コラム【本州湾岸を反時計に一周】020 久慈駅〜八戸駅 青い森鉄道① 2024年8月25日
※2024年8月25日撮影
トップ画像は、JR久慈駅です。これから八戸線に乗ります。
久慈駅前の様子。気温33℃と暑い日が続いています。親子連れが水遊び。
※2024年8月25日撮影
13:03八戸行に乗って102分、14:45に八戸駅に到着しました。日曜日なのでお得な「青い森ワンデーパス」2,100円を購入。青森に向かいます。
※2024年8月25日撮影
青い森鉄道のサイトに以下の説明があります。
「青い森鉄道線は、青森-岩手県境に近い目時~青森間の121.9kmの路線で、27の駅があります。もとはJR東北本線で、東北新幹線の延伸とともに移管され、平成14年12月1日に目時~八戸間が、平成22年12月4日に八戸~青森間が開業しました。
路線の運営は「上下分離方式」を採用しています。「上下分離方式」とは、鉄道の車両 (「上」に該当する部分)を、第3セクターである青い森鉄道株式会社が保有して旅客の輸送を行い、鉄道のレール・駅舎・ホーム等の施設及び鉄道設備 (「下」に該当する部分)を青森県が保守管理する方式です。
青い森鉄道の旅客列車は、上下合わせて1日93本(令和6年3月16日ダイヤ改正)運行し、IGRいわて銀河鉄道線(盛岡~目時)、JR大湊線との直通運転も行っています」
駅名標。
※2024年8月25日撮影
各駅停車に乗りたかったのですが、次の青森行は、16:25までありません。八戸駅で便々と100分過ごすより、野辺地駅まで行って静かな駅で待っている方が良いと考えました。
15:14発の快速しもきたに乗ります。快速しもきたは、野辺地駅から非電化の大湊線に乗り入れるので気動車(JR東日本キハ100系200番台)です。
※2024年8月25日撮影
何度も乗っている車両ですが前面展望がとても見易いので助かります。
※2024年8月25日撮影
八戸駅を出発。複雑なポイントがあります。八戸線はこの先で右に離れていきます。
※2024年8月25日撮影
旅客の大動脈東北本線でしたが、現在では地域の足として日常を支えています。また、東北本線時代から変わらず貨物列車が運行され、全国の物流ネットワークを支えています。
東北新幹線が八戸駅まで開業した2002年(平成14年)盛岡駅~目時駅間(岩手県内)は、IGRいわて銀河鉄道、目時駅~八戸駅間(青森県内)は、青い森鉄道に経営移管されました。さらに東北新幹線が新青森まで延伸開業した2010年12月八戸駅~青森駅間も、青い森鉄道に経営移管されています。
高規格の電化線を気動車で進行するのも妙な気分です。
※2024年8月25日撮影
最初の陸奥市川駅です。快速運転なので停車しません。やはり各駅停車に乗れば良かったかな。
※2024年8月25日撮影
初めてトンネルがありました。
※2024年8月25日撮影
八戸駅から11.1kmで下田駅に停車します。
※2024年8月25日撮影
駅名標。
※2024年8月25日撮影
筆者は、東北本線だった時代から何度も通っていますが、流石に駅に降りたことはありません。
明治時代に開業した古い駅です。1980年代には特急「はつかり」が停車していました。東北新幹線の新青森開業で2010年12月に青い森鉄道に移管されました。下田駅は2023年から無人化されています。
この瀟洒な木造駅舎がとても気になります。降りて駅舎の写真が撮りたい!
※2024年8月25日撮影
隣の向山駅には入場無料のミュージアムがあって旧国鉄・JR時代の鉄道関連のものが展示されています。残念ながら快速列車は通過してしまいます。
下田駅を出ると奥入瀬川を渡ります。
※2024年8月25日撮影
キハ100系200番台は100km/h近い快速でビュンビュン走ります。
※2024年8月25日撮影
向山駅を通過します。
※2024年8月25日撮影
三沢駅に停車します。
※2024年8月25日撮影
東北本線時代からの長いホームがあります。奥に橋上駅舎が見えます。
※2024年8月25日撮影
列車が停まるのは橋上駅舎よりも先の部分です。
※2024年8月25日撮影
駅名標と名所案内。
※2024年8月25日撮影
1969年(昭和44年)筆者は中学2年生でした。何と言ってもアポロ11号の月着陸と夏の甲子園、三沢高校の太田幸司投手の記憶が鮮烈に残っています。
明治時代に開業した歴史のある駅です。そして現在は、青い森鉄道の駅長さんがいる駅。
筆者は、三沢駅から出ていた十和田観光電鉄に乗りに来る計画をたてていました。が、愚図愚図していたら2012年(平成24年)に廃止されてしまいました。有名な「とうてつ駅そば」も食べそこねました。返す返すも残念。JR岩泉線(2014年廃止)と並んで乗り損ねたことを今も悔やんでいます。
次回は、上北町駅にむかいます。
(文・写真) 住田至朗
※青い森鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。