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虹ヶ丘小5年生 手作り野菜で地域交流 イベントで学習成果発表

タウンニュース

ナスの皮で染め物を試す児童たち

市立虹ヶ丘小学校(麻生区/井上恵子校長)の5年生21人は、自分たちで育てた野菜を使い、地域交流を図る取り組みを行っている。10月5日(土)に王禅寺ふるさと公園で行われる地域イベント「Vege&ArtFes(ベジフェス)」で学習の成果を発表するため役割分担し、準備に励む。

6月頃から総合の学習の中でナスやトマト、のらぼう菜の栽培を行ってきた5年生。学習を進める中で子どもたちから「野菜で地域を笑顔にしたい」という声が挙がり、「虹ヶ丘特産品輝け地域と虹の架け橋」とテーマを掲げ、実現に向けて動き出した。

近隣飲食店が協力

話し合いの中で、子どもたちは近隣の飲食店メニューの材料として使ってもらいたいと考えた。電話で直接相談した結果、「蕎膳樂」「林屋精肉店」「バウムドルフ」「元気食堂」の4店舗が協力を受け入れた。

子どもたちは育てたナスを提供するほか、各店の魅力や店主の思いを取材。今回の取り組みや、商品をPRするポスターを作成して贈るなど、交流を深めた。「蕎膳樂」の石川洋介さんは「地域を背負ってくれる頼もしい姿に泣きそうになった。ポスターを見たお客さんからも反響があり、ありがたかった」と笑顔を見せる。担任を務める土屋砂陽子教諭は「快く引き受けてくださり素敵な地域だと実感した。地域を大切にし、貢献したいという思いを育んでほしい」と願いを語る。

グループごとに準備

児童の取り組みが深まる中、土屋教諭の知人で「ベジフェス」の実行委員長を務める中村ふみよさんから、イベント参加への誘いがあった。さらなる活動の広がりや地域参画を目的に、イベント内で特別ブースを設け発表することになった。

子どもたちは現在、取り組みの周知や協力店舗を紹介する「チラシ」、取材した内容や野菜などのクイズを盛り込んだ「スライド」、育てた野菜の調理法を冊子にまとめた「レシピ」、当日行うワークショップに向けた「体験」―の4つのグループに分かれて準備を進めている。

9月13日の授業では各グループが作業を実施。体験グループの児童は、ナスの皮を使って染め物を体験し、色あいや手順を確かめた。女子児童は「ナスは食べるだけではなく、こういう使い方もできると知ってほしい」と話した。

イベント当日は発表のほか、のらぼう菜の苗の配布などを行う。土屋教諭は「一人一人が一生懸命動いている。この実体験を機に自分の頭で考え、行動を起こせるようになってほしい」と思いを語った。

児童の学習発表は午前10時から正午を予定。

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