路(株)によれば、1022件の応募があり、「山北天空大橋」は5人の応募があった。選考委員会での決め手は「山北」の地名が入り、今後、町のランドマークとなるのにふさわしいこと、「天空」という言葉がその見た目をうまく表現している点だったという。
NEXCO中日本秦野工事事務所の内田美範所長は「いい名前を付けて頂いた。引き続き、安全第一で工事を進めていきたい」、山北町の湯川裕司町長は「たくさんの応募をいただき、感謝とお礼を申し上げたい」と話した。新東名の全線開通は27年度の予定。