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釣り具店に行くと様々なルアーが売っているが、その中でも難易度が高いと思われるのがバイブレーションルアーだ。しかし、バイブレーションルアーは、ターゲット、飛距離、釣果、全てにおいて釣り人を満足させてくれる万能ルアーのひとつだ。この記事ではそんなバイブレーションルアーの魅力についてあらためて紹介してみよう。

多魚種狙えるバイブレーション

シーバス、クロダイ、マゴチ、ボラ、ハゼ、カレイ、コトヒキなど近所の河川でもこれだけのターゲットがいる。その気になればバイブレーションルアーひとつあれば、ルアーフィッシングが成立すると言ってもいいくらいだ。

そして、小河川の陸っぱりならどんなターゲットでもそんなに重いものはいらない。5gから使っても12gの重さがあれば十分だ。

高活性期がメイン

ただし、どんな状況でも複数のターゲットを狙えるわけではない。あくまでも魚の活性の高い時期に限るが色々釣りたいなら、初夏～秋がおすすめだ。

また、寒い冬でもボトム（底）を狙うために使用したりすることもあるがこの釣りは難易度が上がるので少し慣れてから挑戦するといい。

使い方のコツと重さの選び方

では、ここからは具体的な使い方と使う重さについて筆者なりの考え方を解説しよう。まず使い方だが、そこまで難しく考える必要はない。「投げて巻くだけ」簡単に書くとそうなる。

しかし、それはあくまで基本であって狙う魚や季節によっても若干アレンジが必要だ。例えば、クロダイやシーバス狙いなら素早く巻いても釣れるが、マゴチやハゼを狙うなら巻いて途中で止めるといった釣り方が有効だ。

時間帯も昼間は早く夜はじっくり遅すぎるくらいの操作ができると釣果も違ってくる。

重さの選び方

次に重さだがこちらも基本は簡単だ。風が強い時やポイントが遠いなら少し重くし、魚の活性が低く自然と誘いたい場合や、近場をピンポイントで狙うなら軽くする。これでいい。

ただし、強風時はくれぐれもキャストに注意していつも以上に周りに気を配るのがマナーだ。

根掛かりという名の宿命

そして、最後は避けて通れない根掛かりについてだ。この釣りでルアーを無くさないで釣果を上げるのは難しい。もちろん上達すれば話しは違うが、始めたてはそれなりに無くすことも覚悟しておいた方がいい。

特に、障害物周りやどこに何が沈んでいるかわからないような河川で釣る場合は注意が必要だ。また、ボトム（底）を重点的に狙うとエイやコイなどが引っかかることも多い。いわゆるスレ掛かりだが、こうなると糸を切られたり最悪ルアーだけを持って行かれてしまう。

こればかりはなかなか回避できないが、もしもポイントでエイやコイが泳いでいる姿を見かけたらボトム狙いはなるべく避けた方がいい。

夏〜秋におすすめ

このように、リスクはあるものの手軽に色々狙えるバイブレーションルアーは面白い釣りができる優れものだ。これから夏～秋にかけては釣れる魚もぐっと増える。しっかりキャストを練習してバイブレーションフィッシングを楽しもう。

＜宮坂剛志／TSURINEWSライター＞