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あの『たこ家道頓堀くくる』に「弁当」があるって知ってる? / 店舗超限定

ロケットニュース24

『たこ家道頓堀くくる』について、今さら説明するまでもないだろう。大阪はもちろん、北から南まで広く店舗展開している、たこ焼きチェーンだ。

故に慣れ親しんだ味、という人も多いに違いない。しかしながら実は「弁当」も販売していることについては、あまり知られていないように思う。

と言うのも、購入可能店舗がかなり限定されているからだ。「多幸重ね」と呼ばれる、くくる特製2段弁当の実態に迫りたい。

箱にはなんとおみくじがついているぞ

・こんなのあったんだ

『くくる』のたこ焼きは、外と中がフワッとしていて中には大きなタコが入っている点が特徴だと思っている。生地が優しい分、中のタコの食感と旨味をしっかり感じられて記者は好みだ。

たこ焼き以外にも明石焼きや焼きそばなどがあることは承知しているが、店へ行くと欲しくなるのは、やっぱりいつものあの味。メニュー表をロクに見ることもせず、たこ焼きを注文するのがいつもの流れだ。

その日は新大阪駅あたりで用事があり、ちょうど『くくる』の看板が目に入ったため、買って帰ろうと立ち寄った。すると、どことなく違和感が。

普段は、まともにメニュー表に目を通さない記者でもわかる。「多幸重ね」……こんなの、くくるにあったっけ?? 

もしかして期間限定商品なのだろうかと店員さんに尋ねると、新大阪駅(J新幹線改札内と改札外の2か所)でしか売られていないとのこと。つまりは店舗超限定の、レア商品と言えなくもない。

くくるに来たら、たこ焼きのみで満足する派の記者でも、これはスルー出来ない。くくるで見ないタイプの、お重のような容器に入った「多幸重ね(税込1740円)」を購入し急ぎ帰宅した。

・どちらも主役級

メニュー表に写真があったのでわかってはいたが、それでも蓋を開けた際にちょっと笑ってしまった。気持ちの良いほどに、炭水化物祭りだからだ。

まずひとつめの箱は、嬉しいことにたこ焼きが8つ入っている。そしてもう一つの箱には、たこ飯がびっしり。大阪の人はお好み焼きをおかずに白米を食べると聞くので、珍しいことではないのかもしれない。

何だか見ているだけで楽しくなってしまう弁当で「多幸重ね」というネーミングは、ぴったりだと感じた。はじめに、良く知るたこ焼きから食べてみよう。

相変わらずのフワフワ生地に、甘めのソースと大ぶりのタコがたまらない。くくるのたこ焼きは冷めても美味しいところがまた凄いよなあと、感動しながら噛みしめていると、あっという間に半分ほどなくなってしまった。

いけないいけない、おかずが先になくなってしまうと、次にたこ飯に箸を伸ばす。もちっとした黒紫米に、プリプリのタコがたっぷり。タコの出汁が染み出ているのか、噛めば噛むほど、旨味が口いっぱいに広がって最高だ。

あまりの美味しさに今度はたこ焼きの存在を忘れて、たこ飯ばかりを食べ続けてしまった。どちらも主役を張れる力を持っているため、交互に食べることがある意味難しい弁当であるかもしれない。

その実、たこ焼きとたこ飯の相性はとても良い。それは恐らくソースの力によるものと推察するが、たこ焼きをおかずにたこ飯がススムことは間違いない。

関西人ではない記者が、まさかそうした食べ方をする日が来るだなんて『多幸重ね』恐るべし。美味しい美味しいとモグモグしているうちに、あっという間に間食してしまった次第である。

繰り返すように、こちらの『多幸重ね』は新大阪駅にて販売中、新幹線に乗る直前または降りた直後に購入することができる。新大阪駅を利用する機会があれば、そのチャンスを逃すまじだ。ちなみに、新大阪の店舗では同商品が1番人気らしいぞ! 

参考リンク:たこ家道頓堀くくる
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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